Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

戦いの相手

2007-09-03 20:38:39 | Weblog
時事ネタですが、世界陸上を見ていて思ったこと・・・

アスリートも演奏家も変わらないなぁ


男子100m


準決勝敗退となりましたが、朝原選手はすごくカッコよかったですね

日本ではトップクラスでも、'世界’では届かないメダルの領域。

「どうせ一位をとれないんだから、陸上なんてしなければいいのに。」というようなことを言える超現実派の方々には、この精神性が理解できないことでしょう

一位をとったゲイ選手も、世界記録保持者のパウエル選手も、決勝進出が目標の朝原選手も、なんら違いはありません。

彼らの戦いの相手は常に'自分’だからです。

金メダルをとったゲイ選手の次の目標は、世界記録更新ですし、記録保持者パウエル選手だって金メダルを奪還したい。
「2位でも、3位でも、十分すごいのに・・・」という言葉は通用しないと思います。

少しでも早い記録を出すために、35歳まで走り続けた朝原選手。


生活していくために、自分の限界を見極めることも大切ですが、努力して自分の考える'限界’を超えることって、ものすごい浪漫を感じませんか?


一度でもそういう体験をすると、その快感が病みつきとなって

「また頑張ろう

って思うようになるんですよね


私は自身を「音楽中毒」だと思っていますが、そんな生き方をけっこう気に入ってます

標的を外に作ることは、自己奮起の手段としては簡単ですが、本当の敵はいつも自分の中にあるはず

どうせ磨くのなら、外側よりも内側がいいですね

日々、精進あるのみです


※この記事を書いてる間に、世界陸上が終わってしまいました~~
土佐さんもカッコよかったですね~~