穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

「なかよし」感想 2010年1月号

2009年12月28日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
今年のタスクは今年の内に。

■なかよし仮装大賞

そんな狂った企画をやってたんですか。
「仮装」ですか。物凄く自分を誤魔化してる感があります。
素直に「コスプレ」と言ってしまえば楽になれるのに。

大賞に輝いたのは日奈森さんのコスプレを断行した小6の娘さん。
このままどんどんコスプレの普及に貢献してくださると嬉しいです。
コスプレは正義。

■初恋ランチボックス 第2話「わたしに気付いて!」

金髪ツインテールが主人公のお料理漫画。
何か時代の流れを感じます。
教師役が同級生の男の子というところも含めて。

…少年漫画でも少女漫画でも、「料理が得意な女子」が激減してる気がするのは何故だろう?

何はともあれ、こういう「実際に自分でできる」系の漫画は好きです。
よし、スープ作ろうスープ。
第2話にして「どうやってじゃがいもやにんじんを切るか」は既に「出来るよね?」とスルーされてしまってる高速展開なので、うかうかしてると講座に乗り遅れちゃう。

■しゅごキャラ! 第47回

日奈森さんは齢12にして毛糸のパンツを愛用なされているようです。
ご本人は「ニットの見せパンだ」と主張なさっていますが、それはそれでどうかと思います。
貴女、その年で見せること前提ですか。そりゃそのスカート丈では仕方ないとはいえ。

星の道で迷子になった日奈森さん(主にダイヤのせいです)、回りまわって未来の王子の元へ。
何か悟りを開いています。
日奈森さんと過ごした数年が、彼をこんなに変えるのか。何やったんだ日奈森さん。

魅惑のダンプティキーの謎も解説されました。
どこぞの中古屋さんで買ったアンティーク。
心を開くカギだそうです。

王子父:
 「心というものはな。ほんとうは世界じゅうのみんなの心が地つづきにつながっているんだ」
 「けれど ほんのちいさな誤解やすれちがい ケンカや争い」
 「ちょっとしたことで扉がとじて 鍵がかかってしまう」
 「その錠をひらけばほんとうはだれだって相手の心をわかることができる」

ATフィールドを無理やり粉砕するアイテムだと理解しました。強い。

実際、人の心を分かり合えるというのは非常に大事。
これさえ出来れば、日常の生活から世界平和まで解決し、もっと素敵な世界になれる。
しょうもない勘違いが悲劇を招くことは、今回の王子母のエピソードからも良く分かる。

もっとも日奈森さんの場合。
その強権を手に入れた結果、人様の心を強制解除しキャラを奪ってキャラなりしまくり、というご活用法をなされてるわけですけれど。
押し込み強盗にマスターキーを渡しちゃダメだ。

■ミリオンガール GAME.5「友だち」

髪の毛を売り払った100万円で、琥珀さんはマネーゲームに全力挑戦。
1回戦は辛くも勝利し、元手は145万円に増えました。おめでとうございます。
しかし目標金額は、借金1億円の返済。絶望的です。

しかも1回戦の対戦相手のダメ人間を、ついつい救って仲間にしてしまいました。
早くもカイジさんの片鱗を見せています。おかげで勝ったはずなのにまた借金が増えてしまった。
まぁ増えたと言ってもたかが借金350万です。元々1億の借金に比べれば誤差。琥珀さんは大物だ。借金まみれだけど。

その大物ぶりを買って、ゲームマスターさんはダメ人間の借金をチャラにしてくれました。
代わりに2回戦は超強力なお姉さんと、変形ババ抜きで対戦する羽目に。
詳細は省きますが、友達の顔が刻印されたカードを使って、こいつが裏切り者かどうかをジャッジするというどす黒いゲームです。
前回のゲームも「他人の恋の行方」という酷いものでした。
心理戦は心理戦だけど、カイジさんたちのそれとは何か違う意味の心理戦が展開されている。

純粋なゲーム部分は運勝負にしか見えないなのですが、どんな駆け引きをなさるおつもりなんだろうか。
琥珀さんが指かみきって血糊つけるとか、カードに埋め込まれたマイクロチップの破壊工作に出たりとか、そんな感じなんですよね。
どんどん薄汚れていく彼女が楽しみです。

