「24日夕方頃から50代女性が行方不明です…身長○○センチ・
体重○○キロ位…特徴…………見掛けた方はご連絡下さい」
その張り紙を見たのは11月の半ばを過ぎた頃。
ちょっと、ビックリして立ち止まった。
良く似た内容の迷い犬や迷い猫の張り紙は
スーパーや町の掲示板等で見掛けた事はあったが、
我が家のこんなに近所で「人」のモノもあったのだ。
しかも、掲示板等でなく、民家の壁に。
それがまた、一層不可思議な悲愴感をそそる。
良い大人で、幾ら土地勘がなくても
家には帰れるだろうに…って事は、病気か何かかも知れない。
モヤモヤとした想像が巡った。
犬や猫ならば、
「ちょっと人懐こいし、首輪もしてないし、うちの子になる?」
…とかなんとか…で、
他人の手に寄って連れ去られるケースも多い。
実家のご近所のおばちゃん家の『フク』ちゃんは
最近、そのケースで連れ去られたらしい。
公園でおばちゃんを待っている姿に出くわしたのを最期に
もう、会えなくなった。
娘さんの会社の人に押し付けられたとは聞いていたが
まんざらでもない様子で、
「うちに福が来るように『フク』ちゃんって付けたの」
と、おばちゃんは笑顔で言っていた。
昨年の年末、シェパードの『レナ』が虹の橋に旅立ってから
折角迎えた家族の席は、再び空席になったようだ。
公園には、色んな人が忘れて行った落し物がある。
中には落し物と捨てた物を勘違いをして、それを拾う人もいる。
でも、世間ではあちこちで
「幸福の捜索願い」が貼られたまま風化しているようだ。
探している誰かが居る事にも気付かずに
張り紙を素通りしてしまうからかも知れない。
昨日は43位
←メリー・クリスマス!!
昨日は18位
←誰かに幸せの、クリックもう一つ。
おばちゃんの立場だったら諦めきれないだろうな。
新しい環境で幸せに暮らしていると信じたいです。
野良猫と間違えられて連れ去られる一方、
外出自由な飼い猫ちゃんが複数の家に出入りして
それぞれのお家でうちの子だと思わていることも昔からあるようですね。
>外出自由な飼い猫ちゃんが複数の家に出入りして…
割と田舎町では(私の家の近くでは)結構そんな話は良く聞きます。
交通事故や病気の事を考えると完全室内飼いが理想といえばそうなんですが。