酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

W杯の思い出:チケットが無い?

2014年05月22日 | サッカー

※この記事は2000年に執筆したものを転載しています。

W杯の思い出:そんな時代
の続き  <目次


 年が明けて1998年1月。一部の旅行社では早くもW杯観戦ツアーが売り出された。早々と近畿日本ツーリストに即日全額を振り込んだ。
 あとは6月開幕まで会社の仕事をいかにうまくスケジュールするかだ。
 でもまさか1月の雪降る寒い夜に上司を飲みに誘い日本酒を差し向けながら「えーっと6月に有休下さい」なんて相談が本気と取られるはずも無く、「わはは」の笑い声とともに「ほんと行くの?へぇー好きだねぇ」と90%ほど変人扱いモードで笑い飛ばされるだけだった。
 毎日毎週仕事しつつも、飲み会など機会をみては「フランス行ってくるわ」とジャブを出し、有休を無駄に消化せず病気もせず目立たず役立たずひたすら日々が流れ5月連休明けとなった。

 1998年は会社の収支決算が12月に変わった最初の年であり、その半期を締めくくる上期決算日は6月である。その上期決算に土日と有休で10日間も休むとなれば、いくらその話が毎回毎回飲み会の席上で語られていたとしても有形無形のプレッシャーがかかるようになってきた。
 しかし既に「1月にツアー代全額払っているのだ」という素晴らしい既成事実があるおかげで、それをキャンセルしてまで働けという話にならなかった。

 誰もがそうであるように旅のほとんどの楽しみは出発する前に集約されていて、あれだこれだと準備することが忙しくも楽しく、これから旅がはじまるのだという高揚感が日常の生活を楽しくする。それが待ち望んだW杯しかも日本代表VSアルゼンチンの初戦観戦となれば、出発直前まで続く仕事もなんのその。今ならなんでも言うこと聞いちゃう状態であった。

 そんな中、関空出発の2日前である6月10日午後6時過ぎ、もうタイムカードを押しちゃえばあとは完全ワールドカップ観戦モードになる寸前であった。当時の会社の休憩室で上司ともどもタバコをくゆらせていると、突然私の携帯電話が鳴った。

 携帯は母が家から連絡してきたものだった。
「あんたテレビ見た?チケットが無くってツアーが中止されるって言ってる」
「???」
 なんのことか理解できぬまま休憩室にあったテレビをつけると旅行会社の共同記者会見を放送している。チケットが無い?旅行は中止?我々も困惑している?...地方の弱小会社が発表しているのではない。日本旅行業協会の共同発表で、JTBから近ツリまでずらりと大手が並んでいる。理解できないまでも何かとてつもない事が起きたと感じた。
 上司の「ツアーが中止なら仕事できるね」という冗談ともとれない言葉を聞き流しつつ、急ぎ兄へ連絡を取り情報収集に努め湧き上がる怒りとぶつけ様の無い苛立ちを居酒屋のビールで流し込み、対策を考えるというよりは確実な話が出るまでグラスを重ね続けた。

※ワールドカップという大イベントで日本は丸ごと騙されたんですから、「こりゃ仕方ない、さすが世界的な詐欺はスケールが違うなぁ」などとは全く思いませんでした。それより、なぜ2日前までツアー客に一本の電話もせずいきなり「記者会見」で事実を知らせるのか、まったくの不意打ちでした。

 結局、この時点でツアーを申し込んだ近畿日本ツーリストは「全国で2700枚のうち55枚」しかチケットを確保できず、事実上ツアーの中止を発表した。他社も同様の状態で唯一JTBだけは「ツアー続行、ただし観戦できなければ代金全額返金」と発表し他社を後々の営業面でリードする対応を見せた。
 兄と相談しつつ色々な情報から私たちはツアー代金返してもらっても仕方ない、行っても観戦できないかもしれんが行かなきゃ絶対に観戦はできない!と判断して12日出発日に関空へ向かった。

6月12日 関空国際線待合室


 当日、関空では近ツリ大阪支店長をはじめ背広組が手に「承諾書」を持って待っていた。承諾書には「観戦ツアーは中止を了解し、手配旅行による観光ツアーで出発します」と記載されている。しかも口頭で「ツアーで行って試合を見れなければチケット代3万円を返金します」と言うではないか。35万円のツアーでフランスの田舎まで観光に行き、しかも観戦できなければ3万返して終わりにするっていう話にぶち切れ寸前ではあったがサインせねば出発させないと二者択一を迫られ、どうせそんなもの何の意味も無いわ!と無理に納得しサインした。
 なぜこんなことになったのか呆然としつつも、これからの旅はどうなるのか不安を抱えたまま飛行機は関空を飛び立ったのであった。


※近畿日本ツーリストが企画したW杯観戦ツアー。企画旅行で試合が観られないとなると旅行そのものが成立しなかったと成りかねないので、のちの訴訟まで考えた結果、「個人手配旅行」に切り替える承諾を取ったと思われる。当時の私達はその後の補償や法律的に云々というより、行かなければ絶対に観られないという一点にこだわった。

