平成元年に産まれ、平成最期の日に亡くなった連続殺人鬼。
その素顔は不幸な境遇と大きな平成という時代の流れに揉まれて姿を変えていく…。
「Blue ブルー」 葉真中 顕 著
先日読んだ「絶叫」の作者の最新刊です。
平成という30年間の時代の中を駆け抜けた独りの青年の物語。
「絶叫」の時の衝撃とはまた違う面白さを感じました。
特に時代の大きな流れやその時流行った流行歌まで登場し、
何だか同じ物語を生きている気がします。
殺人は決して許される行為ではないけれど
そこにしか手を出すことが出来ない状況という意味では彼が生きている平成という時代は
ある意味戦時中とそう変わらないものだったのかもしれない。
生きて生きて生きて、生き抜いた30年。
平成最期の日にこの時代を違う角度から振り返るには良い作品だと思います。
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