子供の頃、練習=ピアノを弾く時間 でした。
ピアノの音が少しでも聞こえなくなると、「サボってるでしょ~!」と親に言われたりしたものです
最近になって感じることは、「ピアノを弾かない時間、いかにピアノに向き合うか・・・」ということ。
子供の頃のように時間を自由にできませんし、実際、長時間練習したからといって、上達の前に手を傷めてしまいます。
口で言うのは簡単ですが、ピアノを弾かずにピアノの練習をしようと思うと、なかなか簡単ではありません
私などは不器用なので、弾く以上に多くの時間をとられてしまうことになります。
何もしていない時(よくボーっとしていると言われますが・・・)、実は音楽のことを考えていて、頭の中は、曲全体の構想、弾き方の試行錯誤、楽譜に記載されている音符の一つ一つ、指番号の選択・・・など、いろいろなことがグルグルしています。
自分の頭の中で一曲演奏しようと思うと、かなりの神経を使うことになります
弾きながらこれらのことを同時進行で進めようと思うと、一日中ピアノの前から離れられなくなってしまうので、普段からどれだけイメージを明確に、曲のことを考えられるか・・・で練習の内容が変わります
先日、私の友人が、とあるピアニストの大先生から
「音楽を続けていけばいくほど孤独になっていくわね。」
と言われたそうです。
なかなか奥の深い言葉だなぁ・・・と感心してしまいました