2013年もあと一日と、1時間足らずを残すのみとなりまし
た。
例年は大晦日に、一年の最後の更新をしていましたが、
今年は大掃除が少し早く終わったことと、一つ思うところ
があって、最後のアップを一日早めることにしました。
今年はみなさんにとって、どんな一年でしたか?
私、ロージーにとっては……
いろいろな要素があった中で、集約するのは難しいけれ
ど、これは重要だったかなと思うことを一つ、書いてみた
いと思います。
それは……自分を捕らえている思い込み、常識、執着、
思考パターンといったものに気づき、もしそれが必ずしも
なくてもいいものなら、手放して自由になろうという意識。
その意識の高まりと、それを実行するプロセスを経験し
たこと、そんなふうに言っておきましょう。
このことは、毎日の生活の中のあらゆる場面に隠れてい
て、少し注意を向けてみると、次つぎに姿を現してくるの
です。
それは具体的には、実にさまざまな事象なのですが、私
は日本語教師という仕事をしているので、職業柄、異文
化の視点から日本の文化を眺める留学生によって、自
分の思考の枠に気づかされることがよくあります。
例えば、つい最近もこんなことがありました。
ある作文のクラスの、秋学期最後の授業でのことです。
師走も半ばという時期だったので、学生たちに日本の年
賀状の書き方を紹介しようと、実際に自分がもらった賀
状を見せながら説明したのですが……
そこで学生から、自分が予想もしなかった質問が出たの
です。
それは……年賀はがきの表と裏の上下についてでした。
つまり、年賀はがきの裏を縦に使う場合、その上下は、住
所・宛名が書いてある表と、必ず同じ向きにしなければい
けないと説明したのですが……
学生たちは、なぜそうしなければならないのか、今ひとつ
ピンと来ない、そんな反応だったのです。
そういえば……そのクラスは、アメリカ、カナダ、中国、台
湾、韓国の学生で構成されていたのですが、そのいずれ
もが、文字は主に横書きですね。(台湾では縦書きもあ
るそうですが。)
考えてみれば、文字を縦書きする国というのは、今や世
界でもかなり少ないのでは。日本はその、数少ない国の
一つということになりますね。
それで、もちろん横書きでも、上下が全くどうでもいいと
いうわけではないでしょうが、縦書きを常用する日本ほど、
上下の向きを気にしないのかもしれません。
このことに気づいた瞬間、自分が今まで当然のように重
視してきた「上下」の区別が、普遍的なものでないことも
あり得るのだと、思い知らされました。
それは単なる思い込みともいえるのだと。
でも、日本では実生活において、例えば年賀状の表と裏
の上下を反対に書いてしまったら、相手に失礼になるの
で、とてもそれはできませんよね。
日本でこんなふうに上下の関係を大切にするのは、日本
語の中で敬語が重要な要素であることにも顕われている
と言えるかもしれません。
そんな日本で生きている限り、上下関係を気にしないで
生活しろと言っても、それは実際、無理な話です。
それはそうなのですが……
私たち日本人が当たり前のようにしている、「上下を厳密
に区別し、上のほうが下よりも価値があるとみなす」とい
う「常識」に、絶対的な普遍性があるわけではない、そう
いう意識を持っていることは、大切なことではないか。
そう思うのです。
この、思い込みを外そうという志向は、今年、オーラソー
マのボトルで初体験した「ターコイズ」という色の影響の
顕われという面もあるのかもしれません。
(オーラソーマの「ターコイズ」に関する体験については、
「オーラソーマとカード」のカテゴリーの、「初体験の色」
「答は……?」「ターコイズ体験」の記事をごらんくださ
い。)
色に関する話題をもう一つ。
今日の写真をごらんください。
写っている二冊の手帳は、今年のものと、来年用。
右のブルーは、現在使用中の2013年版。
実はこれ、来年の3月まで使える、4月始まりの手帳な
のですが、3月末まで待たずに、赤の2014年版にバト
ンタッチさせることにしました。
なぜかというと、すでに今の段階で、エネルギーの面で
は新たな年のそれに切り替わっている感じがするため
です。(11月末に、上に書いたターコイズのボトルを使い
終わった辺りから、そんな変化を感じました。)
2014年のエネルギーには、赤がマッチする、そんな話
をいくつかのソースから聞いているし、私自身が今、必
要としている色も断然、赤。
そういうわけで、このブログのテンプレートも、これまで
にないレッド系に一新したというわけです。
このブログを2009年のお正月から始めて、まる5年が
経ちました。
この5年間に、自分の意識、立ち位置は少しずつ変わ
ってきていますが、自分自身のためにも、そして、貴重
な時間をとって読んでくださっている方のためにも、こ
れからも書き続けていきたいと思います。
更新が間遠になったり、アップが夜分になったりと、気
まぐれマイペースブロガー、ロージーですが……
今年も気長にお付き合いくださって、ありがとうございま
した。
気長ついでに来年も、引き続きご愛読くださいますよう、
お願いいたします!
さて、明日の大晦日ですが、6年ぶりに、家族と共に
紅白歌合戦を見て過ごそうかと思います。
みなさんは、どうお過ごしになりますか?