■妖界ナビ・ルナ 第4章「火をふく魔物」 第18話「伝説の子」

ドシャッ

顔面から地面に叩きつけられるルナの姐さん。
相変わらず保護されてません。
世が世ならお姫様だと言うのに。

■フレッシュプリキュア! 第11話

桃園さんの大失態により、シフォンはラビリンスに奪われてしまいました。
そこで東さんはイースとしてラビリンスに戻ることに。交換条件はシフォンを返すこと。
何か納得いかない条件ですが、ラビリンスはこれを飲んでくれました。良い職場だ、本当に。

ウエスターさん:
 「よぉーしイース復活!キマリだな!」
 「おまえの占い部屋もそのまんまだぞ!」
 「それにしてもまたあのコス見られるとは!サイコー!」
 「オレはうれしいぞぉぉイースぅぅ…」

イースさんが愛されすぎてる…。
彼女の回想に出てくる「灰色の非人間的な管理社会」は一体どこの話なのだろう。
幸せはここにもあったのに。素敵なコスチュームもここにあったのに。

だけど頑なな東さんは、血も涙もなく裏切ります。

ウエスターさん:
 「ううっ」
 「…やはりパッションのほうがいいのかお前はっ!?」
 「信じてたのにィィ」

そんなにイース服を着るのが嫌なのか。
ウエスターさんの慟哭が胸を打ちます。
東さんを惑わしたアカルンが、憎い。
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「ちゃお」感想 2009年12月号

2009年12月07日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
書く機会を逸している内に最新号も出てしまいましたが、とりあえず。

■めちゃモテシアター 最高のクリスマス

委員長さん…。
もう当たり前のように二次元と三次元の区別がつかなくなっておられる。
きらりさんも化け物でしたけど、委員長さんも頭おかしい勢いで可愛らしいです。もはや卑怯。

■ぐぐっと極上!!めちゃモテ委員長 第13回

先日、委員長さんはバンダイ様の社員証保有者だと知り、愕然としました。
その潜入の結果なのかどうかは不明なれど、今号の講義はアクセ作り。
嗚呼、夏木さん…。ビーズメーカーのノウハウが流出していく…。

■くるるんっ☆りえるチェンジ! 第4回

白状すると、りえるさんより空木さんに興味津々です。
しかしながら花嫁姿にはときめきました。このドレスは可愛い。そしてずるい。
りえるさんの特殊能力「描いたものに変身できる」は、便利そうに見えて使い勝手が悪そうに思ってましたけど、こうやって使えばいいのか。
この能力を きらりさんが保有していたならば、随分と楽にオーディションを戦い抜けたような気がする。

■メイドじゃないもん!スイートキス bell 10

さすが桃愛さま、分かっておられる!

桃愛さま:
 「では私は『愛』を作ってきます」

生徒会長のために愛をこめた看病をすることになった桃愛さま、躊躇なく間髪いれずメイド服にチェンジ。
「コスプレは正義」を自然体でこなしすぎです。この方は、毎回1回はメイド服着ないと体が腐る病気にでもかかっておられるんだろうか。
そしてそんな桃愛さまに即座にセクハラをする生徒会長さん、気持ちは非常によく分かる。これは、仕方がない。

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「なかよし」感想 2009年12月号

2009年11月18日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
■今月のふろく

トランプがついてきます。丸形の。

謳い文句:
 「NAKAYOSHI 55thオールスタートランプ」
 「レアなまる形!」

確かに丸形はレアです。
何故なら丸いと使いにくいからです。
実用より花を取る。「なかよし」娘の気合を見た。

イラストに関してですが、キングにアリサさんが採用されてるのはナイスだと思いました。
現在彼女は、謎の「王様」を追いかけて死闘の真っ最中。まさかのどんでん返し。王様は、あたしだった!

