天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

『古事記』を深読みすると…

2013-09-04 21:26:03 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『深・古事記 神〔かん〕ながらの道』
(真名〔まな〕著、三楽舎、2013年3月)

先回のレビュー(8/30付)で取り上げた坂本政道氏の著作
(『高次意識トートが語る ベールを脱いだ日本古代史』)、
さらに本書と、この夏は日本古代に関連する本を立て続け
に読みました。

この二書は、対象としている時代が重なっていることに加
え、情報の収集方法もチャネリングを用いているという点
が共通していますが……

その内容というか……スタイルには大きな違いがあります。
(どちらがいい、悪い、という意味ではなく、違いがある、と
いうことです。)

坂本氏の本の場合は、高次意識を持つ生命体「トート」が、
自らの視点で捉えた歴史的事実を伝える形で話が進行して
いき、その中で「卑弥呼」の正体(出自)や邪馬台国の場所
などについての情報が明かされます。

さらに、邪馬台国からヤマト政権へ至る時代の歴史が改ざ
んされ、その時代に生きた多くの人々が今なお封印されて
いるという事実を伝え、その封印を解くという課題が私たち
に残されていると訴えています。

それに対し、『深・古事記』では、そういう歴史的事実の考察
ではなく、もっと象徴的な捉え方をしています。

例えば、坂本氏の本では、「高天原」は「朝鮮半島南部のこ
と」だとしています。(『高次意識トートが語る ベールを脱い
だ日本古代史』139頁)

一方、『深・古事記』ではどうかというと、「高天原」とは、
「【いのち】の根源のところ、宇宙生成の根本理想があると
ころ」をいい、「特定の物理的で地理的な場所のこと」では
ないと言っているのです。(『深・古事記』56頁)

要するに、『深・古事記』における『古事記』は「単なる歴史
書ではなく、お伽話でもなく、それを超えた【預言書】であり、
これからの現実的人生の【指南書】ともいうべき内容を含
有」(同上、6頁)しているというわけです。

その内容は、『深・古事記』というタイトルにふさわしく、深
みがあって実に含蓄に富んだものになっています。

例えば、天照大神が「天の岩屋戸」に隠れたのには、ちゃ
んとしかるべき理由があって、そのためにあえて【みかし
こみ】ということをなさったのだといいます。

(【みかしこみ】とは、「あらゆる物事の責任を、他者や他
の物事になすりつけることなく、自己の問題として素直に
引き受けて、ただひたすら自らの中にこそ全責任ありとし
て、逃げることなく深く見つめること」、同上、174頁)

だから、一般に受け取られているように、スサノオノミコト
の乱暴な行いに腹を立てて隠れてしまったのではないと
いうわけです。


『深・古事記』の全体を貫いている最も重要な要素は何か
といえば、それは、著者、真名氏がこれまでの著作で訴え
てきた「空(くう)」、即ち、「一なる意識」という、私たちの本
質である、そう言っていいと思われます。

この「空」への理解が全くない状態で、『深・古事記』を読
みくだくのが難しいと感じられるならば、まず下記の三部
作から取りかかってみる手もあるでしょう。

『空 舞い降りた神秘の暗号』
『空 天翔(あまか)ける歓喜の弥栄(いやさか)』
『空 豊穣の狩人』
(いずれもMana著、三楽舎)






日本古代史とアセンション

2013-08-30 21:58:20 | ブックレビュー
午後、突然の激しい通り雨のために、今日するはずにな
っていた韓国語の授業を明日に延ばしました。

それで予定が狂ってしまったのですが、午後に2時間ほ
ど、自由な時間ができました。

生徒さんには申し訳ないけれど、この時間をブログの更
新のために使わせてもらうことにします。

ありがとう!

