魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

エピソード2・DV相談に行ってみた。

2013-08-11 16:36:56 | 夫のこと

面接の前に、市の無料DV相談に行って見ました。

もう、シュウカツもそうなんですが、とにかく動かないと欝っぽくなって、どんどん動けなくなって、夫にまた怒鳴られて・・・

それが怖くて、とにかく動けるうちに動かなくちゃ、と。

すぐ面接の時間だったので、スーツを着て行きました。

冷房の効いた部屋に通されて、中年のふくよかな女性と話を始めました。

「ここで話したことは一切他に出ることはありません。ここだけの話です。」

と前置きをはなしてくれて。守秘義務ですね、カウンセラーの。

わたしは思いつくままに話しました。

暴力の程度、そこにいたる経緯・・・。

結婚前におかしいな?と思ったこと。

最初に手が出たこと。

おかしい、なんかおかしい、と思い続けて、もしかしてアスペルガーなのかもしれないと疑問に思ったこと。

夫の特徴を話すと「うーん、アスペルガーの特性がありますね」と。

ざっと何があったか、日付と出来事をメモしてきたのですが、まあよくこんなにあったなあ・・・

という奇行が次々と出てきますね。

出産手伝いに来た母をうちに泊めない、授乳中の娘を奪って部屋に篭城、娘の髪をいきなり切ってしまう、

ものを落とすと検証する、ひとより車が大事・・・などなど。

カウンセラーの方はうなずき、繰り返し、話を聴いてくれます。

最近の「履歴書を書いてみて」と言ったら「じゃあ働かなくてもいいよ」というくだりで初めて

「自分の都合でやれと言ったり、やらなくていいと言ったり、矛盾ですね」

と言われました。

本当に、そう。

ずるいなあって思う。

話しているうちにこう思ってきた。

「もしわたしがこれで働いてなんとかしても、夫は変わらないだろう。

これからもそれがずっと続くのだろう」

と明確に分かりました。

「殴られたあとに『暴力を誘うのが上手いよね』って言われました」

と言ったら

「それは違いますよどんなことをしたって、暴力を振るわれるようなことなないんですよ

と強く言われました。

そう、だから戦争はいけないのだ・・・なんて涙が流れる頭でぼうっと考えてました。

「義母はアバラにひびが入るほどの暴力を受けても離婚しないでいるし、もっとひどい暴力を受けている人もいるし。

夫は『自分にたて突くからだ』って言うので、私が悪いのかもしれません。私も完璧な人間じゃないから」

と言ったら

「それが洗脳なんです。暴力を振るう人間は、『自分は悪くない、怒らせるお前が悪い』と言うんです。典型的です。

いいですか、あなたは悪くない。暴力を振るわれるような悪いことはしてないんです。それだけは分かってください」

と言われました。

「光が・・・見えないんです。頑張っても頑張っても、光が見えないんです」

と私は泣いてしまった。

「仕事さえ決まれば、何か突破口になるかもしれない・・・夫も働けば文句を言わなくなるだろうし。

とにかく今は仕事を決めたいんです。」

と言ったら

「今は頑張って頑張って、ちょっと疲れているように見える。心療内科でカウンセリングを受けてみては?」

とアドバイスされました。

そして、暴力を振るわれたときは警察に連絡すること。

なにかあったら逃げること。

私は、いつも8月は何かあるので、怖くなっているのです。

一度だけでなく、何度もあったわけだから、またあるかもしれない。

エスカレートするかもしれない。

そしてわたしの中の気持ちが、夫が憎い、帰ってこなければいいのに、というマイナスの感情があふれて来ている。

自分が変わっていくのも怖い。

追い詰められていました。

早く、姉のところへ、両親の元へ行きたい。

「久しぶりの里帰りをして、ご両親にも話してきたら良いのではないかな。

充分あなたは頑張ったのだから、ちょっとゆっくりしていらっしゃい」

カウンセラーの方はそう優しく言ってくれました。

話し始めて、3時間近くたっていました。

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