戻る 続く

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W杯の思い出:そんな時代

2014年05月21日 | サッカー

この記事は2000年に書いた、「極めて個人的な思い入れによる1998年フランスワールドカップ観戦記」をブログに転載したものです。
2014年ブラジルワールドカップを控え、もう一度思い出として、またプロバイダー変更など環境の変化で原稿を失わないようこちらに転載しています。
加えて、時代もだいぶ変ったので当時の背景を赤文字で追記しています。なお、本文は触っていません、執筆当時のままを残していますので誤字脱字、表現内容ともに不愉快な点がありましたらお許し下さい。




目次

(1)  W杯の思い出:そんな時代
(2)  W杯の思い出:チケットが無い?
(3)  W杯の思い出:26時間
(4)  W杯の思い出:近ツリのねらい
(5)  W杯の思い出:モンタバンの母娘
(6)  W杯の思い出:ダイヤルMを回せ
(7)  W杯の思い出:タイムリミット
(8)  W杯の思い出:現地対策本部
(9)  W杯の思い出:プラチナ
(10) W杯の思い出:ほんとの奇跡


 そもそもサッカーは「新聞片手にチャーハンを食べながらTV観戦する」には向いてない。あまり得点が入らない。ずーっと場面がつながっていて、どれがチャンスなのか、いったいピンチなのかピンとこない。時々、主審が笛を吹いて場面が止まるがどちらの反則か判らない。中盤から「もっと思いっきり蹴れ!」と思ってもチョコチョコと動いてストレスが溜まる。見てて判らないしめったにTV放送も無いし、世のお父さん連中は阪神か巨人だし、サッカーがこの日本で注目を浴びるなんて予想もできなかった。そんな時代であった。

※親戚一族を含め、誰もサッカーファンなんて居ない環境で、突如、兄と私が食い入るように深夜放送を観はじめたので両親はびっくりしたことでしょう。

当時、W杯深夜放送のTV画面を、写真に撮っていた。(これは74年西ドイツ大会か?)


 中学校に入学した私は2年上級に兄が居たこともあり、さしたる興味も無いがサッカー部に入部。素質もなけりゃ名門チームでも無いんだが1年も走り回ればルールと体力くらいは身に着いた。当時、サッカー番組はサンTVというローカル局が週1回「ワールドサッカー」というのを放送していて、解説は今のサッカー協会会長岡野俊一郎。中田英寿や城に名波と今やワールドワイドな日本人が珍しくなくなったが、当時はブンデスリーガー(西ドイツ)に奥寺康彦という選手が唯一活躍していて、出場試合が放送されるとテレビに噛り付いて見ていた。子供ながらに世界を舞台に日本人が活躍していると大和魂がうずいたもんだ。



※サンテレビ:関東地区では「三菱ダイヤモンドサッカー」と呼ばれていた番組を、UHF局の関西ローカルとして購入し放送していたもの。神戸には神戸製鋼という地場産業があり「三菱」という競合企業の冠を付けることができず単に「ワールドサッカー」として放送していたらしいが、その真偽は不明。
 前後半を2週間に分け、さらにCMを抜くと45分のゲームを25分くらいに編集して放送していた。「それでは来週の後半戦をお楽しみに」というフレーズがアタリマエだった時代。


※奥寺康彦(1952年生) 恐らく1FCケルンに在籍していた頃。1977-80所属。日本人初のプロ契約選手。
ヨハンクライフ(1947年生)・岡野俊一郎(1931年生)さんとか、元気にされてるんでしょうか。

クライフ ダイレクトボレーの瞬間。


 そんな1982年、スペインでワールドカップが開催されて、この模様はNHKが深夜早朝にかけて生放送していた。夕方から寝て深夜2時に起きて生放送を見て翌日は再放送で確認するという生活になった。そして4年後のメキシコ開催、さらに4年後の1990イタリア開催と、私にとってのワールドカップは「深夜に生放送を見て翌日は眠たい」(もう社会人だったし)4年に1度のイベントであった。
 出来れば時差の無い国で開催してもらいたいもんだと思ってたくらいだ。もちろん当時はJリーグも無く社会人リーグなんて放送も無いし興味もない。そんな時代を経て、日本代表チームは1994年W杯アメリカ開催に向けて静かに走り出していた。

 1990年代の日本サッカーはJリーグを基盤として順調に強くなっていた(らしい)。が、結局ワールドカップアジア予選では韓国に敗れ出場権を勝ち得た事が無い。昔からヨーロッパを中心とした近代サッカーを(サンテレビで)勉強し、4年ごとにW杯深夜生放送を見つづけてきた私にとって、韓国に必ず負けてアジア代表になれない日本はどちらかと言えば「見たくない」試合であった。
 が、勝ち馬に乗れ!ではないが、1994年アメリカW杯予選はどうやら日本が残りそうだと判ってきた。どうにもこうにも「あのW杯に出場できるのではないかだろうか?」と居ても立ってもいられない。「あのW杯」とは一般に言う「4年に1度のヤツだろ?」という意味だけでない。20年にわたり深夜放送で観戦しつづけたヤツだ。私にとって「あの日本代表がW杯に出られる」ではなく、日本代表が「あのW杯にやってくる」という感覚だ。
 
