大正時代に大活躍(?)した、盗っ人の「目細の安吉」一家、
そこに小僧として弟子入りした松蔵が、現代になって昔の出来
事を留置場で同部屋に入ってきた犯罪者、または警官に話を聞
かせる、といったシリーズで、前作の「闇の花道」では、見事
に泣かされてしまいました。
目細の安吉親分の弟子、松の兄貴分、姐貴分には、英治、寅、
常、おこん、と4人いて、この人たちがまたカッコイイ。
シリーズ2巻になって、安吉含め5人のバックグラウンドが
明らかになってきて(全部ではありませんが)、そして今作
でも、ビッグゲストが登場します。
新年、寅兄ィは松を連れて初詣でに。そこで大道芸を見て
いると、江戸時代の格好そのままの老人がやってきて、見事
な居合抜きを披露します。
そのまま寅は博奕へ出かけます。するとそこに、先程の老人
がいて、老人はすごいツキで勝ち続けています。
翌日、安吉の家に、その老人が訪ねてきます。玄関先で仁義
を切り、「遠州の政五郎」と名乗ります。
なんと、死んだといわれていた清水の次郎長の子分、小政だ
ったのです・・・
その他、安吉が警察と手を組む・・・?の「目細の安吉」、
常次郎が見事な詐欺を披露する「百面相の恋」、おこんが
軍人に一目惚れされる「花と錨」、英治が登場する「黄不動
見参」、松が吉原で”筆おろし”をする「星の契り」、そして
最終話「春のかたみに」では、松を盗っ人一家に売った父親
が死んで、母を見殺しに、姉を吉原に売り飛ばした父を許せ
ずに、葬式に出ようとしない松を安吉親分が怒って破門させ
られそうに・・・
今の腐った時代より昔が良かった的な単純な話ではなく、
日本人が置き忘れてきた大事な何かを教えてくれます。
そこに小僧として弟子入りした松蔵が、現代になって昔の出来
事を留置場で同部屋に入ってきた犯罪者、または警官に話を聞
かせる、といったシリーズで、前作の「闇の花道」では、見事
に泣かされてしまいました。
目細の安吉親分の弟子、松の兄貴分、姐貴分には、英治、寅、
常、おこん、と4人いて、この人たちがまたカッコイイ。
シリーズ2巻になって、安吉含め5人のバックグラウンドが
明らかになってきて(全部ではありませんが)、そして今作
でも、ビッグゲストが登場します。
新年、寅兄ィは松を連れて初詣でに。そこで大道芸を見て
いると、江戸時代の格好そのままの老人がやってきて、見事
な居合抜きを披露します。
そのまま寅は博奕へ出かけます。するとそこに、先程の老人
がいて、老人はすごいツキで勝ち続けています。
翌日、安吉の家に、その老人が訪ねてきます。玄関先で仁義
を切り、「遠州の政五郎」と名乗ります。
なんと、死んだといわれていた清水の次郎長の子分、小政だ
ったのです・・・
その他、安吉が警察と手を組む・・・?の「目細の安吉」、
常次郎が見事な詐欺を披露する「百面相の恋」、おこんが
軍人に一目惚れされる「花と錨」、英治が登場する「黄不動
見参」、松が吉原で”筆おろし”をする「星の契り」、そして
最終話「春のかたみに」では、松を盗っ人一家に売った父親
が死んで、母を見殺しに、姉を吉原に売り飛ばした父を許せ
ずに、葬式に出ようとしない松を安吉親分が怒って破門させ
られそうに・・・
今の腐った時代より昔が良かった的な単純な話ではなく、
日本人が置き忘れてきた大事な何かを教えてくれます。