路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

傘かしげ

2010-07-04 | ★ほんの日常

私は意外と、第一印象が当たる方だったりする。




直感に頼る事も多々あるけれど、

基準に出来る事がある…大まかに言えば、

「その人と新幹線で隣合わせに乗車したとして、

 ある一定距離をご一緒して、不快感を感じなければ

 概ね(自分にとって害の無い)良い人。」

…というモノだったりする。



何だそれは?と言われそうだが…

大概、他人と隣合わせに座り、時間が経てばトイレに立つ事もあるし

隣の人が出易いように足を除けてくれるかとか、

例えば、雨が降っていて濡れた傘を手に乗車した場合は

他人に傘が触れないように(さり気無い)気遣いが出来るか…

…色々「人となり」が解かるものだ。




これって、案外「面接の基準点」でもあるのかも知れない。

特に内勤となると、

まる一日一緒に居て一々不快感を感じていては

仕事に支障が出るものだ。




お陰で、面接のその日に「即日採用」のところ意外は

「まともな」会社が多かった気がする(その場で判断を迫られ、

こっちから断れなかったからだ)。

社内の人も、取引先の方も、無茶振りの嵐。

そこは、「傘かしげ」の出来ない人ばかりだった。





江戸時代にはさかんに使われたこの言葉。

今では、「傘をかしげて道を譲る行為そのもの」、

「行為を支える気持ち」が時と共に薄れて来ているのかも知れない。

だからって、

江戸時代から生き残っている人間なんて居る訳じゃなし、

トシだから出来る、若いから出来ないとかじゃない事も、多々ある。




まぁ、「傘かしげ」が出来ないんじゃなく

「企業かしげ」に忙しかったからだと解かっていたので

私は、ずぶ濡れで帰宅した次第です。




お後が宜しいようで。







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コメント (2)
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