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *

さて、本題はここから。

ブックレビュー:
『高次意識トートが語る ベールを脱いだ日本古代史』
(坂本政道著、ハート出版、2012年6月)

坂本政道氏といえば、ヘミシンクに関する活動(関連書
の執筆、日本開催のセミナーの主催)で知られています
ね。

当ブログでは、そんな同氏の著作について、これまでに

『地球のハートチャクラにつながる
 パワースポットをめぐるヘミシンクの旅』
(2010年11月15日付)
『バシャール×坂本政道 人類、その起源と未来』
(2009年10月12日付)

の二冊についてレビューを書いていますが……

今回取り上げる本は、これまで同氏が足を踏み入れて
いなかった、日本古代史というジャンルを扱ったもので
す。

坂本さんが書くからには、もちろん、通常の歴史家のと
るアプローチ法とは違い、ヘミシンクを活用したチャネリ
ングによって情報を収集するやり方で書かれています。

主な情報源は、坂本氏自身のI/Thereクラスター(過去
生と現世の自分の集団)の中の、リーダー的な存在の一
人。(相手は名前を教えてくれないそうですが、坂本氏は
便宜上「トート」と呼んでいます。)

そして、今回中心的に扱われているのは、邪馬台国から
ヤマト王権が確立されていく過程の時代です。

坂本氏は「トート」との交信に先立って、この時代に関する
疑問点、知りたいと思う点を次のように列挙しています。

◆アマテラス族はどこからどういう経路で日本に来たのか。
どういう部族なのか。
◆邪馬台国はどこにあったのか。
◆卑弥呼はだれか。
◆箸墓古墳はだれの墓か。
◆初代天皇は神武なのか、崇神なのか、応神なのか。
◆アマテラスは日の神なのになぜ女神なのか。通常は男神のはず。
(本書106~107頁より抜粋。疑問点は全部で15あり。)

そして、これらの疑問点に答える形で、次々と謎が明かさ
れていくのです。

その内容については、詳しいことはここには書けませんが
……

例えば、上記の疑問点にもある、邪馬台国の位置や卑弥
呼の正体など、古代史の愛好家の誰もが知りたいと熱望
する問題の答えが提示されています。

さらに、終盤では、アマテラスに関する、衝撃的ともいえる
情報も明らかにされており、一読してショックに感じたり、
とても受け入れ難いと感じる方もあるでしょう。

それはそれで当然のことだし、それで構わないのではない
でしょうか。

坂本氏も、本書に書かれていることが「100%真実だという
受け止め方はしないでほしい。あくまでも、ひとつの試論だ
としていただきたい」(本書、104頁)と述べていますが……

唯一無二の歴史的事実というものがある、という前提自体
を取り払う、そういう姿勢で読むべき本なのかもしれません。

事実の数は、きっと、あなたが想像しうる限りの、ありとあら
ゆる可能性と同じだけ存在するのです。

ここで、坂本氏を動かし、この本を書かせる重要な動機と
なったと思われる、「トート」からのメッセージを紹介するこ
とにしましょう。

「トート」によれば、日本のアセンションにとって重要なこと
は、「日本の歴史上のさまざまな人たちが、さまざまなレベ
ルに囚われている」(本書、107頁)ため、そうした人々を解
放することが必要だといいます。

この本を繙いた読者一人ひとりが、「自分に直接関係する
人たちを囚われから解放する」(同上)のです。(それが誰
なのか、まず知ることが容易ではないかもしれませんが。)

もう一つ、邪馬台国からヤマト王権確立へ至る時代の歴史
と、古代天皇家に関する歴史が「相当改ざんされ、歪められ
ているため、真実を伝えていくことが必要」(同上)とのことで
す。

そのために、具体的にどのような行動をとればよいのか、そ
れは各々が見つけていくしかないのでしょうが……

このことに関しては、坂本氏による前書きに、次のようなメッ
セージがあります。

「今、重要なことは、隠された古代史を明らかにし、今なお執
り行なわれる封印の儀式をやめ、閉じ込められている多くの
人たちを解き放つことである。
 そうすることが、日本のアセンションにとって急務であると
思う。
 さらに言えば、こういうことを通して、日本人が本来持って
いた、自然と共に生き、自然の中に神を見るという生き方を
取り戻すこと、それが今、一番急がれていると思う。
 実はそういう生き方は、日本人の心の底に今も脈々と息づ
いている。それこそがアセンション後の生き方であり、それを
示すことが日本人の役割ではないだろうか。」(本書、7頁)

