穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

感想:「なかよし」 2010年9月号

2010年09月14日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想

また2ヶ月遅れになってしまった。
そういえば「しゅごキャラ!」さんの最終回感想もまだ書いていない。
早くしないと年が変わってしまう。

■しゅごキャラ!アンコール! アンコールファイナル「あむと……」

堂々の最終回。

諸々の人間関係は綺麗に整理整頓されました。
基本的に日奈森さんの圧勝具合は変わってないのですが、とにかくすっきり整頓されました。
一番の勝ち組は空海くんだと信じたい。歌のお姉さん、物凄い勢いで中古な上に、歩く×たま製造機ですけれど。

司さんの謎はさりげなくスルーされました。
まぁ気にすまい。
非常によく似たただの親戚なんだ、きっと。

そして最後の最後にて、日奈森さんの名前の由来が公開されました。

たまごたち:
 「中学校からは英語の授業が増えるもんね」
 「えーっとあい…あむ…」
 「『わたしは○○です』ってことばよね」
 「『あい あむ あ がーる』『あい あむ あ すちゅーでんと』」
 「『あむ』のうしろにつくことばで意味がかわるの」
 「まるでキャラチェンジみたい」

「am」は「I」にしかつかない。
「am」の後ろにどんな言葉が来ても、「I」は変わらない。
だから…

日奈森さん:
 「あたしはこれからおとなになっていく」
 「でも」
 「どんなにかわってもIをなくさないでいれば」
 「どんなあたしにだってなれる!」

「あむ」なんて、座りは悪いわ意味は分からんわで何でそんな名前に?と思っていたら。
ちゃんと仕込んでありました。
日奈森さんにはそんな深遠な意味合いが。

何にだってなれるのをいいことに、数多のキャラチェンジとキャラなりでぶいぶい言わせ。
何にだってなれるのをいいことに、数多の異性と自由を満喫し。
そんな彼女も大人になっていく。
でも、たまごは大きくなってもなくならない。
可能性はいつまでも。どんなあたしにだってなれる!

個人的に、「しゅごキャラ!」さんは第1話で完結してしまってるように感じてた。(日奈森さんが殻を破った時点で、主題が達成されてる)
でもこうして見ると、殻を破ったらそれで終わりじゃ半端だった。
何かになったり、大きくなったりしても、そこから更に何かになれる。筋を通して終わった綺麗な最終回だったと思う。

…蛇足ながら。
ひとまず日奈森さんに選ばれたのは、イクトくんでした。でも王子も諦めてません。
そして日奈森さんも、「あたしは何にだってなれる」と公言されています。
これから先、日奈森さんはどんな遍歴を辿るのか。
「何にでもなれる」からといって、加減と言うものがあることを、日奈森さんには早く学習していただきたい。

■先生に、あげる。 第2話「雨の日が好きになったわけ。」

内気な田中さんは、縁あって知り合った彼のことが好きになりました。
そこで、ひと夏の大冒険のつもりで、頑張ってキスしてみました。
さようなら私の夏。思い出をありがとう。

…と思ってたら、その彼は学校の担任として赴任してきやがりました。夏が終わらない!

迂闊に大冒険するとえらいことになる。
そんな前振りで始まった本漫画。
ヒロイン様である田中さんの色気が異様です。こんな良い娘さん、どこに落ちてるんだ。

■ハートキャッチプリキュア! 第7話

3人目のプリキュア・生徒会長さんが発見されました。
サンシャインさんに変身するまでの過程は、さすがの上北さん。
己の無力を嘆く会長の慟哭と、陽の光差す展開は短いページ数なのに非常に熱い。

本シリーズのテーマ的には、「外見だけの変化では意味がない」。
プリキュアへの変身もある意味で否定されかねません。
実際、初めは「可愛いコスチュームが着たい」程度のノリでいた生徒会長さんは、一度プリキュアになるのを断念しています。
でも単なる外面だけでなく、内面の変化も伴ったとき。第三のプリキュアさんが起動なされる。
外面が変わっただけではダメ。そして外面を伴わない内面の変化もまたダメ。「変身」ギミックとテーマが綺麗に融合した展開で大満足です。

しかしながら花派としては、あえて彼女に注目したい。

巡り合った生徒会長さんに、ポプリは完全一目惚れ。
生徒会長さんもポプリのことが気にいってくれました。
まさに相思相愛。こんなに望まれたパートナーが、かつていただろうか。

そんな祝福の鐘がなる中、抱き合う二人を見て、花咲さんから一言。

花咲さん:
 「てゆーか、ポプリになりたい」

地が出た。花咲さんが崩壊しておられる。

完全に色にボケた花咲さんは、もはや冷静な判断はできない。
来海さんは懸命に諭します。好き嫌いでプリキュアを選んではいけないと。
もっとハートとかそういうのを吟味して、厳正なる審査の末に選らばな…

花咲さん:
 「ゼッタイゼッタイいつきでしゅ!!」
 「この子がいいんでしゅ!!」

は、花咲さん…!
しかもどさくさまぎれに、生徒会長の腕まで掴んで頬寄せて!
引っ込み思案詐欺の女が、とうとう本性を表した。

花咲さん:
 「いつきさんにぜひ着てほしいですっ」
 「プリキュアのコスチューム!!」

う、うわあ。
それが内面変化重視の娘の言うことか。花咲さんの心の花がわんさか茂り狂ってる。
お願いだから、もう少しプリキュアとしての品位と自覚を…

花咲さん:
 「キュアサンシャイン!!想像以上に強い!カワイイです!!」
 「…それに」
 「おヘソーっ!!!」

もうダメだこのプリキュア。

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感想:なかよし9月号増刊 なかよしラブリー

2010年08月26日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
■ミリオンガール 番外編「トップ・シークレット」

