それは、昼間。ブラっと散歩に出た時の事。
クリーニング屋さんの裏で
ばったり『白石さん』に会った。
フェンス越しの彼女は警戒しながらも
結構近くまで来てくれた。
挨拶代わりに、写真を2~3枚撮らせて貰った。
その日の夜、いつもの裏道を通って家に帰る途中
何匹かの猫と遭遇したが『白石さん』には会わなかった。
マンションの裏手の入口に差し掛かった時
白い影が動いて、私の前に躍り出た。
『白石さん』だ。
何処からつけて来ていたのか解からないが、
まるで白い刺客のように
危機迫る様子で
私を呼び止めようとしているようだった。
「ここは松の廊下か?私は吉良か?」
と、文句も言いたくもなるが、
夜道に足止めをくらうのは
かなりの確立で
この白い刺客(『白石さん』の事)が多い。
ここでも言うが、
『白石さん』は私に懐いてはいない。
決して触れさせる事を許さない高貴なお方だ。
でも、淡いエメラルド・グリーンの綺麗な瞳が
ブラックホールの宇宙で一杯になった彼女の瞳に抗える程、
私は強くはないのだ。
今宵も少しの間、
猫との付き合いを大切にしたいと願う限りである。
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のんち。さん、ご連絡ありがとうございます。
早速送らせて頂きました。