そこにおいて大きな力を示すもの。それはきっと、あなた自身
の「祈り」の力に違いありません。

「今ここ」に生きる

2013-07-26 21:35:01 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『木村秋則と自然栽培の世界』
(木村秋則 責任編集、日本経済新聞出版社、
2010年6月)

今、劇場上映中の映画、「奇跡のリンゴ」。

そのモデルになったリンゴ農家、木村秋則さんが
中心になって出来上がった本です。

木村秋則さんといえば、無肥料・無農薬のリンゴ
栽培をやり遂げた人として、かなり名が知られて
きていますよね。

このブログでも、リンゴ栽培に関する内容の木村
さんの著書、『すべては宇宙の采配』について、す
でに書いていますが……(2009年12月13日付)

今回取り上げた本は、木村さんがリンゴ栽培で培
った無肥料・無農薬の栽培方法(「自然栽培」)を
紹介しているもので、この「自然栽培」で米・各種
野菜を栽培している農家の人たちが、それぞれの
手記を寄せています。

というわけで、執筆者のすべてが農業のプロです
から、その道の経験ゼロの私には専門的過ぎて
難しい部分もありましたが……

非常に重要なメッセージを受け取ることができた
と思います。

それは……

無肥料・無農薬で作物を育てるということは、本
来、宇宙の摂理にかなっている、自然なやり方
なのだということです。

それではなぜ、それが今、一般的になっていない
のでしょう。

それは、人間が農薬や肥料を施すことで、耕作地
の自然な状態が変化させられてしまっているから。

それが大きな原因なのだと、この本を一読して痛
感しました。

農薬をかければ、見かけ上は害虫が減るように
思えるし、肥料を使えば、一時的に作物の育ちが
よくなる場合もあるかもしれません。

でも、そのことがかえって、土壌を傷める原因に
なってしまうようなのです。(例えば、土中の微生
物の組成が変わってしまうことなど。)

このことを、木村さんは、自分のリンゴ畑をひた
すら観察することで、見抜いたわけで、これは本
当に素晴らしい観察力、直観力だと思います。

それに、意志の強さ、粘り強さも並大抵ではあり
ません。

それまで使っていた農薬、肥料をやめて、自然
栽培ができる状態へと畑の土が回復するまで、
ほとんど収入のない生活が何年も続いたのに
……

もう少しで自殺するところまで追い込まれなが
らも、自然栽培を成功させたのですから。

たいていの人は、そこまで到達する前に、あき
らめるでしょう。

やっぱり、食べていくこと、家族を養うことを考え
てしまいますから。(無理もないことだと思います
が。)

木村さんは、そうならなかった。

いや、もちろん葛藤はあったでしょう。

でも、やめなかった。

それはなぜなのか。

なぜ木村さんは、折れなかったのか。

一言で言えば、彼は、「今ここにいる」ことができ
るからなのではないか、そう思うのです。

明日の暮らしを考えることなどどうでもいい、とい
うわけでは決してないけれど……

そのことを考えてしまうと、「今ここ」で何をすべ
きか、そのことに集中できなくなります。

「今ここ」にどんな意識でいるかということが、現
実世界にそのままあらわれる、それが宇宙の摂
理なのですから。

この本の表紙の木村さんの、ほとばしるような笑
顔を見ていると、「今ここ」に生きるエネルギーが、
まるで噴火しているみたいです。

まさに、「いのち」のシャワー、ですね。


〔追記〕(8/2 記す)
昨日、映画「奇跡のリンゴ」を観てきました。

東海地方では今日、8/2 が劇場公開の最終日な
ので、滑り込みで間に合ったという感じですね。

しかもラッキーなことに、昨日は映画ファン感謝
デーのため、割引料金で観ることができました。

感想は……

やっぱり、観てよかった!

木村さんがリンゴの無肥料・無農薬栽培を成功
させるまでの10年にわたる経緯は、木村さんの
著書を読んでだいたいは知っていましたが……

それを映画という形で観てみると、本を通しての
理解では、とても汲み取れないものがあることが、
はっきりとわかったからです。

農薬をやめてから10年、木村さんのリンゴの木
が再び花を咲かせるのですが……

そこへ至るまでのさまざまな場面での木村さんと
その家族、さらには仲間のリンゴ農家の人たちが
味わったとまどい、苦しみ、悲しみ、そして歓喜と
感謝の気持ち。

それが、画面いっぱいに伝わってきて、胸が揺さ
ぶられました。

そして、この、あまりにも密度の濃い10年間、己
の意志を貫き通した木村さんに、改めて拍手と
感謝を贈りたくなったのでした。

きっと、グレート・マザー・アースも、こう言ってい
ることでしょう。

あっぱれ、そして、ありがとう!