それは今から数か月前のこと。
「なかよし」さんで「ミリオンガール」なる漫画が連載されていました。
お家が破産して大借金を背負った琥珀幸さん(高校生)が、我が身を賭けてギャンブルに挑むお話です。
他の「なかよし」ヒロイン様が、恋に友情にあくせくしている中、お金に目をぐるぐるさせてる様は多くの読者の感動を呼びました。
琥珀さん、格好いい。どんどん黒い笑顔が似合うようになっていくのが、格好いい。

そんな「ミリオンガール」の後日談が、掲載されました。
舞台は琥珀さんが最終ゲームに勝利し、無事に借金を返済された後のこと。
これでまた騙し打ちにあって借金まみれになっていたら大喜びなところでしたが、堅実に生きておられるようです。…ちっ。

琥珀さんは語ります。自分には兄がいたと。でも幼い頃に交通事故で他界したと。そしてそれがきっかけで、いじめにも遭っていたと。
ちなみに語っている相手は「裏切り者ゲーム」の時の娘さん達です。
この裏切り者め…。琥珀さんが貧困にあえいでいた時、軽くいじめ入ってた娘さんらに、過去のいじめ体験を語るとは、琥珀さんも器用な真似をなさる。

それはさておき琥珀さんは語ります。だけどいじめはある時なくなったと。きっかけとなったのは大好物のミルキーサワーだと。
琥珀さんは今でもその飲料物が大好きで、冷蔵庫いっぱいにストックして毎日ぐびぐび飲んでおられるそうです。
そしてそのミルキーサワーを、やはり格別の思い入れをもって愛飲する人がもう一人。

レオンさま:
 「これを見るとなつかしくてさ…」

…え?

レオンさま:
 「ぼくは幼いころ父とドライブ中に事故にあった」
 「そのあと銀家につれてこられたんだ」

こ、琥珀さ…!?貴女、何か色々騙されて…!

しかもこの真実は、最後の最後まで琥珀さん当人には伏せられたまま終わってしまいました。
そんなわけで。
番外編にしていきなり兄がいることが判明し、しかもその兄がレオンさまだと明かされ、驚愕のまま、幕。

琥珀さんは賭けゲームの優勝賞品として「レオンさまの許嫁の座」をゲットされています。
なんてことだ。平穏な生活を手に入れたと思ったら、悪辣な罠だった…!
結果として、琥珀さんは許嫁を即行で辞退されましたが、一歩間違えてたら大惨事に。
嗚呼、琥珀さんが「なかよし」ヒロイン様らしくなく、一切恋愛に惑わなくて本当に良かった。
うっかり間違ってレオンさまに懸想してたら、ゲームに勝って勝負に弄ばれるところだった。

なお、極めて聡明で幸運な琥珀さんは、最後までこの危険な罠を回避しきりました。

琥珀さん:
 「あ」
 「レオンがミルキーサワーーーー?」
 「クールが売りのレオンさまがめずらしいものをお飲みになるのですね?」(ニヤリ)

うん。この娘はきっと、最後まで罠にかからない。
琥珀さんは天性のギャンブラー。
こんなたくましい彼女の活躍がこれで最後と思うと悲しいですが、これからの人生を応援したい。

ミリオンガール(3) <完> (講談社コミックスなかよし)

…作者さんの反省によれば「サチは幼女にすべきだった」。
ということは、父兄を失ってしくしく泣いてるあの子に、ギャンブルをさせるべきだと考えられたということでしょうか。
鬼です。ぜひ読みたかった。

■しゅごキャラちゃん!

【ステキな花言葉】より:

ダイヤ娘:
 「ヒマワリって色的にわたしに似てるかも♥」
青:
 「花言葉は『あこがれ』『すうはい』『光り輝く』だって」
ダイヤ娘:
 「まさに神秘的なわたしっぽい!」
青:
 「まだあるよ」
 「『いつわりの富』『にせ金貨』」
ダイヤ娘:
 「ナニソレっ!!」

そして作者さんのコメントは「花言葉っておもしろいんですよね~!」。
ダイヤ娘の愛され具合が伝わってくる。これ以外のネタも、ダイヤのダイヤたるところが如何なく。
というかダイヤに限らず、この作者様の愛は迸っててとても楽しい。

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感想:「なかよし」 2010年8月号

2010年08月04日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
1ヶ月遅れに追いついた。

■先生に、あげる。 第1話

新連載。
すみません。こんな娘さんはどこに行けば落ちているんでしょうか。
話はまず、そこからだ。

■野ばらの森の乙女たち Scene2「月明かりの図書室 ゆれる心」

謎のお嬢様学校に入学した西園寺さんを待っていたのは、謎の上級生による誘惑の嵐でした。
泉様のストーキングぶりが凄まじい。
登校中だろうが体育の授業中だろうが図書室に行こうが、振り向くといつもいる。

こうして初な西園寺さんは、すっかり掌の上で弄ばれてしまいました。
同性同士なのに、別にその部分は特に悩みすらしてないのが優秀です。
でもそんな西園寺さんに、幼馴染の穂波さんは気が気じゃない。

穂波さん:
 「泉さまは、女の人なんだよ?」

正論です。恋愛は人の自由とはいえ、そこはちゃんと認識しておかないと。
もっとも、この台詞を吐いた穂波さんは、今まさに西園寺さんを潤んだ瞳でベッドに押し倒し中。
なんてことだ。ここで「分かった。同性だし止める」と答えたら、穂波さんの籠の中。
かといって「同性でも気にしない」と答えた日には、穂波さんが即座に獣と化しそうな勢いだ。
今、気にしないって言ったよね!言ったよね!?

