こんにちは。アミです。
ちょっと久しぶりのごあいさつになってし
まいました。
皆さんは、お元気ですか。
アミは、元気ですよ、相変わらず。
(ノアも、ミラもね。)
アミはお外に出られないので、なにしろ
娯楽があまりなくて、退屈しちゃうこと
もあるんです。
お姉ちゃんはそれに気づいていて……
アミが好きそうなテレビの番組を教えて
くれることもあります。
チュッチュ(注:鳥)の出る番組とか…
(NHK「さわやか自然百景」)
お友だち(注:猫)が出て、おじさんが
ブツブツ言う番組とか。
(NHK「岩合光昭の世界ネコ歩き」)
チュッチュやお友だちが自由にお外で
動き回るのを見ていると……
ああ、いいなあ、楽しそうだなあと思
って、アミも楽しくなってきます。
でも、ずっと見ているのも疲れるので、
たいては途中でリタイアしちゃいます
けど。
ところで、最近、エッと思うことがあっ
たんですよ。
お姉ちゃんが、急に、私たちの声を真似
するみたいに鳴き始めたんです。
普段、言葉を使って話しているのに、突然
ニャアとかウーとか言い出すから、面食ら
っちゃって。
ノアもミラも、目を丸くして、当惑してま
したっけ。
鳴き真似にしては、かなり下手なほうかな
あ。(お姉ちゃんにはナイショですよ。)
でも、一体なんでそんなことを?
そう思って、お姉ちゃんの気持ちを探って
みたんです。
それでわかったのは……
「テレパシー」というのを使って、アミた
ちと話してみたかったらしいんです。
アミは、ノアやミラと、声を出さないで話
せるけれど、それを「テレパシー」と呼ぶ
人もいるんですよね。
お姉ちゃんはそれをやりたいらしい。
そもそも、声を出したら「テレパシー」に
ならないから、そこがおかしいんですけど
ね。
でも、そこへ到達するまでの一つのプロセ
スとして、試してみたらしい。
それで、まあ、お姉ちゃんの気持ちはわか
ったんですけど……
アミが思うには……
人間は、いずれ近いうちに、「テレパシ
ー」を使って話をするようになります。
今、地球が変わろうとしていて……
新しい地球では、誰もが自然にそれができ
るようになるんですって。
だから、お姉ちゃんみたいに前のめりに
ならなくても、大丈夫なんです。
まあ、それでも、自主トレがしたいなら
ご自由にどうぞ。
いつでも練習相手ぐらい、してあげても
いいよ。