 この時の結果はご存知であろう。ラモス・ゴン・カズらを擁する日本代表は、最後の最後でドーハの悲劇を迎える。ロスタイムに同点ゴールを許しベンチに下がっていた中山が崩れ落ちるようにうずくまる。
 やはり日本はW杯に出場できなかった。この日、自宅には予選対戦国の縦横組み合わせ表が張ってあり、各チームが最終戦をどう終われば日本が出場権を得るかが塗りつぶしてあった。数十の組み合わせのうち、僅か数マスの、色が塗られてない枠に見事命中してしまった。やはりW杯は深夜放送で見るもので日本が出場するべき大会では無かったのだ。

※「縦横組み合わせ表」は、パソコン通信しかなかった時代に貴重な情報源となっていたniftyのFSoccer(サーカーフォーラム)からテキストベースで頂いた。

 それからの展開は4年を待たない。4年後のW杯開催はフランスに決まっていたが既に予選が始まっていたからだ。
 加茂監督率いる日本代表はアジア一次予選を大差でぶち破り二次予選へ進んでいた。会社員であった私は香港ラウンドまで行く気は無かったが、もう既にこの時には本戦出場が決まればフランスへ飛ぶ!と決めていた。ちまた日本代表が快勝を続けマスコミでも報道される中、会社ではネタを振り「やっぱりフランスへ行くかぁ」と予防線をはりつつ1997年二次予選を見守った。
 当然、楽勝とは思っていなかったがご存知のとおり加茂監督解任やら、国立競技場たまご事件など、W杯出場への道は険しく、こちらも疲労困憊、あきらめたり怒ったり宗教的になったりと意味不明。
 確かに日本代表がフランスへ行って欲しいと言う気持ちではあるが、「次のW杯開催は日韓共催」と決まっているだけに、なんとか自力でフランスへ行って欲しいというほうが強かった。(開催国は無条件出場)
頼む、W杯初出場が自国開催で実現だなんて勘弁してくれ!
 サポーターの祈りが通じたかドーハの悲劇になぞらえて11月16日ジョホールバルの奇跡と呼ばれたイラン戦で、Vゴールが決まり日本代表がついに悲願のW杯出場権を得た。
 この時はまだ、ジョホールバルが「奇跡」であって、その後私に訪れた困難と「奇跡」のストーリーは始まっていなかった。

※「ジョホールバルの奇跡」 野人こと岡野選手が再三のチャンスを外す中、しびれを切らせた中田英寿選手が自らシュートを放ち、キーパーが弾いたこぼれ球をようやく岡野が押し込んだ。当時は延長戦前後半ではなく追加点が決まった時点で「サヨナラ」のVゴール方式だった。 
Vゴールを決めた岡野選手は、「このまま負けたら日本に帰れない」と思っていたらしいが、一躍ヒーローとして帰国、その後2013年12月に引退するまで選手生命を永らえた。 

 続く

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長崎県大島トマト

2014年05月14日 | モバイル&PC&AV




当ブログへのアクセスログを見ていると、ここんとこ「大島トマト」なるキーワードが急上昇中。

はて、今シーズンはもう終わったのになぁと思ったら、どうやらTOKIOが出演する人気TV番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の次週予告に「出張DASH村 ~長崎県 大島トマト~」が上がってた。
放送予定日:2014年5月18日(日)19:00~
http://www.ntv.co.jp/dash//tetsuwan_new/html/index.html

この大島トマト、当ブログでは2009年よりちょこちょこと記事にしてきました。残念ながら2014年は未訪問の為、近況がどうなってるかは分かりません。

2012年までは「大島アイランドホテル長崎」として営業されてきたホテルが、2014シーズンには「オーリブベイホテル」に建て替わりました。ホテルから車で数分のところにトマト農園があります。
ホテルも農園も、島で最大の産業である「大島造船所」の関連施設です。
http://www.osy.co.jp/


<過去の様子>

大島トマト2013シーズン、そしてオリーブベイホテルが!
http://blog.goo.ne.jp/root66/e/7906e6b197bc2e4183197d20ef36b4b3

大島トマト2012シーズン
http://blog.goo.ne.jp/root66/e/1cdee450539191913d9829589f2a1456

大島トマト2011シーズン
http://blog.goo.ne.jp/root66/e/f6fdbbe6f546a72edcce0ce6cd0917e6

(2010年)
大島トマト成長記録(個人的に)
http://blog.goo.ne.jp/root66/e/37c40c88c098141c5dde363f1d8250ca

(2009年)
今年3度目の大島トマト
http://blog.goo.ne.jp/root66/e/bac095516cddce4160ef7a81510d1dc7

長崎県西海市大島 キッストマト
http://blog.goo.ne.jp/root66/e/17792af71e90f4cb1ddd5bacde82a2ac

プレミアムなトマト キッストマト
http://blog.goo.ne.jp/root66/e/71017a3775627c69f9ab3833e4c9d1a0

プレミアムトマト
http://blog.goo.ne.jp/root66/e/8e2420fb35fa6db31b40435d9d792278

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三瀬、ギャラリーカフェ「風の音」と、ドッグカフェMcafe M3

2014年05月11日 | その他



買出しを兼ねて三瀬ドライブ。

さて昼飯をどこの蕎麦にしようかと考え中、そうそう、思い出したのが新しくできた森の中のカフェ。
いつも水汲みに行く道中に、なにやらおしゃれな建物ができ庭を造成していたのを思い出しました。

gallary cafe 風の音(kazenone)」です。 (※南阿蘇のギャラリー風の音はこちら)

naono caffe 名尾のコーヒー?