どうすればいいんだ。

■初恋ランチボックス 第8話「ケンカしちゃった」

「よく食べる、中1」ことサエさんは、意中の彼に物凄い勢いで怒られました。
無理もない。通りすがりの男連に色仕掛けしかけて食べ歩き、夜の繁華街を闊歩して騒動に巻き込まれたりと自由すぎた。
猛省を促したい。

そんなわけで料理上手のSHIORIさんからレシピを教えてもらい、反省料理を作ることに。
作り方は簡単です。
たまごをつぶして、必殺のタルタルソース(市販)を混ぜるだけ。タルタルの実力は半端ないもんな!任せて安心。
それ以外の要素は、作り手の遊び心によるカットや盛り付け勝負。
サエさんの実力を考慮した良いチョイスだと思います。SHIORIさん、プロだ。

■妖界ナビ・ルナ 第5章 光と影の戦い 最終話「Happy Brithday」

最終回。

訳の分らぬまま始まったルナ姐さんの死闘は、関係者全員死亡と言う容赦ない展開で幕を閉じました。
冒頭部分の「起こらなかった平和な生活」が胸を打ちます。
ちょうど似たようなことを「ネギま!」の方でもやっていますが、ルナ姐さんはガチで現実世界が死屍累々。

それでもなお。姐さんは命のありがたさに感謝する。
莫大な魔力の宝玉をゲットしたことにより、辛うじて蘇生した妖怪2名と共に、妖界への扉を封印。
残った残党の一掃を固く誓い、再び歩き出す。

姐さん:
 「妖界より来し悪しき妖怪が まだとどまりかくれていたならば」
 「宝玉の力をもちいて果てまで追いかけます」

 「いままで出会ってきたたくさんの人たち。大切な思い出」
 「ずっとわすれないいつまでも。心の中で輝きつづけている」
 「ともに生きていける存在がいること」
 「その存在をかみしめながら わたしは生きてゆく」

 「今宵も月にねがいをかける」
 「きみの幸せが」
 「いまもこの世界のどこかにありますように」

小学生の決意ではない。
ズタボロになりながらも歩んできた姐さんの後姿が神々しいです。
原作小説もこのノリなんでしょうか。
他の「なかよし」連載の娘さんたちが、恋や友情に悩む中、壮絶な人生を送っておられる。
何か似たような感想を、前にも書いたような気がしないでもない。

割と真面目に好きな漫画でした。
ルナ姐さんの番外編は「ラブリー」秋号に掲載予定。
多分、買おう。

■ハートキャッチプリキュア! 第6話

第三の妖精・ポプリが誕生しました。
これで三人目のプリキュアが現れると、花咲さんも大喜び。
一体誰なのかしらパートナーは。

月影先輩:
 「ポプリと運命の絆でむすばれたパートナー第三のプリキュア……」
 「それは"やさしい心"と"強い心"をもつ者と出会い ポプリがその心に応えたとき誕生するのよ」

この説明台詞を一気に喋り倒した先輩の表情を、この場に掲載できないことが残念です。
物凄く良い顔をされています。
そして「わたしはあんたのパートナーではない」と暗に釘を刺してるところが清々しいです。

花咲祖母:
 「支えあうコトができる仲間は多いほうがいいわ」
 「わたしやゆりちゃんは一人で戦っていたケド」

月光キュアさんに仲間がいなかったことが確定しました。
来海姉をスカウトしようとか、頑張った過去があったりなかったりしたんだろうか。
先輩の孤独な過去が気になって仕方がありません。

なにはともあれ、こうして3人目探しが始まりました。
漫画版の花咲さん達は、極めて地道に聞き取り調査を行い、容疑者の特定にかかります。
雨の日も風の日も。聞き取りの相手はもちろん…

花咲さん:
 「お花と会話できるなんてスゴイです」
ポプリ:
 「お花さんならきっと知ってるでしゅ!やさしさと強さをもってる人のコト」

花咲さんが行きつくところまで行ってしまった気がする…。
お花相手に真剣に会話する一行に、唯一の常識人の来海さんはげんなり。
こんなので、本当に見つかってたまるか。

花咲さん:
 「シプレもこーやってわたしをみつけたんですか?」
シプレ:
 「…そっ…それは…実は…偶然で…」

謎生物、自白。
成り行き任せで適正もない子を適当にプリキュアにしたツケは言うまでもなく。
ちゃんとその辺を忘れなかった上北ふたごさんは、やっぱり只者じゃない。

こうして花から花を渡り歩き、証言を集めた結果。
「ヒマワリが重要証言を握ってる」との情報をキャッチ。
向かった先で一行が出会ったのは…。

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感想:「なかよし」 2010年7月号

2010年08月03日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
既に2ヵ月遅れですが、書くだけ書こう。

■野ばらの森の乙女たち Scene1「花びらの下 恋のはじまり」

新連載。反乱軍のお話。

お嬢様学校に入学した西園寺さんは、予想以上のお嬢様学校ぶりに圧倒されるばかり。

校則:
 「在学中の男女交際は一切禁止。ただし許嫁をのぞく」

当たり前のように許嫁の存在を想定するそんな学校です。
しかしながら西園寺さんは、そこよりも前文の方に食い付いた。
「男女交際は一切禁止」。

そこから導かれる自明の結論に、第1話から躊躇なく踏み込む西園寺さんの未来はどっちだ。

■初恋ランチボックス 第7話「反対されたって!」

「よく食べる中学生」のフレーズでお馴染みのサエさん。
今日も今日とてナンパしてきた男を財布にして食い遊び。夜遊びだって何のその。
どうしようもないほどに腐っておられる。

あまりの腐敗ぶりに、パートナーの男の子もとうとうブチ切れられました。
無理もない。
いくら金髪ツインテールの顔面偏差値最強&家事属性保有の無敵少女とはいえ、これはフォローできない。
ええ、フォローできないですよ。フォローしちゃダメだ。ちくしょう。何でこんなにスペック高いんだサエさん。
騙されちゃダメだと分かってるのに。

■わたしに××しなさい! Mission.14「悪い子にはおしおきだねっ」

晶くん:
 「あいつにここ(首)かませたって…ほんとう?」
氷室さん:
 「うムそうだが。それがなんだ?」
晶くん:
 「なんであいつなの!?ボクにだってできるよ?ボクにさせてよ!」
氷室さん:
 「おまえじゃダメだ」
 「かんでいいのは、時雨だけだ」