■初恋ランチボックス 第1話「ランチボックスに心をこめて」

新連載。おぉ「マジカルダンス」の人だ。

外見最強の亜空間胃袋な女の子が、レシピを教えてもらいながらお料理します。
ありそうでなかったお料理漫画。
主人公にしてヒロイン様が、金髪ツインテールというのも斬新です。第1話の感想としては、結構好き。

■しゅごキャラ! 第46回

赤青緑に夜逃げされてしまった日奈森さん、唯一残ったダイヤと共に、光の道で自分探し中。

日奈森さん:
 「にがてなことからにげようとするあたしをしかってくれて」
 「いつもクールでアーティストで」
 「でもちょっとほれっぽかったりもして…」
日奈森さん:
 「…そんなミキもだいじなあたしの一部なんだよね」
 「あたしじゃないみたい。けどそれも、なりたい自分…」

「あたしじゃないみたい」とかさりげなく酷いことを言っています。
素の日奈森さんに最も近いのは、青だと思うのですけれど。
特に惚れっぽいあたりとか。

前回は赤、今回は青、済し崩しで緑の「きらめきのカケラ」を無事に回収。
ですが光の道のその果てで、日奈森さんは再度道に迷い、どことも知れぬ場所に流れ着く羽目に。
ダイヤのナビゲート、まるで役に立たない。

辿り着いたそこで、日奈森さんは理事長さんに出会います。
が、どう見ても成長した王子です。
これは実際の理事長さんも王子の未来の姿なのか、この「理事長さん」が王子なだけなのか。
しかも「また会えるなんて思わなかった」とか意味新なこと言ってます。日奈森さんの今後に何があるんだ。

あと終始ぼんやりしてるだけのダイヤが可愛くてなりません。ぼややん。

■しゅごキャラちゃん!

アニメの方も絶好調の4コマ編。
意地でも出演拒否するダイヤ娘に無言でプレッシャーをかけたい。
多分、殻に籠って余裕でスルーされるでしょうけれど。

■ミリオンガール GAME.4「決着のとき」

「なかよし」版「カイジ」、1回戦の決着編。
お題は「砂藤君の告白を、高端さんが受けるかどうか」。
ちなみに砂藤君たちと面識はありません。赤の他人の恋路に興味津々過ぎです。まさか砂藤君も、己の恋模様が賭けの対象にされてるなんて露ほども思うまい。

結論から言えば、ヒロイン様は賭けにお勝ちになられました。
結果は「断る」。砂藤君、玉砕。
「相性の良さ」を調べることに拘った相手方と、「告白を断る理由があるか」を調べたヒロイン様の差が出ました。
無駄に生々しいです。確かに告白を受けるかどうかに、相性とか関係ありません。
仮に他に好きな相手がいなければ「とりあえず」で付き合っていたかと思うと、やっぱり無駄に生々しいです。

もっとも主人公さんが読み勝ったのは、完全に結果論ではあったのですけれど。
何か「実力でかった」的な顔をしてる主人公さんのお惚けぶりが、とても可愛かったです。
そして完全に丸損の砂藤君に幸あれ。

■ボーイフレンド 第9話「決戦」

よくある「親の都合で進学校に転校を強制されて、それに反発する」展開。
この漫画さんだけに限った展開でもないので、特段に感想を書くのも申し訳ないのですが、どうにもこの手の話はムズムズします。
どう考えても親御さんの主張の方が正しすぎるもの。
確かに学生さんにとっては「転校」は一大事なのかもしれませんけど、今や携帯にネット、交通機関も充実の時代。会いたければ普通に会える。
将来と天秤にかけるほどの理由が見当たりません。しかもこの子ら、主要な学生イベント(合宿や文化祭)を終えてますし。

一応蛇足すると、漫画自体は結構好きです。

■妖界ナビ・ルナ 第4章「火をふく魔物」第17話「あらたな真実」

ルナの姐さん、謎の巨大火の鳥と対峙。

鳥さん:
 「ようやく元の姿にもどることができた」
 「玉の中に封印されていたオレをユージが解いてくれたのだ…」
姐さん:
 「そのためにユージくんを利用したの!?」
 「悠久の玉といつわってまで…」
鳥さん:
 「悠久の玉といつわれば、おまえがオレをたおしにくると思ったのだ」
姐さん:
 「どうゆうこと?」
鳥さん:
 「ある人からきいたのだ」
 「悠久の玉を手に入れれば最大の妖力が手に入る」
 「悠久の玉のありかは伝説の子がしっていると…!」
 「さあ教えろ、本物の悠久の玉のありかを!!」
姐さん:
 「………?」