まだ2月の寒い頃は庭を造成中だったのですが、整地も終わりたくさんの木々が植樹されていました。


店内に入ると、天井が高い!しっかりした梁を渡した吹き抜けになっており、天窓と庭先からの柔らかい陽射しが差し込みます。



店内には、人形や壷、花器などの陶芸品が飾られており、テーブルやソファもしっかりしたいいものが設えてありました。


ランチメニューは1つだけ、ほかにカフェとロールケーキなどがあるようです。
今日は昼ごはんがまだだったので、唯一のランチメニュー「アスパラとエビとハムのキッシュ」を頂きました。

注文を受けてから焼くキッシュ、時間はかかるけど生地がサクサク、そして中はクリーミー!
おからを使ったヘルシーなサラダ、スープはアサリとセロリ、そこにクルミぱんを浸して食べるとじんわりと味わうことができます。
小鉢にも手を抜かず、山芋を春キャベツで巻いたもの、鶏のボイルに梅味噌をきかせたフルーツソース添えなど、どれも美味しく頂きました。
日頃は、蕎麦、大盛りで。という昼食なんですけど、たまにはオシャレなランチもいいですね。
ランチ850円、ケーキセット600円というようなお値段でした。

物腰の柔らかいオーナーさん?の女性にお尋ねしたところ、以前から住んではいたのですが店はこの3月からオープンしたばかりとのこと。
営業日は金・土・日の11:00から日没まで。他に平日はイベントやギャラリーとしてオープンされていることもあるそうです。
三反田の交差点を右折、鳥羽院の水汲み場へ向かう県道沿いにあります。近くには鶏めしで有名な「名尾庵本店」があるので、遠方から来る方はまずそちらを目指すといいかもしれません。右折さえ間違わなければ、県道209号沿いなので見落とすことはありません。
私達にとっては、水汲みや三瀬ドライブの帰り道にちょうど良い場所なので、またカフェで利用してみたいと思います。

昼ごはんを頂いたら、次は水汲み。鳥羽院の水です。最近は訪れる方も増え2、3台待ちになることもしばしば。

しかしこちらの湧水は水量が豊富なのでそう待ち時間は長くありません。大量に汲まれていく方も合間をみて譲ってくださいます。あそこみたいなギスギスした水汲み場にならなよう、お互いがマナーを守り譲り合いで利用して欲しいですね。

さて次は定番の買出しを進めます。
ベルボアーズでパンを買い、イブスキでハムとソーセージ。今回、初めて「カスラーシンケン」というハムを買ってみました。さてお味はどうでしょう。

(イブスキのHPはこちら、右端の写真はパン屋さんのベルボワーズ

イブスキは、店の前のデッキも改装されイートインコーナーが充実していました。ビールが飲めたら、ガーリックパンにドイツの太いソーセージを挟んでガブリといきたいところですが。

さてビールの代わりにコーヒーをと、いつもの珈道庵へ向かいます。
と、ところが珈道庵へと続く道々に新しいカフェの看板がかかっているのを発見。経路は珈道庵と全く同じで、珈道庵の前を通り過ぎ100mほど登った先を左に急ターンしたところに新しいカフェ「Mcafe M3」がありました。

ドッグサロンとドッグランを併設したカフェ、真っ白な壁に真っ赤な扉が目をひきます。お尋ねしたところ、1週間前にオープンしたばかりで今はまだプレオープン状態だそうです。

この近辺では一番高い山の頂上にあり、空が広がり風が通り抜ける気持ちのいい空間です。周りには電柱も電線もないため、視界がとても広い。(電気は来てます、水は井戸を50m掘ったそうです)

オーナーさんは福岡からの移住者の方で、店の奥のドッグサロンで、お客さんの犬を預かりカットされていました。ドッグランは芝を張ったばかりなのでもう1ヶ月ほど様子をみて開放する予定だそうです。ただ中小型犬を対象としたドッグランを計画されているようでした。

メニューはプレオープンのメニューでしたが、カフェのほかパスタなどの軽食もできるようです。これから段々と充実させていくんでしょうね。
珈道庵も最近はいっぱいで・・・ということがあるので、すれ違いもできないような細道を延々と登ってきた限り、こちらもカフェの候補として利用できるのはありがたいです。

営業日、営業時間や電話番号などお聞きするのを忘れました、すいません。ネットでも検索できませんでした。とにかく三瀬の奥、山の一番上です(笑)珈道庵を目指していけば分かります。

今日の三瀬ドライブ、図らずも新規開店の2軒をお訪ねすることになりました。三瀬街道、もっともっと元気が出てくるといいですね。

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風の森、ワインリストと朝ごはん

2014年05月09日 | 旅行、蕎麦と温泉

風の森、バー「slow minutes」をゆっくり、の続き。



風の森は夕食、朝食ともにロビーに隣接する食事棟で頂きます。
客室と同じ数だけ7つの個室が用意されていました。

お品書き、飲む前から手がふるえメニューがぶれてしまいました(笑)


