昨日公開された映画、「サウンド・オブ・
フリーダム」を観てきました。
人身売買によって性的奴隷状態にある子供
たちを、命懸けで救出しようとする、アメ
リカ人捜査官、ティム。
彼の救出活動(実話)を基に作られた、ド
キュメンタリータッチの作品です。
ホンジュラスで誘拐され、別々の場所に売
られてしまったある姉弟の行方を追うティ
ムの闘いを軸に物語は進んでいきます。
絶望的な状況に陥っても諦めず、奇跡的に
姉弟の二人とも生きて救い出すことに成功
するのですが……
内戦状態のコロンビアで、反政府勢力が支
配するジャングルの奥地に潜入するなど、
命の危険に晒されている様は、本当にドキ
ドキ、ハラハラの連続でした。
そんなふうに、初めから終わりまで目が離
せない場面ばかりで、エンターテインメン
トとしても優れた一作だと思いますが……
この作品が今、制作から5年を経て、遂に
日本で観られるようになったこと。
その意義は非常に大きいと言えるでしょ
う。
理由は、「人身売買」というテーマを扱って
いること、そして、特に、多くの子供たち
がその「商品」となり……
小児性愛者によって虐待され、命を落とし
ている……
この世界で実際にそんなことが起きている
ということを、多くの日本人が知るチャン
スになるからです。
これは、或いは、今、世界中で起きている
問題の中で、何よりも先に解決しなければ
ならないことである……
そう言っていいかも知れません。
ドナルド・トランプ氏も、大統領に復帰し
た暁には、全ての人身売買に関与した者に
極刑をと発言しています。
今回、この作品が観られて、個人的にうれ
しく思ったことがあります。
それは、トランプ氏率いるホワイトハット
アライアンス軍のメンバーが、人身売買に
遭った子供たちを救出する、その活動に関
することです。
これまで、人身売買の被害に遭った子供た
ちをホワイトハットが救出しているという
情報はよく目にしていましたが……
実際にどのような活動が繰り広げられてい
るのかを知る機会がありませんでした。
でも、この映画を通して、その一端を見る
ことができたのです。
もちろん、一部はフィクションの部分もあ
るでしょうし、本当はさらに悲惨な現実も
あると想像します。
それでも、観ると観ないのとでは大違いで
しょう。
命の危険を顧みず不法地帯のジャングルの
奥地へ潜入していく隊員の姿を見たら……
アライアンスは何をぐずぐずしているんだ
なんてことは、金輪際言えなくなると思っ
たのでした。
公開初日、私の観た名古屋の伏見ミリオン
座の様子は、残念ながら大入りとは言え
ず……
午後の部は全席の四分の一か、せいぜい
三分の一が埋まっているといったところ
でした。
この記事をお読みくださった方へのお願
いです。
もし、お時間があれば、ぜひ劇場へ足を
運び、この作品をご覧になってみてくだ
さい。
そんなお一人お一人の意識が、やがて大
きなうねりとなって、多くの人の覚醒を
うながすエネルギーとなるでしょう。
「サウンド・オブ・フリーダム」の
日本語版予告編はこちら。