おやあ?
鳥さんは、姐さんが悠久の玉を所持してると思いこんでます。
それで何をどうすれば、「悠久の玉を自分が持っていると偽っておびき出す」という戦略になるんでしょうか。姐さん当人が持ってるんなら、「はいはい嘘嘘」と放置されて終了です。
これには姐さんも思わず小首をかしげてしまう。あたしは偽物を片っ端から叩き割りに行く短気さんと思われたんだろうか…?
これが鳥頭の限界か…。

■フレッシュプリキュア! 第10話

ついに登場ノーザさん。そしてシフォンもめでたくインフィニティに。
赤ん坊を襲撃してかき集めたFUKOによって、晴れてエンドレス自己紹介マシーンにクラスアップしました。
桃園さんたちも応戦しますがあっさりリタイア。

ノーザさん:
 「ふん!赤子の手をひねるよりたやすいわ」

上手いこと言ったつもりなところがお茶目さん。
ノーザさんはあれはあれで結構良い人な気がする。
ただちょっとベクトルがずれてるだけで。
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「ちゃお」感想 2009年11月号 【ちゃお杯開催】

2009年10月06日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
■ちゃお杯 まんが原作大募集!

何を血迷ったか、漫画原作大募集の企画が開催されることになりました。
勝者は「ちゃお」の誇る連載・掲載・おなじみ陣によって漫画化してもらえます。
これはチャンスです。「どう考えてもこの漫画家さんはこんな漫画書かないだろう」と思うようなシナリオを送りつけ、見事に賞を獲得できれば新しいプレイを楽しむことができます。

ですがさすがは「ちゃお」さん。
そんな悪巧みを防止するべく、厳しい縛りを設定されました。
原作案は必ず下記の3パターンから派生しないといけない。

コースA:
 「私はおさななじみの男の子に片思い中。思いきってデートに誘ったらオッケーをもらったんだけど、どこに行こう…?」
コースB:
 「片思いの男の子と両思いになりたいと思っていたら、『恋をかなえるようせい』が現れたの!これからどうなる…?」
コースC:
 「私、親友とケンカしちゃったの…。本当は仲直りしたいんだけど、どうしたらいいのかな…?」

これは新手の大喜利と考えればいいんでしょうか。
この出だしから、いかに奇天烈な展開に持っていくかが勝負を分けそう。
ちゃおっ娘の発想力に期待。

しかし少女漫画家が主役の「オレ様キングダム」といい、ちゃおっ娘の漫画にかける羨望は他誌の追随を許さない気がする。

■ちゃおガール2009★オーディション入賞者発表

4月号に募集のあった「ちゃおガール」のグランプリ結果が掲載されています。
ファイナリスト10名の紹介付き。
ちゃおっ娘、むやみやたらにレベルが高い。こうやって恐怖のカリスマ読者モデルが輩出されていくんだな…。

…ラスボスに「ちゃお漫画家大賞の受賞者」と「ちゃおカリスマ読者モデル」を設定した「きらレボ」は、雑誌のカラーを完璧に読んでました。つくづく凄い漫画です。

■ぐぐっと極上!!めちゃモテ委員長 れんさい第12回

めちゃくちゃにおモテになる委員長さん、ターゲットの男を見事に陥落せしめ、今や順風満帆の生活を送っておられます。
そこに突然、アクセサリーショップの店長になってくれとの依頼が舞い込んだ。
曰く、売上が悪いので噂の委員長さんにお願いしたいのだとか。

委員長さん:
 「あの…私まだ学生ですし」

委員長さん、当然のごとく拒絶。
そりゃそうです。いくらモテるからってまだ中学生です。店長とか無理です。
ていうか店長にモテるかどうかとか関係ないし。

(追記:
 コメントでご指摘いただきました。委員長さんは高校生さんでした。お詫びして訂正いたします。
 そもそも中学生時代の経験が元で、今のモテ委員長道が始まったんでした。うっかりしてた。)

依頼主さん:
 「彼が店員の青山慎一郎君。うちのアクセはほとんど彼の手作りなんだ!」
 「あたし 慎君の作るアクセが大好きなんだ」
 「彼の作るアクセをたくさんの人に見てもらいたいんだ」