和食中心のコースになります。


前菜から始まり、メニューにない料理長からの1品を加え全部で10品いただきました。
写真でいうと、左上から小鉢の前菜、和牛の溶岩焼き、イトヨリの揚げびたし、近海のお刺身にアワビの赤ワイン蒸し、最後は筍ご飯に吸い物、デザートとなります。

一品ずつの量は少なめだったので酒飲みな二人にはちょうど良かったです。(デザートまで行くとさすがに満腹でしたが)
食事中に頂いたお酒はグラスワインと、辛口の日本酒「風の森」。奈良県のお酒ですが屋号が一緒なので採用されたのでしょうか。

後に続く酒飲み達のために、公式HPにも載っていないワインリストを掲載しておきます。

(クリックで拡大)

ワインはカルムブランコがボトルで3千円弱、グラスワインでの提供もあります。他にはモエやドンペリもありました。



朝食も同じ個室で。


チェックアウトが12時と遅めの設定なので、朝食も9時、9時半、10時とゆっくりと指定ができます。

前日、しっかり食べてしこたま飲んだ 翌朝、私達は9時半にお願いしておきました。
早朝から目が覚めるお年寄りには朝食時間が遅すぎるかもしれません。そういう人はセルフバーでコーヒーとスナックで我慢してください(笑)
私達は7時過ぎに起きて朝風呂、コーヒー、朝風呂と楽しんでからの朝食でちょうどいい感じ。

朝日が差し込む中庭を眺めながら優しい朝食を頂きます。


嬉野の温泉豆腐に、土鍋で炊いたごはん、おこげが香ばしい。
 

夜も朝も特別すばらしいという程ではありませんが、個室でゆっくり頂ける環境と美味しいワインで満足の二日間でした。

GWや年末年始はお値段も少し高くなりますが、それでも平日ならお一人22,050円と、大分や熊本の一流旅館からするとコストパフォーマンスに優れたお宿だと思います。
お風呂は露天が中心なので冬場は少し厳しいかな? また秋ぐちの平日に訪れてみたいと思います。






おまけ

お宿ではFONを利用した無料Wi-Fiが使えます。下り9Mbps、上り1Mbpsくらい出てました。
docomo(IIJmio)で、HighSpeedエリア、LTEは入らずでした。


旅行日:2014年5月6日

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風の森、バー「slow minutes」をゆっくり

2014年05月08日 | 旅行、蕎麦と温泉

風の森の離れ「風」に泊まる、の続き。



風の森には7つの離れに加え、新しく、バー「slow minutes」が建てられました。
滞在中いつでも利用することができます(15:00-24:00?ちょっと失念、朝は6:00-11:00)

夜はダウンライトに照らされたシックな雰囲気、昼は窓から差し込む日差しに導かれバーへとアプローチします。

まだ完成して間もないバーですが、新しい木の香りとセンスの良い調度品に期待感が溢れます。

天井も高く広いウッドデッキを従えたバーは開放感にあふれるステキな空間です。

もちろん宿泊者専用、7部屋最大14名だけの貸し切りバーですが、ここにはスタッフは常駐しておらず自分達で自由にドリンクを選ぶセルフバーになります。

暖炉を中心にまたこちらにも素敵なチェアが配置され、窓から新緑がのぞく落ち着いたフロアになっていました。
ここはテレビや時計もなく、ゆったりとした椅子に座ると「分という単位さえ静かにゆっくり流れる世界を創りたい」というオーナーのコンセプトがそっと伝わってきます。

セルフ方式のバーは、選んだドリンクをどこへでも自分が好きな椅子へと運んで楽しみます。コーヒーやソフトドリンクは無料、アルコールは有料になっていますがそれも市価と変らない値段で提供されていました。


国産ビールで300円、外国産ビールが500円から700円、ワインのミニボトルが900円からといった値段です。
サンドイッチなどの軽食などはありませんが、ドリンクの品揃えでいうと香港国際空港のVIPラウンジくらい用意されていました。

いろんなところに拘りながら、それでいて、いつでも気軽に利用できる大人のバーです。



夜になると計算された間接照明でステキ感がさらに増します。冬場には中央の暖炉に火が入り、いろいろと知ってる女子でもきっと大満足の雰囲気になると思いますよ。

夕食後に訪れたこの晩は最後まで誰にも会わずスローな雰囲気を楽しむことが出来ました。

部屋で二人っきりを過ごすもよし、またバーで「酒とバラの日々」を聞きながらグラスを重ねるのもよし、ゆったりとした時間を楽しむことができました。

次は、夜ごはんと朝ごはんを続けて紹介していきます。

旅行日:2014年5月5日

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風の森の離れ「風」に泊まる

2014年05月06日 | 旅行、蕎麦と温泉



奥武雄温泉「風の森」に行ってきました。
風の森は大人だけの宿、二人っきりで篭る温泉宿になります。山をまるごと一つ切り開き、露天風呂がついた7棟の離れが点在します。
お二人だけの貸し切り宿、年末年始や連休にはもう半年も前から予約で埋まってしまう人気の温泉です。