軽く絶望する晶くん。だけど続く言葉で即座に悟った。

氷室さん:
 「だいたいナイトのおまえがかむわけないだろ」

この一言で。
氷室さんの常人には理解できない動機による、常人には理解できない行動の全てを悟り、常人には理解できない切り返しを即座に行った彼は変態だと思いました。
状況を理解できてない時雨くんとは違う。これが変態と常人の差なんだ。

■ハートキャッチプリキュア! 第5話

新EDの愉快な笑顔で人気急上昇中の月影先輩が、漫画版でも登場。
御年17歳だそうです。
現役プリキュアの最高齢記録を一気に塗り替えた。

竜舌蘭に惹かれて、月光姉さんはふらふらと植物園へ。
だけど彼女が園内に入った途端、周囲の植物が震え始める。
時を同じく、察知される邪悪な気配。

花咲祖母:
 「あら…?」
 「…植物が異変を感じているようね…」
月お姉さん:
 「…きっとわたしのせいです…」

物凄く暗い。
やってきたのはダークさん。先輩の口ぶりからすると、今までにも似たようなことがあった様子。
どこに行ってもあのプリキュアもどきが襲ってくる。もうわたしはプリキュアじゃないのに。本当、いい加減にして欲しい…。

心が折れてるというより腐れ落ちてる月光お姉さんが、何をどうすれば明るく踊るようになるのか。実に楽しみです。

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桃雪琴梨さん、「ミリオンガール」について、ちょっとつぶやく

2010年06月15日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
「なかよし」で連載されていた「ミリオンガール」の作者・桃雪琴梨さんのTwitterから。

「ミリオンガール」は女学生の琥珀幸さんが、1億の借金返済のためにマネーゲームに挑むお話。作者さん曰く「少女漫画版ライアーゲーム」。
他の「なかよし」連載ヒロイン様が恋や友情に惑う中、身も蓋もなく金と殴りあう琥珀さんの姿は各地に感動を巻き起こしました。
お目々ぐるぐるしながらカードゲームに臨み、札束を数えては溜息をつく…、そんな琥珀さんが大層プリティ。
いつもお世話になってる相羽さんも書かれていましたが、荒波に立ち向かう格好よさと、「女子高生何やってんの」的突きぬけ感が爽快です。
琥珀さんは、何かが違う。


ミリオンガール(1) (講談社コミックスなかよし)

その作者こと桃雪琴梨さんがこんなことを呟いておられた。

[引用]
 原稿、先月はショパン10P全行程14日間、今月はミリオン36P全行程+ショパン8P(まだ下絵とペンのみ)で12日間の予定…何故(笑)。今日の結論→ミリオンのサチは幼女の方が良い。ショパンがいじめられているシーン辛い…まさか今月2本ともいじめ漫画…!?ミリオン原稿UPまでもう少し。
 5:56 AM Jun 14th webから
[引用終]

『今日の結論→ミリオンのサチは幼女の方が良い。』

女子高生でもまだ足りなかったと申されるか。
作者さんの自省は「幼女にすれば良かった」。
幼女に1億の借金を背負わせてマネーゲームとは。アグレッシブすぎる。

琥珀さん(幼女):
 「あたしが売れる財産は宝石よりも輝く琥珀色の髪だけ」
 「これでマネーゲームに参加してやるわ!自由な人生をとりもどすために!」

琥珀さん(幼女):
 「ダメだ!あたしにはできない!」
 「もしゲームに負けたらケイトに100万円はらうとき新たな借金を背負うことに!」

琥珀さん(幼女):
 「このゲームの最後に青ざめているのはあなたよ!」

琥珀さん(幼女):
 「どうしたんですか?アキさん」「はやくつづきをはじめましょうよ」(にこ…)

琥珀さん(幼女):
 「裏切り者!」

琥珀さん(幼女):
 「レオンのおよめさんになるのはイヤだけど、一億円が手に入れば借金からは解放される…」
 「とりあえずチャレンジをクリアしてから、レオンにきらわれる方法をかんがえよう!」

まずい。どきどきする。
何かもう違う漫画になって違うどきどきな気もしますが、とにかくどきどきする。
これが進化か…。

女子高生様がお金と人生を賭けてギャンブル、という時点で非常にエロティックなのに、幼女となるともはや猟奇の世界です。
幼女が髪の毛ぶったぎってお金に替えて、マネーゲーム。
行くところまで行っちまった感があります。格好いい。読みたい。

その他のつぶやきも、何か独特のきらめきを感じます。
「ミリオンガール」から他漫画とは違う香りが漂っていたのにも納得。
無念なことに、私はショパンに関する知識が壊滅的なのでコアなネタを理解できないものの、何かを全力で突き抜けておられることだけは分かる。

…で、「ミリオンの原稿」と書かれてるのが気になります。
公式情報を見つけられませんでしたが、増刊で番外編を描かれる模様。
ギャンブルから足を洗ったはずの琥珀さんの、最後の戦いが多分始まる。。

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感想:「なかよし」 2010年6月号

2010年05月25日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
「ミリオンガール」が終わってしまい悲しいです。
良い感じで毛色の違う漫画だと思っていたのですが、つくづくアンケートを出し損ねたのが悔やまれる。
入れ替わりで来月から始まる「野ばらの森の乙女たち」に期待してみます。

■しゅごキャラ!アンコール! 第3話「やや&海里」

最終回の感想も書けずじまいでアレなので、一言だけ。

Aチェア様:
 「ずーっとエースエースって」
 「『やや』っていうかわいー名まえがあるんですけどーぉ」

すみません。私もずっと「Aチェア様」と呼んでました。
仕方ないんです。Aチェア様には、ご自分が憧れ対象であり崇められ対象であるご自覚をもっていただきたいんです。
でも「ややセンパイ」という呼称はそれなりにゾワゾワするものが。センパイセンパイ。

■わたしに××しない Mission.13「わたしの首すじをかみなさい!」

雪女と水野さん、果たしてどちらが人として狂っているのか悩んでみましたが、どっちも頭おかしいという結論に至りました。
分不相応にも自己主張するのなら、水野さんの方が好みです。
この人、怖い。惚れてしまいそう。