新しい地球の「夜明けの瞬間」

2013-01-13 22:20:07 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『宇宙パラレルワールドの超しくみ』
(サアラ 著、ヒカルランド、2012年4月)

上記の本、実はまだ、半分ほどしか読んでいません。

本当は、地球の進化の上での一つの区切りといわれた、昨年
12月21日を迎える前に読もうと思っていたのですが……

村上春樹の『1Q84』を読み出したら中断できなくなってしまい、
本書は数ヶ月間「ツンドク」状態に。

やっと今年に入ってから読み始めてみたら、予想にたがわず、
これは重要な本だ、と感じました。

内容は、時間、パラレルワールド、意識と現実創造……今、地
球に生きる私たちにとって、自覚し向き合うべき問題ばかりが
扱われていると思います。

著者のサアラ氏は、それぞれの問題について熟知していて、日
ごろ自分が疑問に思っていることへの答えも、納得のいくもの
がたくさんありました。

いったい、サアラ氏とは、どんな人物なのでしょう。

私は著書を読むまで彼女のことを知らなかったのですが、本の
著者紹介の欄には、「宇宙的な意識を受け継ぐ魂を持って地球
に転生」してきた存在であると書かれています。

そして、2012年3月よりイエスとのコンタクトが始まり、彼をチャネ
ルした内容が本書に盛り込まれているというのです。

そんな彼女が、本書の前書きに、こんな一節を記しています。

今から20年ほど前に、特別な夜明けを地球が迎える映像が突
然目に浮かび、息をのむほど美しく壮麗なその光景に感動して、
時が経つのも忘れてその世界に引き込まれていました。
 私は、この「夜明けの瞬間」に、この美しい地球に居合わせる
ために、いったい何度ここに転生してきたのだろうか。本当にこ
の瞬間だけのために、私は、常にたくさんの課題を抱えては、こ
こへやってきたのだと実感しました。(本書、10~11頁)

この新しい地球に存在するには、そこに意識をフォーカスし続け
る必要があるのだといいます。

つまり、「今、私たちがしていることは、この夜明けのポイントに
向けて、そこに至るまでの架け橋としての瞬間瞬間を、ここにあ
るたくさんの可能性の中から、明確に選び取るという作業」なの
だと。(同、11頁)

もし、あなたが、この「夜明けの瞬間」を自分自身で体験したいな
ら、この本を一読することも、その助けになるのかもしれません。


なお、サアラ氏の著書としては、本書に先立って、下記のものも刊
行されています。
『アセンションの超しくみ』(ヒカルランド、2011年1月)

「空」=あなたの本質

2012-09-29 20:34:09 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『空(くう) 豊穣の狩人』
(Mana 著、三楽舎、2012年5月)

ほぼ2年ぶりのブックレビューです。

「スピリチュアル」がテーマのブログをお読みになっ
ている方なら、よくおわかりかもしれませんが……

この本のタイトル、「空」を「そら」と読まないでくださ
いね。(「から」でもありません。)

上に書いたとおり、「くう」と読むのです。

そしてこの「空」こそが、おそらくこの本の中で一番
重要な言葉といっていいでしょう。

それは、存在するものすべて、ということはもちろん、
あなたの本質を表すものなのです。

この本の説く、あなたの本質は、あなたがこれまで
抱いてきた、「自分という存在の本質」像を、粉々に
打ち壊してしまうかもしれません。

よし、そのショックを経験してみよう、という決意のあ
る人には、一読をお薦めします。

読後、あるいはそれまで抱いていた「自己」「世界」
「宇宙」といったものの認識が、すっかり変わってし
まうかもしれませんよ。

私個人の経験を言えば、大きく変わりました。そし
て、変わってよかった!と思います。

なお、言い遅れましたが、この本は、Manaさんによ
る「空」三部作の三冊目にあたります。

一冊目:『「空」舞い降りた神秘の暗号』(三楽舎、2010年11月)
一冊目:『「空」天翔ける歓喜の弥栄(あまかける かんきのいやさか』
(三楽舎、2011年11月)

