2月8日(日)のち
日本人形を一つ処分した。
結婚の祝いにと、いとこから貰った日本人形。
そのいとこの趣味もあってか?
なぜか、芸者さんのしなをつくった姿かたち。
立てかけた三味線に左手を添えて
しなやかな右手の指先を頬にあてている姿。
もうとっくに賞味期限が過ぎている。
黒髪が赤茶けて、着物の裾が色褪せてきた。
長年、我が家の部屋を飾ってくれた人形だ。
もうそろそろ定年退職の時期になったのではないかいな?
いつまでも色香は保てないぞよ。
「お疲れ様でした ありがとうございました」
さびしさもありません。
むしろ、お疲れ様とサッパリした気持ちです。