あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

二つの書店

2021年06月23日 | 

いま読んでいる本に、気になる部分があります。

あくまでも本からの受け売りですが、

興味があっておもしろい部分なので、ここに書きます。

 

1915-51年 「本の友の家」という書店がありました。

アドリエンヌ・モニエという女性が経営していました。

 

パリのオデオン通りをはさんだ近所に、

1919-41年 「シェイクスピア書店」という書店があって、

シルヴィア・ビーチという女性が経営していました。

 

これらは、書店兼貸本屋のていをとっていました。

「読書室」は、店内に読書空間を設けて、

そこで読むことを基本にしていたようです。

貸し出しはオプションであったため、

「読書室」とよばれていたのですね。

 

ここには小説家・詩人など多数の若い作家たちが常連でした。

シカゴ生まれのヘミングウェイもパリに移り住んでいて、

足しげく「シェイクスピア書店」に通っていたのです。

 

当時、お金の無かったヘミングウェイは、

入会金はいつでもお金があるときに払ってくれればいいと

店主から言われて、その場で貸し出しカードを作ってもらったのです。

 

そのようにして、

これらの二人の女性経営者は、多くの作家たちの本を出版するにあたり

力添えをして、後押しをしたそうです。

 

    

ヘミングウェイの『移動祝祭日』にその様子が書かれているとのこと

読んでみたくなりました

 

 

 

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