もし三部作とも読まれるなら、素直に

一冊目→二冊目→三冊目

という順番で読み進まれることをお勧めします。


なお、Mana さんは透視チャネラーですが、現在
「空」のメッセンジャーとしての活動に力を入れ
ていらっしゃって、ブログを通して情報を発信な
さっています。

Mana さんのブログ(「スターハートブログ」
http://starheart-blog.jp/

さらに、当ブログでも以前、Mana さんのセミナー
と個人セッションの感想を下記の日付で書いてい
ますので、お時間の許す方はぜひどうぞ。

Mana さんの「空(くう)」セミナー(名古屋)
(2011年2月1日付)
Mana さんの個人セッション報告①
(2010年12月26日付)
Mana さんの個人セッション報告②
(2010年12月28日付)


火の女神・ペレからのメッセージ

2010-11-15 21:21:34 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『地球のハートチャクラにつながる
 パワースポットをめぐるヘミシンクの旅』
(坂本政道著、Ameba Books)

本屋さんでこの本のタイトルを見て、
「へー、地球にもチャクラがあるのか」と思いました。

「地球意識」という言葉は最近、ときどき耳にするけれど、
「地球のチャクラ」というのも存在するんですね。

私たち人間にもあるのだから、あっても不思議はないかな。

こんな考え、数年前の自分だったらとても受け入れられ
なかったかもしれません。

そう思うと、今はかなり「柔らか頭」になったものです。


さて、この本。

ヘミシンクで有名な坂本政道さんがハワイ島を旅して、
その土地のスピリットたちと交信した内容が記録されて
います。

この旅のメイン・イベントは、キラウェア火山の女神・ペレ
との交信なのですが……

このキラウェア火山の火口というのが、ずばり本のタイトル
にある「地球のハートチャクラ」にあたるのだとか。

女神・ペレは母なる大地としての地球のエネルギーを表す
存在であり、キラウェア火山の火口に立って交信を試みた
坂本氏に、こんなメッセージを伝えてきました。

「この場所は地球のエネルギー、無条件の愛のエネルギー
を直に取り入れるのに適したところです。大地から足を通し
て吸い上げてください。それをハートに取り入れることで、
ハートを開くことができます。」(本書、167頁)

さらにペレは、この「無条件の愛のエネルギー」とつながる
ことが、アセンションにおいて非常に重要になると言ってい
るのです。

「無条件の愛のエネルギー」とつながるいい方法は、実際に
キラウェア火山の火口に行くこと。

実はキラウェア火山だけでなく、ハワイという土地全体が、
大地や、海や、風のエネルギーを取り入れることのできる
素晴らしいパワースポットなのですね。

ハワイ……一度は行ってみたいなあ。

でも、それはちょっと大変……という人は……

自然の中に出ることが、「無条件の愛のエネルギー」と
つながる手助けになるのだそうです。

そういえば、私自身、田舎に住んではいますが、案外、
自然の中に身を置く時間が取れていないなあ、改めて
そう思いました。

簡単なようで、意識してやらないと、意外とできないもの
なんですね。

無理なくできるいい考えはないか、工夫してみようと思
います。

手始めに、近くのお寺に紅葉を見に行こうかな。

シュワルツのヌードは光にのって…

2010-10-10 21:11:18 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『魂の記憶 宇宙はあなたのすべてを覚えている』
(喰代栄一(ほおじろ えいいち)著、日本教文社)


先週の日曜日、うちの「小さなギャラリー」の展示替えをしました。
(写真はその様子です。柿の葉で季節感を演出。)

以前にもブログに書いたように、わが家の表には昔、たばこの
ディスプレイ用に使っていた小さなショー・ウインドーがあるので
すが、たばこ屋を廃業してからは、ほったらかしになっていまし
た。

そこで、その空間を遊ばせておくのはもったいないと、私がスピ
リチュアル関係の書籍とパワーストーンを紹介するために使う
ことにしたのです。


さて、今回ウインドーに並べた本は、上記のもの。

著者の喰代栄一氏は、「サイエンスとスピリチュアリティーの
融合」という視点から執筆活動をしている人です。(難しいこ
とかもしれないけれど、面白そう!)