■初恋ランチボックス 第6話「やせたい女子」

「よく食べる、中1」のキャラ紹介でお馴染みのサエさん、今日も暴飲暴食していたところ、意中の彼が誰かの自作弁当を持ってきた。
漂う不穏な空気。
サエさんの容赦ない拷問の結果、件のお弁当は彼の妹分の女児様からいだたいたものと判明。

サエさん:
 「なぁんだ、そっかぁ…」
 「たしかにこりゃことわれないよね」

愚かな…。可愛い若い娘にお弁当こさえてもらって、心揺るがない男子生徒がいるとでも。

数瞬後、己の陥った絶対的危機に気がついたサエさん、対抗してお料理することに。良い子です。
劇中で「(異性的に)可愛い」と評されてる数少ない「なかよし」ヒロイン様なのに、努力も怠らない。
これでモテなかったら何かが間違ってる。

今回の本題は、肥満気味の娘さん。
男を落とすために痩せたいと訴える彼女に、サエさんは無情に言い放つ。
必要なくない?いまのままでも魅力的…

娘さん:
 「…サエちゃんはいいよ」
 「もともとかわいいし、いくら食べても太らないし…」

ごもっともすぎる。サエさんが言っても説得力のかけらもありません。

最終的には上手いこと男を籠絡することに成功しましたが、でも別に痩せて悪いことでもない。
過剰な絶食は論外としても、娘さんは食生活を考えた方がいいような…。
今回のレシピ、さりげなく「カロリー控え目で作ろう」と述べられていましたが、あれは精一杯のメッセージだったのかもしれない。

■ミリオンガール LAST GAME「いちばん大切なもの」

最終決戦。借金女王・琥珀さんが挑むのはいたってシンプルなゲームです。
「王冠」と「ドクロ」のカードを2枚用意する。
机に伏せる。1枚選ぶ。選んでない方を刃物で突き刺す。選んだ方をめくる。「王冠」を選んでたら勝ち。

シンプルです。
疑いようのないほどシンプルです。
ただちょっと「机が上空高くに競り上がってしまうため、肝心のカードが目視できない」だけ。

琥珀さん:
 「…カードが見えなくなった」

ちなみに、カードの確認をするのは対戦相手です。
当然、対戦相手も机と一緒に上空に。手元なんて見えません。見せる気もないです。
もっと言えば、このルールを考えたのも対戦相手その人です。

琥珀さん:
 「いま まさにカードがすりかえられているはず…!」

自明の結論。
もはやイカサマと呼ぶのも悲しくなるほどの、正々堂々たるイカサマぶり。
ダメだ、ルールを作ってる奴には勝てない。

しかし琥珀さんはくじけなかった。
事前に情報を仕入れていた彼女は、決勝戦の舞台を、学校の冷房室外機の真ん前に指定してみた。
折しも季節外れの夏日。ほどなく室外機が起動し、カードはどこぞに吹き飛ばされてしまいました。

…琥珀さんが選んだカードだけ。

琥珀さん:
 「残ったカードが王冠かドクロかわかれば あたしがどっちを選んだかわかるはずよね」

非の打ちどころのないロジックです。
まぁ「2枚ともドクロにすり替えているはずだ」という読みを外していたら終わってましたが(左右を入れ替えられてただけだったら、どうする気だったのか)、そこは賭けに勝った。
対戦相手の方も愚かな…。
あまりにもシンプルなルールだったので、ついうっかり。
「机がド派手に競り上がる(結果、上空の室外機の真ん前に)」「カードを刃物で突き刺す演出(おかげでそっちだけ吹き飛ばない)」なんて見せ場を作ったばっかりに。

こうして琥珀さんは一億の借金を無事に完済。
副賞の「大富豪の嫁になる」オプションはノータイムで辞退。
この娘さんは、最後の最後まで金しか頭になかった。格好良い。

そしてどこかの賭博中毒と違い、すっぱり足を洗って正常社会へ。
「なかよし」さんには珍しい清々しいヒロイン様でした。
願わくば再び借金地獄に転落し、第2部が始まることに期待したいです。

■ハートキャッチプリキュア! 第4話

花咲さんの初恋にして絶賛恋愛中の生徒会長さんのお話。

既にテレビで放送されている通り、道場を継ぐために女子要素を捨てて頑張ってたところをデザトリアン化。
そこはどうにか乗り切ったものの、やっぱり可愛いものには抵抗がある。
嫌いなわけじゃない。むしろ可愛いのは好き。でも強くなるためには可愛い服なんてダメだ!そんなの着たら、弱くなる!

蜘蛛兄さん:
 「服のせいにするのはまちがいぜよ」
 「漢なら……裸一貫で勝負じゃき」

本当に、どうしようもないほどに正論を言う人だ…。
「外見だけ変えても変わったことにならない」のテーマ通り。
服を着たから変わるなんて、そんなことはないんです。

…砂漠の皆さまは、一体どういう位置づけ何だろう。
彼らの主張は、見事にテーマに則していて「悪」に見えません。
サバーク博士の設定といい、この人たちは普通に良い人で、何か秘めた目的でもあるんじゃなかろうか。

そして「劇中善」のプリキュアさんも、きっちり回答を示してみる。

生徒会長さん:
 「ずっと男のように強くなりたくて…」
 「外見にまでとらわれていた…」

 「でも…綿毛みたいなふんわりカレンな女の子たちが」
 「カワイイ服でもとてもりりしく戦っているのをみて…」

生徒会長さんの悩みは、「プリキュア」さんのコンセプトとあからさまに矛盾している。
10年前なら説得力あったかもしれないですけど、今では「え?普通に可愛い格好して戦えばいいんじゃ?」となってしまう。
もはや悩みそのものが時代遅れ。30年前のお子様と10年前のお子様では、後者の方が進歩しているように、10年前と今で同じことやっててもしょうがない。
違和感を覚えていた部分を、漫画版ではしっかり押さえてくれてて大喜び。
しかもプリキュアさんがちゃんと解決に役立ってる。