初々しい依頼主さんの様子に、委員長さん超反応。
ぎゅぴりん。
獲物を見つけたハンターの如く、彼女の瞳が輝いてみる。

委員長さん:
 「なるほど…好きな彼のため、というわけなのですね」

もう売上とか忘却の彼方です。
何のためにアクセを身につけるか!それはモテるため!
こうして間違った方向に闘志を燃やす、委員長さんの蹂躙が始まる…。

■メイドじゃないもんスイートキス bell9

何が何でも意地でもメイドコスプレをする桃愛さまは、実に素晴らしいお方だと思います。
そして何が何でも意地でもコスプレを話の根幹に持ってきた作者さんも、素晴らしいお方だと思います。
今回のテーマはハロウィン。堂々とコスプレしまくりです。この漫画の一切妥協しない姿勢は何が原動力なのだろう。

■くるるんっ☆りえるチェンジ! 第3回

りえるさんが憧れの生徒会執行部に入ることになりました。
どこかの日奈森さんを彷彿とする展開です。
もっとも、りえるさんの場合、勧誘された要因は彼女の保持していた猫。
猫好きの会長さんの独断により選ばれただけでした。
どこかの日奈森さんとはちょっと違う。

…いや、日奈森さんもお供のしゅごキャラどものおかげなんだから、同じと言えば同じなんだろうか?

「何にでも変身できる」「超怪力」という割と高スペックの能力を持っているにも関わらず、今のところそれが全く役だっていません。
せっかくの脅威のコスプレ能力を、もっとフル回転させて欲しいものです。
あととりあえず、すみれさんが早く活躍してくれることを願います。

変身能力に関連して。
漫画のラストの特設ページに、「りえるさんのような変身能力があったら何になりたいか?」のコーナーがあります。
今月のちゃおっ娘の回答は極めてシンプルでした。

ちゃおっ娘:
 「りえるちゃんにチェンジしたいです」

身も蓋もない回答だ。
もしかして、りえるさんに変身能力を与えたのは何か構成に間違いがあったのかもしれない。
変身能力に憧れてるんじゃない。りえるさん本人に憧れてるんだ。何かいきなり、テーマ的に終結してる気がする。
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「なかよし」感想 2009年11月号 【カレンダー締め切りは11月8日】

2009年10月05日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
2010年度版の「しゅごキャラ!」カレンダーは予約生産。ご希望の方はお早めに。

■しゅごキャラ!ミュージカルレポート☆

ッ!!アミュレットエンジェルが出てた!

なんてこった。夏に公開された「しゅごキャラ!」ミュージカル、アミュエルのコスプレが大披露されてたのに見に行きそびれてしまいました。
どこの誰ですか。「アミュレットエンジェルは出ない」なんて言ったのは。私ですか。私ですね。ちくしょう。
せっかくの…せっかくの大サービスだったのに。

10月23日発売のコミックスに、限定おまけとしてミュージカルDVDがついてくるようです。
日奈森さんめ…。えげつない商売をして…。
アミュレットエンジェルにそこまで高い訴求力があると思ったら大間違いなんだ。(予約しました)

■しゅごキャラ!第45回

アニメの方も既に3年目。
その間、日奈森さんの横暴はとどまるところを知らず。
ご自慢のしゅごキャラどもを引き連れて、それはそれはやりたい放題でした。

日奈森さんの必殺兵器・しゅごキャラリボルバーは4連装の特殊仕様。
しかも赤青緑黄と撃ち出した後は、幻の5発目が装填されるスペシャルガンです。
ターゲットを見るや否や、容赦なく連射する様は鬼のようでした。ばぎゅんどぎゅんずぎゅん。
やっぱり元気系の娘が好きだよね?それとも家庭的な娘?あ、クールな芸術系?キラキラしてるのもいいよねー。ええいおまけだ花嫁さん!
「コスプレは正義」の名の元に、悪逆非道の限りを尽くしました。

そんな薄汚れ切った日奈森さん、さすがにこのままではまずいと思われたらしく。
突然、赤青緑が失踪消滅する異常事態に巻き込まれました。
何が異常って、持ち駒がダイヤしかいない。

ダイヤ様:
 「さぁいくわよ」
 「いきなり★キャラなり!アミュレットダイヤ!」

もはやダイヤが標準兵装。恐ろしい時代になったものです。
今までの引きこもり具合が嘘のように、扉絵から内容までダイヤづくし。
だって赤も青も緑もいないんだもの!これからはダイヤがデファクトスタンダード!

