きっと明日は雨のち晴れ

六甲道診療所での仕事は忙しいけど、それなりに楽しい。ちょっとくじけそうなことがあっても、雨のち晴れです

こういう人生もあるんやなあ 

2022-12-27 21:27:32 | 悩み
死亡診断書を近所の開業医のところにとりにいったところ、死因の筆頭は「老衰」でまあ納得なんですが、あとに書かれた「期間」は「約10日間」とはなんとも短いですね、、、

2週間前の老人ホームの玄関先の「あおぞら面会」のときは、ちゃんとにこやかにしゃべっていたのですが、久しぶりに「息子」にあって、事切れたのか、そのあとから急降下でして、年内もって、年末年始の休みのときに亡くなった鹿の下のSさんみたいだったら、診療に穴開けなくてすんだのですが、まさかの急展開、、、たくさん往診の木曜日はこえてほしいと思いながらも、まあ、安定しているといえば安定しているし、ある程度長くお付き合いしている方々だとすれば、夏のコロナと同様、それ以上に事情は察してくれるんだなあと、、、あとで、、思ってしまいました
 PCRの箱詰め作業中に電話があったのが12時15分 これが死亡時刻になっていましたが、、、
もう清潔不潔ごちゃごちゃで電話にでて、、、師長さんらに、催促されるように「はよ、帰ったらな!!」というのに、背をおされて、
 じんちゃんの時には病院にいって、また神戸にもどって、いろんな準備をしにかえってくる、その「体力」がありましたが、なんとなく、自信がなくなってきて、往復せんでもいいだけの、準備を整えて出発したものだから、神戸をでたのが1時40分ごろ、老人ホームについたのは、3時10分。もう、きれいにととのえられていて、事前に連絡していた、実家の近くの、じいちゃんの時にもお世話になった、葬儀会社「神戸未来」という会場に「搬送」してもらっているうちに、先ほどの開業医の先生のとこに「診断書」とりにいったあとで、葬儀会場の控室でうちあわせ。
もう、近所の方には極力参列遠慮お願いしたいといってたら、担当のお姉さんも心得たもので、
最近はそんな形が多いですねということで、前にかいた「隣保長」さんとこにいったり、
30件ほどしかない「部落」のなかに、じいちゃんの姉妹が3件あって、
それぞれの関係があまりうまくいっていないのは子供心に感じていたことで、なんとなく察しながら、
その間で「外もの」として苦労してきたばあちゃんの死亡と葬儀への参列依頼に強弱をつけながら、
でも、時は12月22日「冬至」です。田舎の道には明かりがない、、眼の前が「漆黒」です。
スマホの明かりをつけながらそろりそりとすすまないと、
もちろん「ガードレール」ない道の横は用水路だったりするわけで、
「極寒」のこの夜におちてしまったら、通りがかる人もなく、凍え死ぬなあ???
 そんな真っ暗なご近所まわりして、なんとか、最低限の家族葬に近いものをめざしつつ、
お世話になった人には声をかけ、
告別式で、喪主の挨拶はさすがにアルコールははいっていませんでしたが、
「京都から淡路にきて、淡路病院で鍼灸師して、この土地にきて、
あの、とんでもなくめんどくさい父親と、ようやってこれたなあなんて、子供がいうことではないですが、
まあ、今のやすらかな表情をみれば、それでよかったのかも」というような、、、
こんなにスムーズにはいえなかったですが、つたないご挨拶で、
同じようにおやじの評価が厳しく、何かにつけて兄と比べられてしんどかったといつもいっている弟もあとで、
さんざんぼやいていましたな。

こんなめんどくさい家によくぞここまで、、、というしかありません。

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