そんなわけで生徒会長さんは悩みを解決なされました。

ところで今回、来海さんも持論を強調されていた。

来海さん:
 「あたしの持論『外を変えたら中身も変わる』」

これはこれで真実。
「プリキュアに変身する」という最も象徴的な「変化」には、「プリキュアになっただけじゃダメだ」と「頑張ってもどうにもならないそんなとき、プリキュアになりたい」の両面があるはず。
前哨戦が終わり、本格的に物語が動き出したら凄いことになりそう。

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感想:「なかよし」 2010年5月号

2010年05月24日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
もはや7月号が出そうな勢いですが、ひとまず5月号の感想。
「ミリオンガール」が終わってしまうと知って、非常に残念。
とても好きだったのに…。アンケートを出さなかった自分を責めたい。

■初恋ランチボックス 第5話「男の子の事情」

祝・連載リスタート。そして…

悠希くん:
 「ただでさえ おまえ 男がひっかかりやすい外見してるんだから…」

ああ。全面的に同意いたします。何この金髪ツインテール。
しかもその外見で、特技・料理の道を目指しておられる。卑怯。
とりあえず、今回教えてもらった料理はいつか作ってみようと思ってみた。

■ミリオンガール GAME.9「ミリオンガール・チャレンジ」

借金返済のために、ギャンブルに励む琥珀さん。
あれよあれよと勝ち抜いて、とうとう決勝戦にまでたどり着きました。
そして明かされる事実。優勝すると、主催者・レオンくんの嫁にならないといけない。

琥珀さん:
 「そんな!それじゃゲームに勝っても元の生活にもどれないじゃない!」
 「レオンのおよめさんになるのはイヤだけど…」
 「一億円が手に入れば借金からは解放される…」

トキメキとかゼロですかこの娘は。
他漫画のヒロイン様が恋に溺れてる中、借金であっぷあっぷです。
琥珀さんだけ、何やら違う世界で戦っておられる。

そんな琥珀さんに、先日勝負に敗れたアキお姉さんが助言にやってきてくれました。
これから挑む決勝戦のルールを教えてくださるらしい。
ちなみにお姉さんは、過去に決勝戦に3回挑んで3回敗退しておられる。

お姉さん:
 「チャレンジャーはわたし。レオンがむかいがわにすわる」
 「それとカードを運ぶ黒子が一人」
 「王冠とドクロの二枚のカードを使うの」

ガタン!

お姉さん:
 「ゲームマスターの机がカードととともに上にあがる」

ゴゴゴゴゴ!!

お姉さん:
 「黒子がうら返しに机にならべたカードが…」
 
い、いやちょっと待ってくださいお姉さん!
机、上にあがりすぎというか、そのセットに一体なんの意味があるの…

お姉さん:
 「次に、レオンも上にあがる」

ゴゴゴゴ!!

だから何故!?
ゲーム内容は単純なのに、殺伐と迫力のある演出です。轟音を立てて競り上がる机を、平然と見上げるお姉さんの絵もシュール。
お金持ちの考えることは分からない。

まぁお姉さんは既に何度も挑んでますし、事前に知っていたから平気だったのかも。
幾度も挑み、その度に敗北。そしてその度にこの無駄に壮大なギミックを見せられたんでしょう。
いい加減、飽きも来るでしょうに。律儀に演出を続けるレオンさんも良い人だ。

そして事前にこの重要情報を教えてくださった彼女は、とても良い人。
琥珀さんが何か必勝を確信した顔をなされてますが、多分、机の競り上がりギミックが鍵なのだろうと思う。
少なくとも、ぶっつけ本番であんなもの見せられたら、ゲームどころじゃない。

■ハートキャッチプリキュア! 第3話

巻末の柱コメントが全てを物語っています。

巻末煽り:
 「こんどはえりかが変われたネ」

「変わる変わらない」がテーマの「ハートキャッチ」さん、デザトリアン療法の余波で来海さんが変わってみた。

冒頭、色んな服をデザインして、ファッションショーにまみれる来海さん。
曰く「めだつために超頑張ってデザインした」。
それはもうゴテゴテにハデハデです。可愛いことは可愛いですけれど、全力アピールしまくり。

そんな折、襲ってくる蛇兄さん。

来海さん:
 「てゆーかあのコブラ…ムカつくぅ~」
 「なんか…あたしとおなじニオイするっつーか…」

ですが蛇兄さんは来海さんとは違う。彼はガチで自分に陶酔しきってる。
どのような局面に陥ろうと、自分への自信を失わない。
それに対する来海さん、ちょっと本性を暴かれたら心が折れた。

来海さん:
 「ちっぽけなあたし…」
 「ぜんぜんイケてないあたし…」

だけどそれを振り切って立ち上がる。来海さん…。何か物凄くヒロイン様してる。

来海さん:
 「いままでの服って…自分を強く見せる鎧だったのかも…」

まだちょっぴり心が萎れてるけど、花咲さんに癒されて立ち直ってみた。
外見を変えただけでは変わったことにはならない。かといって外見全否定でもない。
この短いページで、見事にテーマがまとまってると思う。

ところで気になるのはコブラージャさん。
クモジャキーさんもそうですが、彼らは間違った変化をした人たちのように見えるものの、当人たちはいたって幸せそうに見える。
ウエスターさんたちのように言動が矛盾しているわけでもなし(彼らは不幸を口にしつつ、人生を謳歌しているように見えた。そして事実、表返った)。
彼らの背景には何かあるんだろうか。
あと、サソリ姐さんの立ち位置がよく分からない。

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「なかよし」感想 2010年4月号

2010年04月09日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
最新号に1ヶ月遅れてますが、とりあえず。

■しゅごキャラ!アンコール! アンコール第1話「空海&歌唄」

うちのお姉さんになんてことを!!

