のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

木曽駒ケ岳 -2-

2015-09-25 | 2015秋



木曽駒ケ岳の山頂から馬の背という稜線を進んでいきました。
ここから先訪れる人は少なく、ほとんどの人はここで引き返していきます。







稜線の横にはハイマツが広がり、チングルマは既に穂が出ています。




コケモモも小さな赤い実ができていました。




何の葉かわかりませんが、真っ赤に色づいています。

最初は気持ちよく平らなところを進んでいたのですが、次第に段差が険しいガレ場が出てきました。
横はすっぱり切れている所もあり、子供たちを安全に下らせるのに必死です。



谷の下の方には、これから行く濃ヶ池が見えるものの、尾根から降りる分岐が行けども行けどもありません。
既にコースタイムの倍近く歩いているのに(汗)
ひっそりとした緑豊かな稜線が延々続いています。



振り返ると、木曽駒ケ岳の山頂がはるか彼方に見えるようになり、さすがに不安になりました。
ちょうど登ってきた方がいらしたので、分岐は?とお聞きすると、
「この先、まだ大分かかりますよ。それから、濃ヶ池から戻る登り返しは、かなりきついですよ。」のお言葉。

子供たちも疲れが出てぐずり始めたのですが、歩かないことには戻れない!
戻らないことには遭難する!!と思い、そこからは必至に歩きました(苦笑)

ほどなくして分岐に到着。
下りながら、折り返します。
しばらくして濃ヶ池に着きました!




お昼もすぎ、1時近くなってました。
訪れているのは他に2組だけ。
ここでしっかり腹ごしらえをして、帰りの登りに備えようと
はやる心を静めながら、昼食になりました。




周りはカール地形になっていて、ナナカマドが見ごろです。




下ってきた稜線がすぐそばに見えました。



少しガスが沸いて見れませんでしたが、晴れれば池から逆さに映る宝剣岳が美しいそうです。

もっとゆっくりしたかったけれど、時間が気になり出発。

私たちが最後なのかなあ~(汗)



無事に戻れるだろうかと不安になりながらも、
自然の中にどっぷりつかっていると、なんとも贅沢です。
気持ちいい~!


写真の奥に写っている建物が宝剣山荘ですが、そこまで折り返します(汗)




途中、トリカブト群落



オオヒョウタンボクの対になっている赤い実




ヤマハハコ




渓流沿いには、アキノキリンソウ



ウサギギクもまだ咲いていました。




水場は、落ちたらずぶ濡れになるので、注意深く渡ります。




途中、梯子と橋がありましたが、難なくクリア




最後の登りは、すっかり子供たちの方がペースが速く、
私は取り残されてゼイゼイ言いながら上がっていきました。




16:20ようやく千畳敷のロープウェイ駅までたどり着きました~
ついてみれば、さすがのシルバーウィーク。
ロープウェイは2時間待ちで混雑していました。

結局、外はもう真っ暗。18:20分発の最終便で下ってきました。
バスで駐車場まで戻り、近くの温泉に立ち寄り、
遅い夕食をとり、帰宅したのは、23:30
1時に起きて家を出たんだっけ・・・
ここ10年の中で一番働いた1日です(苦笑)

恐るべし、シルバーウィークの人気の山でした!!
事故もなく帰ってこれたから言えることですが、
木曽駒ケ岳から奥の稜線、濃ヶ池周遊までできたのは、よい思い出になりました!!

自然の山に抱かれ、充実した時間を過ごせました。
またアルプスの山に行けるといいなあ。