あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

子どもの生活体験

2024年01月19日 | 

今、面白い本を読んでいます。

以下抜粋します。

 

 人間の意識は、意識できているのは1割未満で9割は無意識だと

言われています。

 この9割の無意識の経験が基盤になって、我々が何か判断しなければ

ならない時には、瞬時に過去の経験に照らし合わせながら判断を

下している。

 それはいわゆる「感」とか「第六感」と呼ばれているものであり、

「第六感」が働く人は無意識にではあるが、何となく判断が正しい

場合の人も少なくない。

 この場合に、過去の経験が多い人ほど、無意識にその多くの経験を

確率的に導き出している場合が多い。

 第六感は六番目の感覚であるが、五感としての視覚・聴覚・臭覚・

味覚・触覚の五つの感覚が発達しているほど、第六感も発達する。

 

すなわち、人間は無意識に過去の経験に基づいており、判断の下と

なる経験が多いほうが第六感も多くなる。

 想像力は、頭の中ではどのようにも展開できるが、空想的な想像では

なく、現実的な想像力を働かせるためには、見たり聞いたりするなどの

現実の五感を使った経験があるほど、無意識のうちにその五感を

使った判断力や行動力も高まっていく。

 

したがって子どもたちには、地域の自然体験・生活体験・社会体験など

五感を使う機会を多くするほど、現実的な創造力や判断力などが

高まり、長期的な発達を促していく。

 これらは学力のように直接的に得点で表せるわけではないが、

無意識の中で高まる潜在的な能力である。

 

 

以上『子どもの地域生活と生活体験活動』を参照しました。

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