とりあえず空海くんが頑張ってみました。
歌のお姉さんの寂しさに付け込んで、破廉恥行為に頑張ってみた。
イクト兄に振られて落ち込んでる隙を狙うなんて…。それが元Jチェア様のすることか。

まぁ彼は出来る男です。
何せ日奈森さんの魔性を至近距離から浴び続けたのに、誑かされなかった英雄です。
ややお姉さんの誘惑にも屈しなかった男です。ちょっと真似できない。

■しゅごキャラちゃん!

煽り文句:
 「しゅごキャラちゃんワールドにもあのコが初登場☆」

そしてすぐにメッキが剥がれました。ダイヤ…。
「しゅごキャラ」さんは出オチの方が多かった印象ですが、ダイヤはその代表格な気がする。
日奈森さん自身がそんなところがあるので、ダイヤばかりを突けないですけれど。

■中川翔子物語 ~空色デイズ~ 第1話「パパと見上げた青空」

何故に中川さんが「なかよし」に。
ご本人の性格・芸風からするとそれほど違和感はありませんが、どんな需要があったのか分かりません。
だけど結局違和感がないところが凄い。…って、この感想は失礼な気もしますけれど。

■ハートキャッチプリキュア! 第2話

花咲さんは蜘蛛がお嫌いだそうです。だからアラクネア姐さんに襲われてたのか。
もっとも、蜘蛛だけでなくあらゆる動物昆虫を苦手としてそうですけれど。
植物以外はみんな敵。

■ミリオンガール GAME.8「友だちのしるし」

琥珀さんが何やら目覚めました。

紫水さん:
 (三回連続 正解!?)
 (さっきまであんなに外していたのに なにかおかしいわね…!)
琥珀さん:
 「どうしたんですか?アキさん」(ニヤニヤリ)

ヒロインにあるまじき顔をされています。
ギャンブルは、かくも人をダメにする。
あの純朴な琥珀さんが、人を騙くらかしてあんな顔をするなんて。

そんなわけで琥珀さん、堂々とイカサマを行使して強敵を屠りました。
もはや罪悪感なんてない。騙し打ちにされた紫水さんの狼狽ぶりは、痛ましくて見てられません。
勝てばよかろうの精神に染まりきった琥珀さんに、敵はない。

なおこの謎のギャンブル、優勝するとミリオンガールになれるそうです。
しかしながら琥珀さんには、ミリオンガールが何なのか分からない。
何せ借金まみれでそれどころじゃないし。

主催者さん:
 「ミリオンガールとは…」
 「世界を支配する財閥シロガネグループのファーストレディ」
 「つまり」
 「僕の婚約者です」

ッ!!
勝っても負けても地獄か!
琥珀さんの未来はどっちだ。

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「なかよし」感想 2010年3月号

2010年02月09日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
■初恋ランチボックス 第4話「別れの前に」

(扉絵より):
 「おいしいごはんを食べる人から作る人へと成長中…!?」

このキャッチコピーはとても良いですね。
基本的に食っちゃ寝の娘さんが多い中、ヒロインのサエさんの向上心がまぶしいです。
もっともキャラ紹介は身も蓋もないですけれど。

(キャラクター紹介より):
 「よく食べる、中1」
 「母親はカリスマ主婦として有名だが、じつは家事はいっさいやらない」
 「よって、毎日外食している」

道は遠いですが、誰しも最初はゼロスタート。
お料理スキルは万能ですので、彼女の成長を見守りたいです。
とりあえず「料理のできるツインテール娘」というのはそれだけでも希少価値がある。

なお今回のレシピはオムライス。
前回と比べると難易度が若干低下しています。
前のはちょっと、サエさんの成長速度を過信しすぎてましたから…。

■しゅごキャラちゃん!

もはやこっちが本編の感もある4コマ版。
今月は他漫画との協力企画。
アミュレットエンジェル万歳。

■ミリオンガール GAME.7「カードのからくり」

借金王・琥珀さんは大金賭けてギャンブル中。はしたないです。
でも勝たないととんでもないことになってしまう。
具体的に書けないくらい、とんでもないことになってしまう。

現在の対戦ゲームは謎ババ抜き。
二人のプレイヤが3枚ずつカードを持ち、交互に相手のカードを引き合います。
カードの絵柄は「友だちA・友だちB・友だちC」と「裏切り者A・B・C」。

友だちAと裏切り者Aは全く同じ絵柄で、B・Cも同様。
お互いに1枚ずつカードを引いたのち、手札に3種類のカードが1枚ずつ来ていればコールタイム。
手札に裏切り者がいると思えば「裏切り者」、3枚すべて友だちと思うなら「友だち」とコールする、そんなゲームです。

ほとんど運勝負ではあるのですが、「1枚でも裏切り者がいれば裏切り」なので圧倒的に「裏切り者」の確率が高いです。
ですがギャンブル女王・琥珀さんは「裏切り者なんていない!みんな友だち!」理論に則り、ひたすら「友だち」コール。
愚かです。どうやら確率5割だと思い込んでおられたらしい。当然ながら大圧敗。

翠くん:
 「…どっちかわからないカードが一種類だけの場合 ぜんぶ友だちカードである確率は 1/2」
 「三種類わからなければ(中略)ぜんぶ『友だち』の確率は1/8だ」
 「この法則をおぼえておけば高確率で正解に近づけるよ!」
琥珀さん:
 「ホントだ!」

少し光明が見えました。
早速、反撃と行きましょう。
ではコールをどうぞ、琥珀さん。

琥珀さん:
 「友だち!」

…理解できておられなかったらしい。

■ハートキャッチプリキュア! 第1話

漫画版も「ハートキャッチ」さんに新装開店。
発売日がアニメ本放送よりも先だったため、導入部分は上手く誤魔化しています。
こういうところも含めて上北ふたごさんは凄い。

花咲さん:
 「なんとプリキュアとして悪いヤツと戦っちゃてるンです、わたしたち!」

「プリキュア」が何であるかの説明は皆無。
もはや普通名詞と化している。
プリキュアさんがはびこる良い世の中だ。

アニメ第2話のタイトルに「最弱プリキュア」とついているように、漫画版でも上手く戦えていません。
だけど全然「ロースペック」という印象を受けないのは何故だろう…?
桃園さんにはなかった何かが、この娘にはある。

