『麦』と出会った公園に
中・高校生位の男子が一人、茶虎の子猫を見詰めて佇んでいた。
写真が撮りたくて声を掛けた。
が、その少年の猫かと思いきや、違った様子で
茶虎の子猫は一身に砂場で遊ぶ子供の姿を目で追っていて、
その姿をじっと見詰める男子。
猫も、私がじわじわ近付いても気にもしないので
ここぞとばかりに写真を撮らせて貰っていると
気持ちを許してくれたのか、子猫は少し遊んでくれた。
その姿を見て、男子も気持ちを許したのかは解からないが
「僕…将来は縁側で日向ぼっこしながら
三毛猫と柴犬を飼うのが夢なんです」
と、言った。
うら若き少年の夢にしては、
爺むさい夢(スイマセン)だなと思いながらも
「おや?良い夢だね。実現出来ると良いね」
などと、日和った意見を言ってしまった気がする。
数枚写真を撮らせて貰うと、男子と子猫に別れを告げて
公園を後にした。
実家に帰って母にその話をしたら、
公園で出会った男子は近所の病院の息子だと判明した。
「家が病院じゃ、犬も猫も飼えんけん
大きくなったら飼いたいと思ったんやろうね」
何でまた、通りすがりの私にそんな話をしたのか
解からなかったが、妙に可笑しかった。
「ほら、あの子はよく風呂敷をマント代わりにして
ヒーローごっこしとった子たい」
昔、ヒーローで悪と戦っていた少年は、
通りすがりのおばさん相手に公園で夢を語るのだ。
時の流れは恐ろしい。
昨日は53位
←夢を銜えた少年に、クリック一つ。
昨日は14位
←僕らの明るい未来に、クリックもう一つ。
夢の本気度が見て取れますねー。
地面に這いつくばった
後ろ足のペッタリ具合がたまりません!
で、これはフクちゃんですか?
あんまり可愛い後ろ姿だったので、ローアングルで。
撮ってる私もかなり這いつくばってました。笑。
是非とも夢を叶えて欲しいですね。