私は意外と、第一印象が当たる方だったりする。
直感に頼る事も多々あるけれど、
基準に出来る事がある…大まかに言えば、
「その人と新幹線で隣合わせに乗車したとして、
ある一定距離をご一緒して、不快感を感じなければ
概ね(自分にとって害の無い)良い人。」
…というモノだったりする。
何だそれは?と言われそうだが…
大概、他人と隣合わせに座り、時間が経てばトイレに立つ事もあるし
隣の人が出易いように足を除けてくれるかとか、
例えば、雨が降っていて濡れた傘を手に乗車した場合は
他人に傘が触れないように(さり気無い)気遣いが出来るか…
…色々「人となり」が解かるものだ。
これって、案外「面接の基準点」でもあるのかも知れない。
特に内勤となると、
まる一日一緒に居て一々不快感を感じていては
仕事に支障が出るものだ。
お陰で、面接のその日に「即日採用」のところ意外は
「まともな」会社が多かった気がする(その場で判断を迫られ、
こっちから断れなかったからだ)。
社内の人も、取引先の方も、無茶振りの嵐。
そこは、「傘かしげ」の出来ない人ばかりだった。
江戸時代にはさかんに使われたこの言葉。
今では、「傘をかしげて道を譲る行為そのもの」、
「行為を支える気持ち」が時と共に薄れて来ているのかも知れない。
だからって、
江戸時代から生き残っている人間なんて居る訳じゃなし、
トシだから出来る、若いから出来ないとかじゃない事も、多々ある。
まぁ、「傘かしげ」が出来ないんじゃなく
「企業かしげ」に忙しかったからだと解かっていたので
私は、ずぶ濡れで帰宅した次第です。
お後が宜しいようで。
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