日奈森さん:
 「これって…」
ダイヤ娘:
 「星の道よ。ここは光だけが通れるひみつのぬけ道」
 「あまりにはやいから空間や時間を追いこすこともできる」
日奈森さん:
 「ああ…あのときも」
 「え…空間も時間もってことは…好きな時代の好きな場所にいけるってこと!?」

とんでもない能力を自白しやがりました。
ダイヤったら、時間移動も瞬間移動もお手の物。
そんな究極能力を、今の今まで黙ってたのか…。道理で余裕綽々なわけだ…。

ダイヤ娘: 
 「でも星の道はちょっと気まぐれで…。あらら」
 「ごめんなさいあむちゃん」
日奈森さん:
 「なッ!!」
 「ちょっ…ナビ役にあやまられるとこわいんですけど!」

天下のアミュレットダイヤ。その能力は「キラキラ」。しかして実態はこの有様。
ずっと引きこもったままだったらメッキも剥がれなかったのに。
これからの時代はダイヤ標準。切り札・ダイヤの正体を知った日奈森さんの、絶望的な悲鳴が痛々しい…。

ストーリー的には、失った赤青緑の根幹を思い出して回る旅に出るようです。
当たり前のように「本当の私」を使い分ける日奈森さんに対し、「このままじゃダメだ」と原作者様も思ったのかもしれません。
今回、初心を取り戻す相手に選ばれたのは赤。

日奈森さん:
 「そうだ…あたしとびたかったんだ」
 「いつも外キャラにおしつぶされて。そんなのかるくとびこえちゃって」
 「空にぽーーんてジャンプしたかった」

そんな思いから発現したのが赤。
ここ最近、もはや外キャラなんてすっかり忘れた体で男に爛れてる日奈森さんでしたが、原点を思い出してみました。
そうだ。飛びたかったんだ。すっかり忘れて…いや忘れてはいないけど、心の奥底にしまい込んじゃってた。

個人的にはアミュエルやアミュダイ派ですが、最も日奈森さんらしいのはやっぱりアミュハーだと思う。
テーマ的にも一番象徴的です。
周囲の空気を読んで、図らずも作ってしまってる外キャラ。それをぶち壊し、本当の自分になる。
それを表すのに赤の飛行能力はとても映えます。
あの爽快感は、他の色では追随できない。

この調子で毛羽立ってる日奈森さんを初心に返して回る旅になりそうです。
次回はおそらく青や緑。
気になるのは、ちゃんとエルのところも回ってくれるんでしょうか。
黒歴史としてアミュレットエンジェルはスルーされそうな気がする。
まぁ確かにエルは「本当の私」ではないものの、うっかり間違ってアミュエルも思い出してくれないものか。

■わたしに××しなさい Mission.6「わたしの名まえをよびなさい!」

すみません。
扉絵を見て、氷室さんが意外に大人なことにビビりました。
そればかりが頭から離れません。困った漫画だ。

■ミリオンガール GAME.3「ヒントを手に入れろ」

おぉちゃんと戦略ゲームになってる。
お目々ぐるぐるになりながら「お金…お金が…」と呻いてるヒロイン様が可愛いです。
あと賭けのターゲットの娘さん、どす黒い性格してそうにしか見えないのは疑いすぎだろうか。

■妖界ナビ・ルナ 第4章「火をふく魔物」第16話「つめたい炎」

いかん。ルナの姐さんが酷い目に合わないと満足感が得られない。
このお話はいかに姐さんにトラウマを植え付け、そしてそれを諦めきった目で乗り越える彼女を愛でる漫画だと思うのに。
今回のシリーズはちょっとほのぼのしすぎてると思うんだ。