どうか、楽しいお正月でありますように!
た。
例年は大晦日に、一年の最後の更新をしていましたが、
今年は大掃除が少し早く終わったことと、一つ思うところ
があって、最後のアップを一日早めることにしました。
今年はみなさんにとって、どんな一年でしたか?
私、ロージーにとっては……
いろいろな要素があった中で、集約するのは難しいけれ
ど、これは重要だったかなと思うことを一つ、書いてみた
いと思います。
それは……自分を捕らえている思い込み、常識、執着、
思考パターンといったものに気づき、もしそれが必ずしも
なくてもいいものなら、手放して自由になろうという意識。
その意識の高まりと、それを実行するプロセスを経験し
たこと、そんなふうに言っておきましょう。
このことは、毎日の生活の中のあらゆる場面に隠れてい
て、少し注意を向けてみると、次つぎに姿を現してくるの
です。
それは具体的には、実にさまざまな事象なのですが、私
は日本語教師という仕事をしているので、職業柄、異文
化の視点から日本の文化を眺める留学生によって、自
分の思考の枠に気づかされることがよくあります。
例えば、つい最近もこんなことがありました。
ある作文のクラスの、秋学期最後の授業でのことです。
師走も半ばという時期だったので、学生たちに日本の年
賀状の書き方を紹介しようと、実際に自分がもらった賀
状を見せながら説明したのですが……
そこで学生から、自分が予想もしなかった質問が出たの
です。
それは……年賀はがきの表と裏の上下についてでした。
つまり、年賀はがきの裏を縦に使う場合、その上下は、住
所・宛名が書いてある表と、必ず同じ向きにしなければい
けないと説明したのですが……
学生たちは、なぜそうしなければならないのか、今ひとつ
ピンと来ない、そんな反応だったのです。
そういえば……そのクラスは、アメリカ、カナダ、中国、台
湾、韓国の学生で構成されていたのですが、そのいずれ
もが、文字は主に横書きですね。(台湾では縦書きもあ
るそうですが。)
考えてみれば、文字を縦書きする国というのは、今や世
界でもかなり少ないのでは。日本はその、数少ない国の
一つということになりますね。
それで、もちろん横書きでも、上下が全くどうでもいいと
いうわけではないでしょうが、縦書きを常用する日本ほど、
上下の向きを気にしないのかもしれません。
このことに気づいた瞬間、自分が今まで当然のように重
視してきた「上下」の区別が、普遍的なものでないことも
あり得るのだと、思い知らされました。
それは単なる思い込みともいえるのだと。
でも、日本では実生活において、例えば年賀状の表と裏
の上下を反対に書いてしまったら、相手に失礼になるの
で、とてもそれはできませんよね。
日本でこんなふうに上下の関係を大切にするのは、日本
語の中で敬語が重要な要素であることにも顕われている
と言えるかもしれません。
そんな日本で生きている限り、上下関係を気にしないで
生活しろと言っても、それは実際、無理な話です。
それはそうなのですが……
私たち日本人が当たり前のようにしている、「上下を厳密
に区別し、上のほうが下よりも価値があるとみなす」とい
う「常識」に、絶対的な普遍性があるわけではない、そう
いう意識を持っていることは、大切なことではないか。
そう思うのです。
この、思い込みを外そうという志向は、今年、オーラソー
マのボトルで初体験した「ターコイズ」という色の影響の
顕われという面もあるのかもしれません。
(オーラソーマの「ターコイズ」に関する体験については、
「オーラソーマとカード」のカテゴリーの、「初体験の色」
「答は……?」「ターコイズ体験」の記事をごらんくださ
い。)
色に関する話題をもう一つ。
今日の写真をごらんください。
写っている二冊の手帳は、今年のものと、来年用。
右のブルーは、現在使用中の2013年版。
実はこれ、来年の3月まで使える、4月始まりの手帳な
のですが、3月末まで待たずに、赤の2014年版にバト
ンタッチさせることにしました。
なぜかというと、すでに今の段階で、エネルギーの面で
は新たな年のそれに切り替わっている感じがするため
です。(11月末に、上に書いたターコイズのボトルを使い
終わった辺りから、そんな変化を感じました。)
2014年のエネルギーには、赤がマッチする、そんな話
をいくつかのソースから聞いているし、私自身が今、必
要としている色も断然、赤。
そういうわけで、このブログのテンプレートも、これまで
にないレッド系に一新したというわけです。
このブログを2009年のお正月から始めて、まる5年が
経ちました。
この5年間に、自分の意識、立ち位置は少しずつ変わ
ってきていますが、自分自身のためにも、そして、貴重
な時間をとって読んでくださっている方のためにも、こ
れからも書き続けていきたいと思います。
更新が間遠になったり、アップが夜分になったりと、気
まぐれマイペースブロガー、ロージーですが……
今年も気長にお付き合いくださって、ありがとうございま
した。
気長ついでに来年も、引き続きご愛読くださいますよう、
お願いいたします!
さて、明日の大晦日ですが、6年ぶりに、家族と共に
紅白歌合戦を見て過ごそうかと思います。
みなさんは、どうお過ごしになりますか?
どうか、楽しいお正月でありますように!