あと絵が絶望的に可愛いです。
「フレッシュ」さんの時よりも絵柄的にあってる感じ。

■ハートキャッチプリキュア!HR

プリキュアさん情報コーナー。
今月は新シリーズ開始の勝負の月。
ページ数も倍増で劇場版やおひろめカーニバル、新発売のご本の紹介等々。

(劇場版紹介より):
 「3月20日に劇場で会いましょう☆」
 「なぎさやのぞみなどなど、メンバー勢ぞろい!」

…まぁ分かってたことですけどね。
代表を二人選べと言われたら、そのお二方ですよね。
美翔さんは仕方が無いとしても、つい先ほどまで現役だった桃園さんの立場が無い。。
コメント (1)
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「なかよし」感想 2010年2月号

2010年01月26日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
■しゅごキャラ!パーティ!アニメニュース

絶賛稼働中のアミュレットダイヤ特集。
それによれば彼女の初仕事は、あのコスプレ姿で講談社を練り歩くことだったようです。
いたいけな娘さんに何て仕事させますかね講談社様は。

この時の様子は、1月30日の放送で公開されるそうです。ダイヤ娘の頑張りを応援しよう。

■しゅごキャラ! 第48回(最終回)

星の道で自己探索を続ける日奈森さん。
行方不明の赤青緑はどこ?
その過程で王子の行く末を覗いてみたり、旅の空のイクトくんを垣間見たり。

日奈森さん:
 「いまね…すこしでもイクトに会えてうれしかった」
 「でも…まだ、会っちゃいけない気がしたの」
 「みんなさきにいっちゃうみたいで…なのにあたしだけ」
 「いつまでも子どものままみたいで…。おとなになんて……」
ダイヤ様:
 「あむちゃん…」
 「集めた心のきらめきが弱くなっていく…」

ひ、日奈森さん…。
このタイミングで心に×ですか。
かつて見た悪夢を再び目の当たりにし、ダイヤ様の声にも怯えが混じる。

けれど突然に迎えた危機は、成長した王子によって阻止されました。
出来る男に育ってやがる。伊達に日奈森さんに鍛えられてません。
そして日奈森さんは真理に至った。

日奈森さん:
 「子どもはみんなココロにたまごを持っている」
 「ほんとうはおとなだって」
 「それはふわふわしてて あいまいで」
 「すぐに見えなくなるけれど いつもちゃんとそこにある」
 「だれでも持ってる そのたまごの名まえは…」

 「無限の可能性(エンブリオ)」

「しゅごキャラ!」、ひとまず完。

4月号からはアンコール版が始まるようです。
内容は各キャラの番外編だそうですが、とりあえずアミュエルとアミュダイを出してくれるなら私は満足です。
若干唐突な終わりにも思えるものの、4年間もお勤めした日奈森さんを労いたい。

■初恋ランチボックス 第3話「かわいい女の子ってどうやってなるの?」

第3回の今回のテーマは「エビフライ」です。
ヒロイン様も思わず口から火を吹いてます。
つい先日まで包丁も握ったことなかったのに、エビとか。揚げ物とか。

注意事項:
 「かならず大人の人といっしょに作ってね!」

フォローが悲しく響く…。
このペースで難易度が上がっていくと、「裏山でうずらを捕まえてきて捌け」とか「食べられるキノコの判別について」とかそんなレベルにすぐに達しそうです。
既に私の料理スキルを越えつつあるのですが、ここで喰らいつければ私も一人前になれるんだろうか。

■フレッシュプリキュア! 最終話

ウエスターさん:
 「な、なにがコイツをここまで変えてしまったんだ…」

嘆く彼の視線の先には、裏切り者のパッションさんの姿。
幸せなどというまやかしに取りつかれ、あろうことかせっかく集めた不幸のゲージを破壊しようとしたのです。
いつか正気に返ると信じて待ってたウエスターさん、大ショック。

そんな彼をスルーして、桃園さんたちは救援にやってきました。
首尾よくパッションさんを解放すると、不幸のゲージに対峙する。
ぶっ壊す!具体的には、ぶん殴る!

ノーザさん:
 「不幸のゲージを破壊すれば」
 「あふれでた不幸のエナジーにのみこまれ命を落とすのよ」
 「それでも戦えるかしら?」

桃園さん:
 「四人の力をひとつにすれば!」
 「きっとなんとかなる!」
パッションさん:
 「……。」
 「ええ!そうね!!」

相変わらず根拠も熟考もなく、特攻を選択する娘です。
一瞬とはいえ相槌の遅れたパッションさんは正直者。
ま、まぁ本当に危なくなったら瞬間移動すればいいしね…。

そんなわけで、容赦なく不幸のゲージを割ってみました。さあ来い不幸!
拳を構える桃園さんの前で(この娘は腕力で何とかする気だったらしい)、たちまち溢れ出る山盛りの不幸。
それは一瞬にして埋め尽くしました。…空を。

桃園さん:
 「え…!?」
 「こっちにこずに空にどんどん広がってく…」
 「…なんで!?」

そりゃそうです。不幸のゲージはただの謎液体。
意思を持ってプリキュアさんに襲い掛かってくるわけではないので、広い所で破壊したら周囲にばらまかれるだけです。
桃園さん、大誤算。

桃園さん:
 「…………ッッッ!!」

おぉ…。この「やっちまった」な桃園さんのコマは凄く良い。良すぎる。
幸せゲットが信条なのに、自ら不幸をばらまいてしまった。
物凄い追い詰められた顔しておられます。追い詰められすぎてエロスが溢れてます。これは良い。

こうして世界中に不幸がばらまかれ、桃園さんの心はへし折られました。続きはテレビで!
漫画版「フレッシュ」さんもこれが最終回。
最後の最後に、非常に良いマジ追い込まれ顔が拝めて、私は幸せ者です。
コメント (4)
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