4月は休講だったが、
5月の本日、2023年度の1回目の勉強会がありました。
《遺伝学》なんて難しそうな話ですが、
《身近な遺伝学の話》のタイトルに《身近な‣・》が
付いているので、勉強会の仲間入りをしました。
本日の話題のひとつに、ベートーベンのことがありました。
以下、本日教わったことです。
【ベートーベンは肝臓病になりやすい体質で、B型肝炎に感染していた】
ベートーベンは1827年3月26日、ウィーンで56歳の若さで
亡くなった。9曲の交響曲、5曲のピアノ協奏曲、1曲のバイオリン
協奏曲、32曲のソナタによって、世界最高の作曲家のひとりと
なりました。
作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベンの毛髪をゲノム解析した
結果を、このほど英国などの国際研究チームが発表した。
研究結果では、ベートーベンは死の1ヶ月前にB型肝炎に
感染しており、遺伝的に肝臓病になりやすい体質だった。
今回の分析では、ベートーベンの生涯における最大の謎のひとつである
「なぜ若くして耳が聞こえなくなったのか」という疑問は解明できなかった。
ベートーベンの手紙によると、難聴は20代前半に始まり、
症状は悪化する一方だったという。
難聴は胃腸障害や頭痛とともに始まったと言うが、
その関連性は推測にすぎないと医師は指摘している。
ちなみに
難聴の原因:遺伝性・後天性
*先天性難聴の原因の半分は遺伝性
*後天性の難聴の原因にはストレプトマイシンなどの
薬剤などが知られている。
ベートーベンに関連するさまざまな個人と公的なコレクションから
毛髪を取り寄せました。
英国、欧州、米国から計8つの毛髪サンプルを入手して分析しました。
そして、死因は、
彼が残した手紙や医師からの手紙によって、
アルコール依存症による肝硬変であるとの結論に達しました。
以上です。
死後200年後、
毛髪で死因をあばかれるのも、なんだかねぇ・・・・
ちなみに毛髪も毛根が残っていれば、調べやすいらしいです。
また、次回の勉強会も楽しみです。