秋の山シリーズが続きます。
前回、木曽駒ケ岳の時の筋肉痛も癒えてないませんでしたが、週末にまたしても山に行ってきました。
木曽駒で気が付きました。夏休みに全然山にいってなかったことを!
夏山シーズンの終わりはもうすぐそこ。
もう一山登りたいと、地図をにらめっこして、今回は栂池から入るコースで行きました。
またもやゴンドラとロープウェイの助けを借ります!
朝一番のロープウェイで上の栂池自然園駅に着いたのが7:35
今回は白馬乗鞍岳に登頂し、その先の白馬大池まで行きたいところですが、
多分、時間的に無理かもということで、途中いけるところまで行って、12時の段階で折り返す計画を立てました。
天気は曇り。紅葉も素晴らしいのに雲が取れる気配はありませんが、行ってきます!
ロープウェイ駅付近にはノコンギクがきれいに咲いていました。
登山道は、シラビソや白樺の林の中を進みます。
ゴゼンタチバナの赤いがあちらこちらにあって、華を添えてます。
ナナカマドは真っ赤に色づいてます。朝方はかなり冷えるのですね。
標高が上がるにつれて、石が大きくなっていきます。
大きな岩場に、チングルマの棚。
1時間半ほど結構な急坂を上り、天狗原という湿原に着きました。
着いたときはガスがかかっていて、周りがよくわからず。
ゴロゴロとした石の中に祠がありました。
湿原なので木道が敷かれていて、気持ちがいいです。
休んでいると、さあ~と霧のカーテンが突然開いてきました。
まあ!こんなに素晴らしい景色が目の前に~^^
シラカンバの黄色、ナナカマドの赤、ハイマツの青のコントラストがきれいです。
これが青空だったらどんなに素敵だったでしょう。
よく目を凝らすと、写真、真中より右よりに、上にまっすぐ伸びる岩の道が見えますが、
そこを登山者の影が動いています。
そうかあ、これからあの山を直登するのか。
お菓子タイムで元気を取り戻し、再び歩きはじめます。
ほどなくして、またガスに覆われてきました。
今度は、石の大きな登山道に変わってきて、上りの勾配がきついです。
息がすぐに上がってきます。
登山道わきにはベニバナイチゴが赤い実を沢山つけていて、本当に美味しそう~
背丈の低いダイニチアザミが色鮮やかに咲いてました。
ナルコユリのような葉に赤い実が。可愛いです。
バックが青だったらどんなに素敵な色合いでしょう。
森の中の直登をようやく登り切ると、稜線に出ますが、
今度は大岩地帯です。
ガスっていて、風も吹き、なんとも寒々しい・・・
ペンキの目印を見失わないように、足元に注意して落ちないように慎重に進みます。
私は息子と。下の娘は相方が全面サポートで、大分遅れて登ってきます。
物を落としたらまず回収はむりですね。
ガラガラの岩場地帯をようやく登り切ると、急になだらかになりました。
山頂までもうすぐのようです。
すると・・・
ありましたね~!!
もしかしたらあるかな?とちょっと期待してました!
紅葉しているタカネバラです。
夏に八方で見た時には、ヒップの部分が細くて華奢でしたが、秋になるとこんなにもふっくらとするんですね。
艶々のローズヒップでした。
株は数株しかなくて、登山道の脇。草陰に守られるように、地を這うように背丈がみんな低いです。
北海道の海岸でみたハマナスも背が低かったですが、やはり風がつよいのでしょうね。
今回見られたのはこの群落だけでした。登山道以外で沢山の株があるのでしょうか?
なんとも頼りなげな群落だったので、この先も無事にたくましく生き延びてほしいです。
一人、密かに感動しながら、先を進むとまもなく山頂に着きました!
白馬乗鞍岳山頂(2436m)。湿原のあった天狗平から1時間20分もかかってしまいました。
奥に見えるのは、2768mの小蓮華山かな?
さらに進むと白馬岳につづく稜線です。
相方とチビは今頃どこかしら~??
つづく
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