魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

「これから実家に電話するからな」

2011-10-10 17:28:26 | 夫のこと

携帯に電話してきた、夫の第一声がこれでした。

やっと姉の家に着いて、ほっとしてきょうだいが迎えてくれたとき、夫の帰宅時間でした。

携帯に出たわたしに

「お前、どこにいるんだ?これからお前の実家に電話するからな」

夫はそう言いました。

わたしは娘を姉に抱いてもらい、別室に移動しました。

「書置き見たの?」

夫は見てない、今帰ってきたばかりだ、とのこと。

それ見てから電話してきて、と言いましたが夫は電話を切らず、

「お前がしてること、お義父さんたちに言うからな」

などとまくしたてました。

「両親に言うと大事になるよ、それこそ『帰って来い、離婚しろ』って言われるよ」

と強く出たら、やっと黙りました。

今は大事にしたくない、離れたほうがいい、そう思ったから出て行った。

時間をおいて考えたい。だからしばらくそっとしておいてほしい、そう言いました。

夫は

「いいか、休みになったら迎えに行くからな、りお渡せよ」

と捨て台詞を吐いて電話を切りました。

暗い顔をして戻ったわたしに

「どうした?大丈夫?」

と声をかけてくれた姉の、携帯がすぐに鳴りました。

夫からでした。

姉はまた別室に行き、応対してくれました。

「まあ、今子供が小さくて大変な時だから、ちょっと離れて冷静になって・・・」

「わたしも子供小さいとき、主人としょっちゅう喧嘩してましたよ~」

なんてなだめる声が聞こえました。

姉はいつも主人を責めたりしません。めったに人に対して怒ることはない人です。

でも夫は姉を怒らせたことがありました。

わたしが出産た日の深夜の電話、早朝から病室に来たこと、それにまいって姉にわたしが泣いて電話して、夫に来るのをやめてくれと言ってほしいと頼んで、姉が電話したのです。

でも夫はやめませんでした。

姉に「わかりました」と言って、すぐその日の昼も夜も来たのです。

それで姉が切れて夫に電話したことがありましたね・・・姉を良く知る、わたしの以前勤めていた会社の社長が「え?切れたの?めずらしい・・・よっぽどだね、だんな」と驚いていましたっけ。

上手く姉に慰められたようです。

「あんたも大変だね~

と姉が出てきました。

「あんなことして、出て行かないと思っているのか?」

とわたしは思いました。相当甘く見られているのでしょうか。

 

こうして書いてきていると、「ほんとにひどいな~」って思います。

今、夫は大人しく、休みになると娘が好きなバスや電車に乗せて、連れ出してわたしに時間を作ってくれます。

でも、3人一緒では出かけないのです。

一緒にいるとイライラするから、それがよく分かってるんでしょう。

 

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