天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

思いがけないプレゼント

2014-07-28 00:19:13 | Weblog
ここ二日ほど、当地ではすごい暑さがやって来て、仕事
らしい仕事もできないほどでした。

梅雨明けしたばかりだというのに、やれやれ、先が思い
やられます。


ところで、仕事といえば、日本語教師としての今学期の
授業が、先週、すべて終了し、あとは成績集計と会議を
残すのみとなりました。

今期は担当の学生数が多く、ブログの更新もなかなか
できないほど忙しくなってしまい、こんなふうで学期末ま
でもつだろうかと、心配になったこともたびたびあったの
ですが......

何とか大きなアクシデントもなく全授業を終えることが
できました。

それだけでも、本当にありがたいことなのですが......

学生たちが果たしてどれだけ満足してくれたのか、その
ことが気になっていました。

私が担当している授業の中には、毎回漢字テストをす
るものもあって、それを取っている学生などは、ひょっと
して私の顔を見るのも嫌なのでは......

そんな懸念を抱いたりしていたのです。

ところが......

その授業の最終日、期末テストの日のことです。

その授業は、9月から始まるPart 2も、引き続き同じ教
師(つまり私)、同じ学生の顔ぶれでやることになって
おり、その旨、学生に告げたところ…

一人の女子学生が、歓声を上げて喜ぶではありませ
んか。

それを見た私は、よほどこのクラスのメンバーが気に
入ったのだなと思い、彼女にそうたずねると、こんな
意外な答えが返ってきたのです。

「先生のことが大好きだから。」

この一言に、ノックアウトされてしまいました。

でも、面と向かってそんなことを言われたのは何年ぶ
りか......思い出せないほどだったのです。

それで、ものすごくうれしいくせに、哀しいかな、それを
素直に喜ぶことができず......

「気持ち悪いから......やめて」

なんて、口走ってしまったのでした。

後から、なんてもったいないことをしたんだろうと思い
ましたけれどね。

ちなみに、その女子学生は中国から来ているのです
が......

中国では、こんなふうに、人に直接好意を伝えること
がごく自然にできるのか。

それとも、彼女が特別なのか。

私にはよくわからないのですが......いずれにしても日
本人は、直接伝えるのも、受け止めるのも苦手な人
が多いのではないでしょうか。

(話はややそれますが、『源氏物語』を読むと、慕う相
手に好意をいかに「それとなく」伝えるかという試みで
作品全体が成り立っているように感じられますから
……
私たちのライトボディーには千年も前のその命脈が受
け継がれているというわけなのでしょうね。)

ともあれ、彼女の一言で、私のちっぽけな懸念は吹き
飛ばされてしまいました。

もちろん、「大好き」と言われたからといって、授業の
内容がよかったということにはなりませんが......

私という存在も、「いていいんだよ」と言ってもらえた
ような気がして......

今の私には、どんなものよりも、嬉しいうれしいプレ
ゼントでした。
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2014 W杯ブラジル大会をふりかえって

2014-07-21 00:50:53 | スポーツ
実に、長いながいブランクが発生してしまいました。
(このブログ史上最長です、たぶん。)

その主原因はただ、教師の仕事の量が増えて、どうにも
ならなかった、というだけのことでしたが……

いつも見に来てくださる方を、がっかりさせてしまったかも。

ごめんなさい!

7月末にはほぼ今期の仕事が終わる予定。

来月はもう少し更新間隔を短くできるかな、と思います。


ところで、FIFA W杯が終わって、すでに一週間が経とうと
していますね。

私はとても熱心なサッカーファンとは言えないのですが、
W杯の試合は楽しみで、2002年の日韓大会以降は時間の
ゆるす範囲でTV観戦してきました。

4年に一度の大会を観てどんなことを感じたか、あるいは
その時の自分の関心はどこにあったか…そんなことをこの
ブログにも一度書いています。
(「4年に一度の里程標」2010年6月20日付)

