路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

他人ん家の庭

2009-04-07 | ★ほんの日常

他人様のお家なんだけれど

たいそう綺麗なお庭をみると

いつも羨ましく思うものだ。




以前、気の合う男友達に

「もしも、人間以外に生まれ変われるとしたら何になりたい?」

と、聞かれた事がある。



彼は、「バッタ」になりたいと応えたので、

私は、「マリモ」と応えた。

『緑』繋がりのつもりでおどけて応えて

二人、顔を見合わせ笑った記憶がある。

彼は営業職で、かなり人と関わるのに疲れていた様子だ。

「どうせなら、もう人とは関わらない生き物になりたい。」

と話してくれた。



私は、

「いっそ瓶の大きさまで肥大してみたり、

 気が向いたらちょっと浮いてみたりして

 飼ってる人を驚かしてやりたい。」

とか、くだらない事を言って笑っていた気がする。




しかしこの質問、相手から聞かれたものだが

意外と相手のモチベーションを探る力があると思い、

知り合った男性には大抵聞く様にしている。



「猫になりたい。」と応える男性は要注意だ。

「だって働かなくても飼い主に養ってもらえるし、

 一日中寝て、気が向いたら遊べばいいしね。」

運良く直ぐに飼われる位可愛い猫か

もしくは、

可愛くなくても愛される猫になれれば良いが…

路地で出会う猫達を見ていると

そんな気持ちにはなれない。

猫の社会は結構厳しいと思うのだ。

人の社会と同じ位、もしくはそれ以上に。





そう、他人ん家の庭はたいそう綺麗に見える。



こんな庭には

きっと、猫が良く似合う。




だからもう少し

面倒だけれど、

私は「人」でいようと思います。












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コメント (4)
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