以前、セカンド・オピニオンから
目薬で様子を見ていたのだが
目の結石をとろうと思い、早速眼科へ行って来た。
病院に着くと直ぐに診察室へ呼ばれた。
先ず点眼式の麻酔のような薬をして
診察台に横になると
ペロンと瞼をめくってピンセットのような針で
瞼の裏に付いた石を一つ一つとって行く。
手術自体はアっと言う間に終わったのだが、その後だ。
軟膏の様なドロッとしたものを瞼の内側に塗られたので
視界がモヤモヤするし、瞼の裏の粘膜がチクチクして痛かった。
薬局で目薬を貰って、外に出ると曇り空。
一応雨に備えて折畳み傘を持って来ていたのだが
皮膚に当たる雨を感じて、思わず傘を差した。
周りを見渡しても誰一人傘を差す人は居ない。
目の中のチクチクが、
どうやら皮膚に当たる雨の様に感じたようだ。
慌てて再び傘を閉じて歩きだした。
視界がモヤモヤしながら歩くのはかなり難しいが
ついでに買い物へ行く事にした。
いつもの『小豆』一家が住む路地を通ると
『米』が一目散に走って来る。

普段は路地を越えてお店の入口までは付いて来ないのだが
『小豆』まで合流してトコトコ付いて来てしまった。
店先で店頭のガチャポンの自販機の上に座って
ゴロゴロ言ってる猫をほって置く訳に行かず、
暫く撫でていると、お店に来た年配の男性が
不思議な光景を目にしたような顔をして
笑いながら私を見ていた。
このお店には良く飼い犬を連れて来ては
店先につないでいる姿は見掛けるが
猫を連れて来る人は余りいない。
目立ち過ぎていけないので結局
買い物を断念し、彼らをいつもの路地へ
送りに行く事にした…が、
いつまでも離れようとしない二匹の猫に
子供の頃、学校から泣いて帰った私に
当時飼っていた犬がとても優しかったのを思い出した。
猫たちは、
私が病院で虐められて帰って来たのだと思って
優しくしてくれたのかも知れない。
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昨日は21位
