Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

大人になって・・

2007-09-14 15:18:42 | Weblog

子供の頃、練習=ピアノを弾く時間 でした。

ピアノの音が少しでも聞こえなくなると、「サボってるでしょ~!」と親に言われたりしたものです




最近になって感じることは、「ピアノを弾かない時間、いかにピアノに向き合うか・・・」ということ。



子供の頃のように時間を自由にできませんし、実際、長時間練習したからといって、上達の前に手を傷めてしまいます。


口で言うのは簡単ですが、ピアノを弾かずにピアノの練習をしようと思うと、なかなか簡単ではありません


私などは不器用なので、弾く以上に多くの時間をとられてしまうことになります。


何もしていない時(よくボーっとしていると言われますが・・・)、実は音楽のことを考えていて、頭の中は、曲全体の構想、弾き方の試行錯誤、楽譜に記載されている音符の一つ一つ、指番号の選択・・・など、いろいろなことがグルグルしています。
自分の頭の中で一曲演奏しようと思うと、かなりの神経を使うことになります


弾きながらこれらのことを同時進行で進めようと思うと、一日中ピアノの前から離れられなくなってしまうので、普段からどれだけイメージを明確に、曲のことを考えられるか・・・で練習の内容が変わります


先日、私の友人が、とあるピアニストの大先生から

「音楽を続けていけばいくほど孤独になっていくわね。」

と言われたそうです。


なかなか奥の深い言葉だなぁ・・・と感心してしまいました