■フレッシュプリキュア! 第9話

イースさん:
 (シャコシャコシャコシャコ)
 (シャコシャコシャコシャコ)
 (シャコシャコシャコシャ…)
桃園さん:
 「…せつなって歯みがくとき いつもすっごい真剣だよね………」
イースさん:
 (シャコシャコシャコシャコ)
 (シャコシャコシャコシャコ)
 「…ふぅーっ。ふ…うふふふふ」
桃園さん:
 「せ、せつな?……」

病的な異常行動が目立つイースさん。
相変わらず心が捻じれたままのようです。
と思っていたら。

桃園さん:
 「…。”自分との小さな約束”……?」
ブッキーさん:
 「自信の素よ」
 「ふだんの生活のなにげない小さなコトをね」
 「”自分なりのベスト”尽くしてやれたら、自分をホメてあげるの。ね、せつなちゃん」
イースさん:
 「え…ええ…」
 「わたしがベストをつくしているのは…歯みがき」

歯磨きを頑張ったところで一体何が変わるというのか。
でもこの発想は非常に共感します。
元々「自信」なんてものは根拠のないものです。

例えば「たくさん勉強した。だからテストは大丈夫だ」というもっともらしい「自信」。
これも突きつめれば「周囲が自分よりも頑張っていたら意味がない」「たくさん勉強したかと自分の学力は直接関係ない」等々、いくらでも無意味になる理屈はつけられる。
だから本当に強い自信は、根拠も何もないものだったりする。根拠もないのに信じることが出来たなら、それが一番強い。何せ論破できないんだから。

イースさんもかなり辛い日々を送っておられます。
聞けば、いまだに「イース」「イース」と過去の名前で呼んで罪の意識を突きまわす酷い人もいるとか。
そんな惨い仕打ちに負けず、罪悪感を背負いながらも生きていくには「小さな自信」は大事だと思う。
根拠はないけど、今日も歯磨きを精一杯頑張った。だから大丈夫。
これは私らも参考にできる良い習慣だと思う。私もイースさんを見習って何かやってみようと思った。
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「なかよし」感想 2009年10月号 【新生しゅごキャラ】

2009年09月07日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
■「しゅごキャラ!」情報

ここ最近、土曜日に出歩いているせいで「しゅごキャラ」さんの感想を書けていません。
書きたくなくなったとかそういうわけではないので、何やら申し訳ない限り。
このままだと日奈森さんに殴られてしまいそうです。出来ればアミュレットエンジェル姿でお願いしたい。ボグリボゴリ きゃー♪

そんな腐った日常をよそに、新番組「しゅごキャラパーティ!」が始まるようです。
2期で終わりとの喚き声も聞こえた昨今ですが、さすがの日奈森さん。
「なかよし」の看板を背負って、別名「マイメロ」商法に打って出たようです。

更には「しゅごキャラエッグ」さんも再結成。コスプレは正義。
再結成というかメンバーチェンジなあたり、代替わりしつつ長く続ける予定なんでしょうか。
新しいユニット枠として、どこかの事務所に重宝されてると嬉しいです。

青の子役のコメントより:
 「きょうの撮影では、ハートのポーズをおしえてあげたりしました!」

良いお姉さんです。可愛いです。
だけど「本当は赤がやりたかったんだろうか」とか邪推したくなってしまいます。
良くないことです。そういうのを下衆の勘繰りという。

発表されている配役は赤・青・緑のみ。
恐ろしいことに、ダイヤ役はオーディションで決定するそうです。
よりにもよって、大人気のダイヤ。「なかよし」娘の壮絶な殴り合いが、今始まる。

■しゅごキャラ! 第44回

その大人気・ダイヤ娘が長い長い眠りから覚めました。

ダイヤ娘:
 「おひさしぶりね、あむちゃん」
日奈森さん:
 「ひさしぶりっていうか」
 「ずっと…寝たままだったよね」
ダイヤ娘:
 「あらそう?」
日奈森さん:
 「ダイヤってもしかして天然キャラ…?」

キラキラのメッキが盛大にはがれていく…。
「ただの引きこもり」と噂されて久しいですが、日奈森さんの最後の砦もハリボテでした。
ダイヤは喋っちゃダメだった。ずっと寝たままだったら夢を見れたのに。

