お友達のご主人であるヴァイオリニストの方の体験談なのですが・・・・
彼がボストンに留学していた頃、とあるオーディションを受けることになったそうです。
当日の朝、伴奏を頼んでいたピアニストから
「熱が出たので、オーディションには行けないから。」
との一方的な電話が

困りましたが、どうしようもないので、オーディション先に電話をして事情を話すと、
「あぁ、いいよ、いいよ。うちの受付の子、ピアノが上手なんだよ。多分だいじょうぶだから、楽譜持っておいでね。」
との返事がかえってきたそうです。
会場に着き、受付の青年に楽譜を渡すと(曲名は忘れてしまいましたが、ブルッフの何かです
)、ぱらぱらと譜面をめくって
「大丈夫だと思う。」
と一言。
結局、一度の合わせも、練習も無しで、本番となったのですが、全く完璧な演奏で、いつも以上に気持ちよく弾けてしまったのだそう
そして、オーディションを受けたほとんど半分近くの人が、彼に初見で伴奏をしてもらっていたのだとか・・・
その彼は、現在ジュリアード音楽院の専属伴奏者・講師になっているそうです
すごいですね~~
「できる」のレベルが違います
普通の音大生が1曲を何ヶ月もかけて練習するところを、'初見’でなんでもなく弾けてしまうのですから
言葉にしてしまうと単純ですが、音楽家にとって必要な素養というものが、いろいろな面でずばぬけているんですよね
でも、本当にこういう人がいるんです
(実際に出会うと感動します
)
演奏家は一つの面だけ突出して優れているかのように思われがちですが、ちゃ~んと土台というものがあって、それらのバランスによって現在のスタイルが成り立っているふしがある・・・・
バランスのとり方って重要な気がします
彼がボストンに留学していた頃、とあるオーディションを受けることになったそうです。
当日の朝、伴奏を頼んでいたピアニストから
「熱が出たので、オーディションには行けないから。」
との一方的な電話が


困りましたが、どうしようもないので、オーディション先に電話をして事情を話すと、
「あぁ、いいよ、いいよ。うちの受付の子、ピアノが上手なんだよ。多分だいじょうぶだから、楽譜持っておいでね。」
との返事がかえってきたそうです。
会場に着き、受付の青年に楽譜を渡すと(曲名は忘れてしまいましたが、ブルッフの何かです

「大丈夫だと思う。」
と一言。
結局、一度の合わせも、練習も無しで、本番となったのですが、全く完璧な演奏で、いつも以上に気持ちよく弾けてしまったのだそう

そして、オーディションを受けたほとんど半分近くの人が、彼に初見で伴奏をしてもらっていたのだとか・・・

その彼は、現在ジュリアード音楽院の専属伴奏者・講師になっているそうです

すごいですね~~

「できる」のレベルが違います

普通の音大生が1曲を何ヶ月もかけて練習するところを、'初見’でなんでもなく弾けてしまうのですから

言葉にしてしまうと単純ですが、音楽家にとって必要な素養というものが、いろいろな面でずばぬけているんですよね

でも、本当にこういう人がいるんです

(実際に出会うと感動します

演奏家は一つの面だけ突出して優れているかのように思われがちですが、ちゃ~んと土台というものがあって、それらのバランスによって現在のスタイルが成り立っているふしがある・・・・
バランスのとり方って重要な気がします