この本(『魂の記憶』)の核になっているのは、「シュワルツの
動的システム記憶仮説」という、この宇宙における「情報エネ
ルギー」のやりとりに関する仮説です。

この仮説のキーポイントを、喰代氏は次のように表現してい
ます。

「私たちの住むこの世界は様々なシステムにより構成されて
おり、それらすべてのシステムは、なんらかの情報を発した
り受け取ったりしている。その情報のやり取りのなかで、シス
テムに記憶が宿る」

これだけでは、あまりにも漠然としていて、何のことかピンと
こないかもしれませんが……

もっとわかりやすくなるように、喰代氏はあるエピソードを
紹介しています。

それは、この仮説の提唱者の一人、ゲリー・シュワルツ博士
の「ある体験」でした。

バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学で特別講義を
行うためホテルに滞在していた彼は、ある夜、午前三時頃
目が覚めてしまいます。

その夜はちょうど満月で、高層ホテルの部屋の窓から見える
眺めは素晴らしいものでした。

眼下にはイングリッシュ湾の海、右手には頂上に雪を頂いた
山々、左手には半島と大学のキャンパス。

満月の光で湾内の波が輝き、山のすそ野にそって家々やアパ
ートの灯りが無数にきらめいています。

シュワルツは思わず裸のまま窓の前に立ったのでした。

まさにそのとき彼は、まるで啓示のようにひらめいたのです。

彼が今、ホテルの窓から家々の光を見ているのと同じように、
彼の裸の映像も光にのって、それぞれの家の窓に入っていま
す。

もし、その中にいる誰かが望遠鏡を持ち出してホテルを見よ
うとしたなら、裸のまま窓辺に立つ自分の姿が目に入るはず
です。

そればかりではありません。

「私の映像は光にのって、宇宙空間に飛び出している。つま
り、私は光にのって宇宙空間に飛び出している。その光はま
るで生きているかのように、そして、永遠にただようのだ!」
(本書、93~94頁。)

そして、それはいつか、地球から遠く離れた星(例えば数万
光年も離れた)の知的生命体によって観察されることになる
かもしれない、ということになるのです。

この本のサブタイトル、「宇宙はあなたのすべてを覚えてい
る」は、シュワルツの得たこのひらめきをうまく凝縮していま
すね。


この本を、その内容を紹介した手製のポップとともにウイン
ドーに飾った数日後、母がこんなことを教えてくれました。

下校の途中らしい一人の女子中学生が、ウインドーの前に
立ち止まって、本とポップの言葉をじっとながめていたと。

私にはそれが誰だったのか、確かめるすべもありませんが
……

宇宙は彼女のことを決して忘れないでしょう。
永遠に。

マシュー・ブック2

2010-08-28 19:14:06 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『新しい時代への啓示』
(スザン・ワード著/森田玄訳、ナチュラルスピリット)


「マシュー」という名前にピンと来た方は…もうご存知ですよね。

マシュー・ワード。それが、彼がこの前、地球に転生したときの
名前でした。

アメリカ人として生を享けた彼は、1980年、弱冠17歳で交通事
故のため亡くなってしまうのですが……

その14年後、母親のスザン(スザンヌ)さんへ、ニルヴァーナ
(霊界)からメッセージを送ってくるようになったのです。

その内容がインターネットを通して公開され、本としても刊行
されているのですが、その日本語訳本の二作目が本書です。

(一作目はすでに当ブログで紹介ずみ。2009年1月20のとこ
ろをご覧ください。)


さて、この本、一読してみて感じたのは……

地球が今まさに、大きな変革の前の、この上なく重要な時期を
迎えているのだ、ということです。

これは、一作目のときも同様に感じたのですが、今回も改めて
そのことがひしひしと胸に迫ってきました。

大きな変革というのは、具体的に言えば……

地球自体の周波数が上がり、現在の第三密度といわれる段階
から、第四密度(あるいは第五密度)へと次元上昇(アセンショ
ン)することだと言われています。

その次元上昇の最終段階に今、私たちは生きているわけです
が、そのことを認識している人は、まだあまり多くはないようで
す。

(こう書いている私も、ほんの二年前までは、全く知りませんで
した。)

