こちらはファジル・サイの演奏会。
ベートーヴェンの皇帝の他、ファジル・サイ作曲の交響曲を演奏するということで(バスリコーダーやバスフルート、テルミンなどの珍しい楽器の演奏も楽しみ)行ってきました。
ファジル・サイも、ソリストとして演奏する以外に作曲やアレンジをするタイプの音楽家。
ベートーヴェンの皇帝は、あー、やっぱり〜〜という感じの演奏なんですが、なんだろう…
とっても楽しそうに演奏するので、聴いてる方も嫌じゃない(笑)
ファジル・サイの交響曲はとっても面白かったし、素敵だった!
私の師匠、本荘玲子先生がいつも言っていました。
あんたがいくらこだわったって、お客に伝わらなかったら意味がないのよ。
客がいるんだったら、わかりやすく演奏しなさい。
自分が失敗したと思って泣いたって、お客が喜んでたらそれが一番なのよ。
いくら自分で今日はいい演奏をしたって喜んだって、客がつまらないって思ったら失敗よ。
音楽に謙虚であること、自分の音楽を持つこと、それが独りよがりにならないこと。
自分の演奏家としてのスタイルを改めて考える日になりました。