路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

墓荒し

2010-02-25 | ★ほんの日常

全く会う事も無くなっていた友人から
久々にメールが届いた。



何の用かと見てみると、
今、どんな暮らしをしているか?
というものだった。
別段恵まれている訳でも
儲かっている訳でもない私は
「大した事ないし、相変わらずだ」
とだけ応えておいた。



すると返信に
「先祖供養しない?」…と来た。
私の一番嫌いなパターンだ。



所謂、先祖の戒名をたどって家系図を作り、
改めて戒名を解く作業をすれば
貴方の人生が良い方向へ導かれるとか言う類のモノだ。



私は無宗教だし、神様なんて信じちゃいない。
馬の耳に念仏を唱えても
私の耳に念仏を唱えても
多分、同じ事だ。



今、人生が物凄い勢いで
悪い方、悪い方へと激動し、
にっちもさっちも行かなくなっている人に
私は言って置きたい。


それは、ほんの少しは貴方の性だとしても
不幸な貴方を作った先祖の戒名の性ではない。



「戒名を解いてやる」と友人を唆した悪質な業者は
「この鴨からどの位のお金が引き出せるか」という
『足元を見るものさし』を
欲しがっているに過ぎないからだ。



戒名ってのは付けるのにお金が必要で、
○○院とか
○○院殿(余程の事がないと付かないが)とか付くと
ン百万もする。
恐らく、貴方のバックボーンに
どの位お金があるか(出るか)の
簡単なものさしを作ろうって寸法だ。



不況になると
変てこな集団が増える。



個人情報がどうのとうるさい時代に
当の本人に、ホイホイと先祖の家系図を作らせ
お宝の在り処を探ろうなんて虫のいい話、
聞いた事が無い。(いや、ココにあるじゃないか)
まるで、
鴨に「ネギの栽培方法を出版しないか?」と持ち掛ける
鴨鍋屋みたいじゃないか。



そうじゃないなら、
そいつらは、ただの「墓荒し」だ。
私は決して喧嘩を売っているつもりはない。(売ってるかな?)
阿藤快さんじゃないけど、
「何だかなぁ~もう」って気分なのだ。




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コメント (2)
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