100年以上前の小説とは思えないけれど。
「月と六ペンス」 サマセット・モーム著
衝撃的なミステリーでもなければ、恋愛小説でもなく、冒険小説でもないのに
何故か最後まで読者を惹き付けるこの作品。
あの有名なゴーギャンをモデルに書いたと言われているけれども
そもそも伝記でもなければ、実在しない天才画家の半生なのですが。
この天才画家の描いた絵が見たくなるのもまた、読後感。笑。
ロンドンの株式仲買人ストリックランドは40歳の時、仕事も家も妻子も捨てて
単身パリにおもむく…後に天才画家と評されるまでの壮絶で数奇な半生を
作家の目線で描いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/39/423b791a3bad9b9cf56e2c2b62b39cf6.jpg)
天才というのはこのようにして神(悪魔)に選ばれるものなのかも知れない。
「描かずにはいられない」
この衝動に身を預けた者にしか見えない風景。
私はどちらかというと、旅行が苦手なのですが
この本を読むと何だか旅も悪くはないものだと思えて来る。
「生まれる場所を間違えた人々がいる。彼らは生まれたところで暮らしてはいるが、
いつも見たことのない故郷を懐かしむ。生まれた土地にいながら異邦人なのだ。」
私も、いつか自分の故郷を探してみたい。
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