15時チェックインに合わせて到着。前日からの雨も上がり五月の新緑が美しく映えます。

玄関をくぐると正面にレセプション。

ボサノバがロビーに流れています。
駐車場から案内して頂いたスタッフの方からソファを勧めてもらい、そちらでチェックイン。

たくさんの椅子が館内いたるところに置かれていました。オーナーさんの趣味だそうで、有名デザイナーから作者不詳年代不詳のアンティークまで、ひとつひとつの個性が違うのに全体として調和が取れた素敵なロビーです。

こちらの宿は、客室は全て離れで7部屋、レセプションのあるロビー棟と併設された食事専用の個室、あと共用スペースは離れ近くに建つ「slow minutes」というセルフバーしかありません。
チェックインチェックアウトと食事以外は基本部屋に篭り切りとなりますのでレセプションから書籍やDVDを借りて部屋に持っていくこともできます。

私達はどんな映画が置いてあるのか分からなかったので自分で持ってきましたが、ざっとみたところではクラシックな名作を中心に30本くらいが準備されていました。もちろん中学生以下禁止の宿なのでアニメとかはありません(笑)

パラパラと洋書なぞをめくっていると部屋の準備ができたとのことで案内してもらいます。

移動は全てこちらのカートで送迎してもらいます。寒い季節にはビニールの仕切りが降ろされるようですし、ブランケットをひざ掛けに用意して頂けました。離れは坂道に沿って建てられているので、大人3人を乗せたカートはエンジンを吹かせながらぐいぐいと登っていきます。日頃ゴルフをしない妻はこのカートが気に入ったようです。

さて、部屋に到着しました。7つある内のひとつ「風」の離れです。


広いウッドデッキを備えた100平米ほどのコテージ風の離れです。
玄関を上がると目の前にデッキと、その中央に設えられた露天の温泉が見えます。温泉はこの他にシャワーを備えた内風呂がもうひとつ。

調度品はシンプル、壁もコンクリートを打ったままのデザイナーズホテルのようです。

デッキを中心にL字型に配置された部屋は3つ。1つがリビングとなる八畳ほどの和室です。

和室には、冷蔵庫、金庫、ポット、湯茶の用意、空気清浄機などがありました。

トイレと洗面台は一緒の部屋になります。

この左手から内風呂を通り抜け露天に出ることが出来ます。



寝室はキングサイズベッドがひとつ、間接照明でとてもおしゃれですね。


広い開放的なサッシ窓を開ければ寝室からも露天風呂に直接出られます。


肝心の温泉は入った瞬間から「ぬるっ」です。化粧水、いやローションのような肌触りでいつまでもつるっと感が残るとても良質な温泉でした。
ただ源泉の湯量が1分間に20リットルと少ないため掛け流しというわけには行きません。加温された循環式になりますが自分で源泉を追加したり水で埋めたりと調整は自由です。内風呂をやや熱め、露天はぬるめにして交互に入りました。

まだ風が吹くとやや寒い山の上でしたが、じっくりと浸かって湯上りにビールを飲む、最高です(笑)

続いては、セルフバー「slow minutes」を探索してみたいと思います。

旅行日:2014年5月5日

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八重山の宿えらび(市街地から米原海岸)

2014年05月04日 | 以前の八重山旅行


2014年夏の八重山旅行にあわせ、過去泊まったところ、検討したところ、これから泊まりたい宿を自分の備忘録としてキャプチャーしていきます。

沖縄、八重山諸島に行くようになってたくさんの宿を検索してきました。いまもう無くなってしまった宿、行きたいと思うけどとても予算が合わない宿、新規オープンでクチコミもまだ少ない宿、毎年繰り返すネット検索ですがしばらくすると名前を忘れてしまったり、気付いたときには満室になってたりするんですよね。記憶のほうもだいぶ怪しくなってきたので、気づいた時にその都度追加していきたいと思います。

期間は春から夏、お盆休みを中心としたトップシーズンで大人ふたりが基準です。年末年始やオフシーズンは泊まったことがありません。冬だと同じホテルでもだいぶ安いんでしょうね。

今まで沖縄旅行に限らず、宿泊先は基本、ホテルを選んでいます。あまり「べったり」なペンションや設備が無い民宿は避けてきました。お酒とおしゃべりは大好きですが「ゆんたく」も緩いヤツなら参加するかも?という程度です。
妻が極度の虫嫌い(笑)、蛇とか爬虫類が大嫌い(私)、狭くて暗いのは嫌だ(二人とも)、ディープなのが苦手でさらりと自由に過ごしたい、ま、こんな前提条件になってますが快適なリゾートホテルで1泊10万とかは論外です(笑)

私たちは2006年頃より沖縄、八重山を訪れるようになりました。それまでは社員旅行などで数回訪れたことはありますが、団体旅行ゆえ予め決められたホテルしか知りません。
個人で石垣島を訪れるようになってから10回目になりますのでそれなりに土地勘もつきました。あとは予算や日程との兼ね合いで早めに予約するようにしています。お盆の日程であればだいたいGW前には航空券も宿も予約しています。

なお、行ってないところも含めて「感想」はわたし個人の憶測で、予断や偏見があるかもしれません。辛口評価を含めいつか実際に行ってみて「お薦め」できればと思ってますのでどうぞご容赦下さい。