しかし、マシューさんのメッセージによれば、第四密度のエネル
ギー領域内に肉体を持ったまま入っていくには、こんな条件が
あるのだといいます。

即ち、私たちの「肉体とスピリチュアルな明晰性(気づき)がそ
れと同じレベルになっていなければならない(本書、352頁)」
ということ。

けれども、目に見えない、スピリチュアルな世界を信じない、
関心を持たない人たちには、そんなことを知る手立てがあり
ませんよね。

地球に暮らしている限り、やがて訪れるアセンションと無縁で
いられる人は誰一人いないはずです。

それなのに……

スピリチュアルな世界に深く関わっている人たちの中には、
こんなふうに考える人もいます。

「アセンション、アセンションといっても、結局のところはその
人自身の内面がどうであるかが大切なのだから、なにもア
センションだけを特別視しなくてもいいのではないか。」

確かに、究極的には、一人ひとりの内面のあり方が大切だ
ということはもっともだと思います。

でも、「アセンション」が起こりうること自体を知っているのと
知らないのでは、大きな違いが生じるかも知れない、そう
思いませんか。

第四密度へと移行した地球で、今と同じ肉体を伴った形で
生き続けるのか、あるいはそれが叶わずに今生を終えるの
か……

それを意識的に選択できるのと、「アセンション」への認識
がないために選択のチャンスを逃してしまうのと、あなたな
らどちらがいいですか?

私なら、前者です。

(ただし、選択する意思があっても、無事に第四密度へ移
行できるかどうかは別問題ですが。)

それと同時に、一人でも多くの人が、その選択ができる状
況になればいい、そう思います。

そのために、自分一人にできることはそれほど多くないけ
れど……

それでも、スピリチュアルな世界に関わっている人たち(ラ
イトワーカー)に、一人でも多くの人に向けて「アセンション」
のことをPRしてもらえたら……そう思うのです。


さて、それで、「アセンション」がどんなことかは把握できた
としましょう。

それに備えて「肉体とスピリチュアルな明晰性(気づき)」
を高めるには、具体的にどんなことをしたらいいでしょうか。

その方法は、たくさんあります。

例えば、本書をひもといて、マシューさんのメッセージに
触れるという手もあります。

今回読んでみて、私自身もまるで視界をぐんと広げてもら
ったような気がしましたよ。

中にはとてもショッキングな内容もありますが、心が救わ
れるような、希望の持てるメッセージもたくさんあります。

地球がこれから移行しようとしている第四密度の世界は、
今私たちのいる第三密度に比べ、「愛と平和と自然との
調和」に満ちた世界なのだそうです。

そして、そんな地球の「アセンション」のために、高度に
進化した地球外のあまたの生命体たちがエネルギー
を送り、惜しみない協力をしてくれているのだとか。

なんて、ありがたいことでしょうか。

この本を通して、そんなもろもろのことを知れば、あなた
自身の「アセンション」が、きっと起こるでしょう。

翼の生えた天使

2010-05-16 17:36:25 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『天使のレクチャー』
(ヒロコ・アイザックス著、ナチュラルスピリット)


また、わが家の小さなギャラリーの展示替えの日がやって来ました。

今回の本は、内容にももちろん惹かれたけれど、半分は表紙のカバー
写真に一目ぼれして手に入れた一冊。

こんな「イケメン」の守護天使がついていてくれたら、毎日ドキドキしちゃ
うだろうなあ。

そんなふうに想像を巡らせていたら、自分の守護天使の姿が無性に
見てみたくなったのでした。

でも、本来、天使というのは肉体を持たない存在ですから……

きっと、人間のような姿で現れるのは、私たちにとってどうしても、そう
してあげることが必要なときだけなのでしょう。


この本の著者のヒロコ・アイザックスさんはあるとき、守護天使の声を
聞くようになり、それを書き留めることを始めるのですが……


それからしばらくして、その守護天使が彼女の前に姿を現し、「サム」
という名前を名乗ったのです。

その場面を、本書から引用してみましょう。



「ごめんよ。驚かすつもりはなかったんだよ。ペンからっていうやり方で
は、僕が得体の知れない存在だって君が恐く感じてしまうのも当然か
なって思ったんだ。それでこの姿で現れてみたんだ。ほら、わかりやす
いだろ、僕が天使だって……」