さて、今回のブラジル大会。ザックジャパンの試合だけは
全部ライブで観たいと思っていましたが…

先回も書いたように、百三歳の祖母が亡くなり、ギリシャ
戦は何とその葬儀の控え室で途切れ途切れに観るという
ことになってしまいました。

今回、ザックジャパンの奮闘むなしく、グループリーグを
突破できなかったのは、一日本人としては「がっかり」と
しか言いようがないけれど……

実力の半分も、出せていない。
条件がととのえば、もっとやれたのでは。

そう感じ、残念でしかたありませんでした。

ただ、そう思うのも、人間の視点で観ているからなのでし
ょうね。

今回の三試合のいずれも、観戦中に何かこう、「勝てる!」
という期待感、高揚感のようなものが湧いてこなかった気
がします。

あるいは今回、日本代表に宇宙が与えた課題は、「敗北」
を通してしか得られない経験だったのかもしれません。

こんなことを言うと、お前はほんとうに日本を応援してる
のかと叱られてしまいそうですが……

(もちろん応援はしたいし、していますよ。それはうそでは
ないけれど、でもね……)

宇宙は、自らの欲することしか引き起さないし、その理由
は人智をはるかに超えたところにある。

そう受け止める以外にないのです。

これからの4年間、ザックジャパンの卒業生たちの軌跡を
追っていくことで、その理由のほんのひとかけらでもつか
めるかもしれません。

そのことに関わるかどうかわからないけれど、私には一
つ気になることがあります。

それは、本田圭祐選手のこと。

大会中、彼のコンディションが思わしくないとの声がいろ
いろなところから発せられていたようです。

それが果たして当たっているのか、私にはわかりません。

でも、もしそう言わざるを得ない状況が実際にあったと
したら、その原因はどこにあるのでしょう。

もちろん、いくつもの要因が絡んでいると考えなければ
なりませんが、私がその一つと推測しているものがあり
ます。

それは……

「アスパルテーム」摂取による身体的ダメージです。

バセドウ病に罹患しているという説が果たして本当かど
うかわかりませんが、もし本当なら、「アスパルテーム」
の影響がないかどうか、調べるべきでしょう。

本田選手は某ミントタブレットのCMに出ていますが、
この製品には「アスパルテーム」が使用されていますか
ら。

もちろんこの件は、私個人の推測に過ぎません。

素人が何を言うか、という批判もあろうと思います。
それももっともです。

憶測でものを言うのはいいことではありませんからね。

本田さん、私のとんだ見当ちがいだったら、おゆるしを。

ただ、もし「アスパルテーム」なんかに邪魔されている
としたら、本当にもったいないことだと思ったのです。

そうでないことを祈ります。

なお、「アスパルテーム」に関しては、当ブログの次の
記事に情報があります。

「甘い毒」~人工甘味料「アスパルテーム」(2013年6月15日付)
脱アスパルテーム一年経過(2014年5月2日付)


その他に、今大会を通して感じたことと言えば……

中南米の国々の人たちの熱狂ぶりには圧倒されまし
たね。

勝っても、負けても、胸の内の感情をすべて出しつくし
てしまうところは、日本人にはとても真似できないなと。

ああして、すべての感情を抑えつけることなく出して
しまうというのは、大切なことなのだと思います。

そうしないと、解放されない感情が、自分の中にどん
どん溜まってしまいますから。

ただ、解放のしかたはできるだけ安全な、ひとに迷惑
をかけない方法をとりたいものですね。


最後に、ブラジルの人々に感謝の言葉を捧げたいと
思います。

おそらく本来は、W杯ではなく国の医療、福祉などの
分野にもっと予算を使うべきだったのでしょう。

そういう意味で、今回の大会開催には激しい反対運
動も起きていましたよね。

それでも、大会は予定通り開かれ、世界中のサッカー
ファンを喜ばせたのです。

本来、その喜びを別の形で享受すべきだった人々が
いた……そのことを、誰もが忘れてはいけないでしょう。

Obrigada Brasil!

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