※画面イメージクリックで公式HPが別窓で開きます。

まず最初に泊まったのが日航八重山ホテル。たぶん、石垣島で最初のホテルです。だがほとんど記憶にありません。日航系列だし、間違いないだろうと泊まりました。まだ八重山の事をなにも知らなかった時分です。

2006年当時でおそらく1泊2万円くらいだったのではないでしょうか。今でも3万から4万と中上位のリゾートホテルですが、まぁホントに全く記憶がありません(笑)たぶんこの手のホテルにはもう泊まることはないでしょう。

石垣島での定宿、ベッセルホテル石垣島。旧スリープインの時代からお世話になってます。1泊2日朝食付で1万5千円ほど。26平米ある部屋は清潔でバスルームも広いしダイバーズロッカーは無料だしビーチタオルも貸してくれるし応対もよく出来てます。あえて欠点をあげるならば繁華街や離島ターミナルまで歩くのが中途半端ってことくらいです。それでもターミナルまで実測で徒歩8分です。

当然のように今年も泊まろうとおもっていたところが、なんと同じ部屋が2万3千円と高騰してるじゃありませんか。最低1万と少しで泊まったことがある部屋がなんと1.5倍から2倍に値上がりしてました。新石垣空港の影響、すごいです。

替わりにいくつかあたってみたところ、市街地の中クラスビジネスホテルは軒並み同じような値段になっていました。安いところは14平米とかでシングルのツインユースです。二人でちっこいダブルベッドに寝るのはな・・・。

かといって贅沢は言ってられないので早めに押さえたのがホテルイーストチャイナシー。


こちら存在は知っていましたが今まで候補にあがったこともなく一から情報を調べました。19.7と25.7平米の洋室を中心に2万円前後。ちょっと高いがベッセルよりは安いし繁華街や離島ターミナルには近いし窓からの景色は良さそう。ということはバルコニーからタイムラプス撮影もできるから、と予約することにしました。
ちなみに、楽天トラベル・じゃらん・ヤフートラベル・公式HPと全く同じ価格設定になってました。普通は直販のほうがちょっと安いんですけどね。

他に、ホテルククルとかミヤヒラなんかも調べたんですが、やはり値段は1万後半から2万円と全体的には数千円の値上げになっているようです。
そのもうすこし下のクラスになると1万円前後でいくつかあったのですが部屋が狭いし離島ターミナルから離れるし、値段と設備のトレードオフってことで今回は選択肢から外しました。

他に市街地近くで候補にあげたのが石垣島IZM。ペンションでもホテルでもない「ツーリストハウス」
まるで美容室かカフェのような1軒まるごと貸切の宿です。最繁期で2万4千円。ベッセルとほぼ変んない値段ですよ。市内のホテルが値上がりし、このようなコテージやビラと価格差が無くなってきました。

こちらは3ベッドルームもあるので、2人で泊まるというより気の会った仲間達と貸し切るタイプですね。いつか泊まってみたいと思うお宿です。

この夏、もうひとつ候補にあげていて今回は見送ったのがnico-stayです。


こちらは川平湾を見下ろす高台にある2部屋だけの小さな素泊まりペンションです。以前はティンガーラという名前で、米原海岸のヤドカリビーチ前で経営されていた方が川平湾へ移転し再開したお宿です。
ティンガーラは閉鎖する前に検討したことがあったのですが、その後、ご家庭の犬の事情で宿を締めいったん本土に引き上げていたのですが、昨年石垣島に戻り再開されたようです。

以前、ティンガーラのHPからたくさんの米原情報を頂いたものです。再開にあたって古くからのファンからたくさんの喜びの声が上がっていました。また素晴らしいお宿になると思います。

そして、そのティンガーラの跡地には新しいホテルが出来ました。

JUSANDI(ユサンディ)
ティンガーラがあった場所を買い取り、整地して新たに4部屋だけの高級リゾートホテルが誕生しました。夏の最盛期には1泊ふたりで13万円という価格、もちろん私たちにとっては候補外です。

以前は米原海岸に隣接して大型リゾートホテルの開発案件があったのですが、環境問題と景気低迷により立ち消えとなりました。その際、開発に関係していたとされる人は、今回、サザンゲートブリッジの先にある新港地区でドルフィンなんとかという施設をオープンさせた人と同じらしいです。噂ですが開発には色んな利権がからんでい(以下略)

2014/06/06 コメント欄にやーもさんより情報を頂きました
ティンガーラの跡地はユサンディではなく、そのままティンガーラの建屋を使った貸し別荘になっているそうです。

ウィークリーマンスリーマンションシリーズですね。Blue in Greenというそうです。訂正して追記しました。


さて、話は米原海岸に戻ってもうひとつ。
米原カフェストリートに建つテラスハウス・ヤマバレ。

こちらは2011年に米原ツアーでお世話になったアプネアアドベンチャー石垣島のオーナー山下さんが、ご自分のショップの上に建てた1棟2階建ての貸別荘です。
ショップ自体は一段低くなっているので見通しはあまりよくないのですが、こちらのコテージは国道79号に面した高い位置なので米原海岸が一望できます。
ただ1部屋しかないのでシーズン中は早い時期に予約が埋まってしまいます。ツアーと合わせて利用するなら最高に環境が良い立地ですね。山下さんはパワフルなマッチョマンなんでツアーに行くならそれなりに覚悟してください(笑)