 私はあらためて近くで天使をよく見てみた。輝く金髪に優しい安らかな
顔立ち、それに真っ白のローブと大きな翼!確かにわかりやすかった。
でも……!

「恐がることはないよ。僕はいつも君を守る立場でさえあるんだ」
単純なやり方だけどそれはなぜか私に効いていたみたいだ。その天使
の腕の中にいるとなぜか私の気持ちは落ち着き静かになった。



それからヒロコさんは、この「天使の姿をした」守護天使サムから、五つ
のテーマのレクチャーを受けることになるのです。


う~ん。翼の生えた天使。

それは本来エネルギーとして存在する天使の、あくまでも仮の姿なの
でしょうか。

でも、人間としては、背中に翼を生やしたあの姿であればこそ、自分の
見たものを、「確かにあれは天使なんだ」と信じられるものなのでしょう。

私自身は、天使のものと思われる光とエネルギーを毎日目にしますが、
ヒロコさんのサムのような、翼を生やした姿を見たことはまだありません。

それを目撃する日は、私に来るのでしょうか。

以前に、守護天使に話しかけてみたことがあるんです。

こうして光やエネルギーを見ているのだから、私はもう一生、翼を生やした
姿のあなたたちを見ることはないの?

答えは、声として返ってはきませんでした。

でも、そうなのかもしれないと、今まで思ってきました。それでもいいや、と
自分を納得させてきたのです。

でも、ほんとはね。

ほんとは、会ってみたいんです! 翼を生やした天使に。

前世探索の旅へ

2010-05-01 17:38:22 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『自分の前世!がわかる本』
(テッド・アンドリューズ著、北田浩一訳、成甲書房)


「自分の前世が、わかる……」

ホントカナー?


わかる、なんて、そんなにはっきり言い切られても、とつい
突っ込みたくなってしまうタイトルですね。(→ へそまがり?)

でもまあ、そう頭から疑ってかかることもありませんから。

まずは自分で試してみればいいのです。

そのための、つまり、自分の前世を知るためのエクササイズの
方法が、この本にはいくつも紹介されています。

とくに役に立つと思った点は、瞑想のときの視覚化がしやすく
なるような、具体的で巧みなシチュエーションの設定があるこ
とです。

たとえば、「人生のギャラリーの実践例」というエクササイズ
では、   


まず、あなたは金色の長いらせん階段の最上段にいます。

そしてそこから、階段の下へ降り立ち、円形の部屋にたどりつ
きます。

その部屋にある樫の扉を開けて次の部屋へ入って行くと……

そこはあなたの人生に関わるさまざまなものが置かれた、あな
たの人生のギャラリーだったのです……
(本書、76~79頁の内容を要約。)


実際の本の描写は、こんな簡単なものではなく、はるかに具体
的で、情景を心に描きやすくなっています。

なるほど、この描写の手順を追って瞑想をすれば、自分一人の
イメージ力だけでするより、きっと質のいいワークができそうです。

その道の専門のヒーラーに誘導してもらうのにひけはとらない、
というのは無理でしょうが、少なくともそれに近づける効果はある
でしょう。


普段忙しくて、瞑想なんてとても……という方も、この連休の時間
を使って、前世探索の旅に出てみてはいかが。

今まで持っていた「自分」という枠組みをはずすために…。


*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *


今日の写真は、上に紹介した本のアップです。
(例のショーウインドーに展示してみました。)

一緒に、ヘマタイト(赤鉄鉱)という石もディスプレイ。

本書によると、ヘマタイトは

「潜在意識とそこに眠る記憶を覚醒させる効果」

を持ち、

「前世への退行催眠でとりわけ効果を発揮」

してくれるそうです。(同書、102頁より)