次回は石垣島北部と離島の宿をご紹介する予定です。

※記載内容は2014年4月末段階の情報です。

※補足
ベッセルホテル石垣島。5/9時点でYahooトラベル経由「るるぶ」から18,100円(大人2名26平米ツイン朝食付き)の販売がありました。

コメント (2)
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蕎麦はなの蔵、そして湯招花ろくぶんのご

2014年05月04日 | 旅行、蕎麦と温泉


GW初日は蕎麦と熊の川温泉 湯招花の離れへ行ってきました。いつもの週末と動きが変らないです・・・。

まず蕎麦です。初めての訪問になります「そば庵はなの蔵」です。こちら三瀬蕎麦街道の入り口というか他の店舗から離れて市街地に一番近いあたりに店を構えます。


「湛然の里(たんねんのさと)蕎麦倶楽部 十割手打ち」と名刺にありました。

「湛然の里」とは、蕎麦処のほかレンガ造りのギャラリーせせらぎを配した落ち着いた山里の一角を指すようです。


なんどか付近を通ったことがあるのですが、なんとなく足が向かず期待もしていなかったのですが、実は中々のお蕎麦でした。
一日限定20食、この日はGWということもあってかもう少し用意されていたようですが、それでも私達が訪れた午後1時過ぎにはもうあと数人分で終わり・・・とあとのお客さんをお断りしていました。


「ぶっかけおろし」と、「ざる」を大盛りで頼みます。
蕎麦は十割でいてごわごわせず、しかも喉越しがよく、蕎麦の香りと噛み応えのバランスがいい。そしてつけ汁が今までに無い風味。しょっぱい、塩辛い、いやお酒の風味が残ってるのか、辛いんですけどしっかりした蕎麦にとても合う。
蕎麦自体は挽きぐるみの田舎蕎麦、切りも不ぞろいで見た目は粉っぽそうなんですが全然違和感無く喉を通ります。

トマトを少し切って出して頂いたので、それについていた塩をちょいと蕎麦につけ食べてみたところ熊本の名店「蕎麦や漱石」を思い起こさせる、なかなかの力作でした。
年老いたご夫婦だけで切り盛りされているのでペースはゆっくりです。蕎麦打ちも20食が限界なのかもしれませんね。早めに行ってギャラリーを見学しながら心に余裕を持って訪れたいお店です。

さて、水を汲んで山を登り買出しに向かいます。産直で野菜を買ってから久しぶりに「薫や」を訪ねます。前回購入した帆立のスモークがとても美味しく、思い出したら唾がでてきます(笑)

お目当ての帆立スモークは2袋、牡蠣のスモークも忘れてはなりませぬ。
あと定番の「五島列島沖寒さば生ハム風燻製」と「さわら生ハム風燻製」、そしてササミのスモークです。
「さわら生ハム風燻製」の説明書きを引用すると、


五島列島沖で獲れたさわらをじっくり冷燻しています。塩味がついていますので、薄くスライスしてそのままお召し上がりください。サラダの上にトッピングとして添えるのもおすすめです。さわらの風味がお野菜の美味しさを引き出し味わい深いサラダになります。また、マヨネーズ等をつけると、お酒のおつまみにも最高です。


早速、その晩、頂きましたよ。もちろん白ワインです、最高です(笑)

帰り道には「麦わらぼうし」でパンを買いました。

こちら、最近では産直「まっちゃん」にも出品しているせいなのか、店舗での品揃えが少ないように思います。産直で買っても変らないのですが、やはり本店で色々迷いながら選びたいものです。もう少し早めの時間じゃないとだめなんでしょうかね。

そして最後は温泉で〆ます。

湯招花の離れ(Hanare)、五回目の訪問です。

今回お借りした家族風呂は「実(みのり)」になります。前回までに六分の四を制覇しているので、予約の際に、残る「実か天(そら)が空いてませんか?」と聞いてお願いしておいたものです。



こちらも広いリビングを備え、脱衣場とお風呂が坪庭に面してL字型に配置されています。部屋の広さとしては一番小さいかもしれませんがコンパクトにまとまった使い勝手の良いサイズで、「こちら新婚さんには大人気なんですよ、奥さん」とハウスメーカーの営業マンが言いそうなお部屋になります(笑)

畳敷きの脱衣場は庭からの陽射しで明るく清潔です。ティッシュ・麺棒・ドライヤーなど一通り揃ってます。



お風呂は檜で縁取られた石畳の浴槽です。広くって長手方向が内寸で2m強あり湯船に浸かってバンザイをしても届きません。


こちらは「源泉43度掛け流し」です。ということで計ってみました湯温計3号で。


源泉から注ぐ湯で43度弱、浴槽の中央付近で41度くらいですね。
最近は古湯温泉の「ぬる湯」37度ばっかり入っていたので、かなり熱く感じます。妻、熱い熱い熱い・・・といいながら入ってました(何回、熱いって言うねん、計ったら43度って言ってるやろ)


これで湯招花の離れ、ろくぶんのご、達成です。
それにしても「天(そら)」がいつ行っても予約済みなんだよなぁ。誰かずっと押さえてるんでしょうかね。

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