「本当の自分」の正体に愕然とする日奈森さんですが、同時に別の問題も発生。
赤・青・緑が消滅してしまいました。
いない。どこにもいない。気配すらしない。

ダイヤ娘:
 「ねぇ…どうしてさがすの?」
 「あの子たちもう、どこにもいないのに」

ぞわり。
ダイヤのあどけない笑顔が恐怖を誘う。
あの子たちはもう、いない。

ダイヤ曰く、しゅごキャラなんていつか突然消滅するものだそうです。
恐ろしいことを、さも当たり前のように…。
そういう大事なことは、引きこもってないでちゃんと教えておけと。

日奈森さんと読者の叫びもなんのその、ダイヤは高らかに歌い上げます。

ダイヤ娘:
 「さがしにいけばいいじゃない」
 「ね?わたしがついてるわ」
 「わたし未来のナビゲーターよ。道案内ならおまかせ!」

日奈森さん:
 「ナ、ナビゲーター?ダイヤ…それっていったい…?」
ダイヤ娘:
 「ふふっ」(ウィンクばちこん)

ナビって…。ああだから、「スターライトナビゲーション」だったんですか。
彼女の能力が「道案内」だと見抜いていた人、いたんでしょうか。
何せ日奈森さんさえ唖然ですよ。え?あ、貴女、「キラキラ」とかじゃ…。大体、案内人がいつも最後まで寝てるって何か間違ってるんじゃ…。

こうして「所持たまご:ダイヤオンリー」という最強なんだか最弱なんだか微妙な感じの武装で、日奈森さんの新しい冒険のはじまりはじまり。

【蛇足1】

結木さんがエルに毒されました。
電波塔の一件以来、歌のお姉さんをリスペクトすることにしたんでしょうか。
それで影響を受けるのが、イルではなくエルな辺りが涙を誘います。イルの姐さん…。誰か彼女を貰ってあげて…。

【蛇足2】

告白しに来た後輩を、睥睨する目線で粉砕する日奈森さんに惚れかけた。危ない危ない。

■ミリオンガール GAME.2「対戦者、登場!」

1億の借金を返すためにエスポワールに乗船した主人公さん、早速最初のゲームに参加なされます。
内容は○か×かの2択問題。対戦者1名との一騎打ち。
事前に配られた100万円を元手にヒントを購入し、正解を答えたほうが勝ち。

○×問題の内容が、現状ではあまりに運勝負。
100万円でどのヒントを購入するかが駆け引きになるようですが、どれが有利ともいえない状況なのでほとんど結果論の勝負になりそうです。
そもそも二択なのでサイコロ振った方が早い気がしないでもない。ざわりざわり。

■フレッシュプリキュア 第8話

今や無く子も黙る天下のプリキュアに加入したイースさん。
しかし忘れてはいけない。彼女は『イース』さんなのです。痛い言動で不幸を振りまいていたイースさんなのです。
例えプリキュア服に身を包もうと、そのことを人々は決して忘れはしないのです。

…そして何よりも、彼女自身が。

イースさん:
 「……これできょうも……」
 「すこしだけ自分を許せる気がする……」

「東せつな」として桃園さんに引き取られて以降。
彼女は毎日毎朝、河原ででかい石を拾っては、それを遠くに運んで花壇を作成していました。
おかげで手はボロボロ。

そんなことをしても何になるわけでもないことは、彼女自身も分かってる。
でも何かをしないといられない。少しでも幸せを作らないといられない。
罪悪感から自分自身を責め続けるイースさんが痛ましいです。だったら「イース」さんと呼ぶのをやめなさいという気もしますが、とにかく痛ましいです。

そんなイースさんを救ったのは、桃園母の言葉でした。嗚呼、胸にしみわたる。
その横でぼんやり座ってるだけだった桃園さんが、すごく桃々しています。
あの包容力は桃園さんには無理とはいえ、貴女の存在意義って何だろう…。

なおテレビ版ではスルーされていたミユキさんへの告白もなされました。

桃園さん:
 「この娘の名前は東せつな」
ミユキさん:
 「ふぅん」
桃園さん:
 「またの名を、キュアパッション」
ミユキさん:
 「ふぅん。…きゅ、キュア…!?」
桃園さん:
 「さらにまたの名を、イース」
ミユキさん:
 「ッ!!」

確かにイースさんと一番因縁深いのはミユキさんだ…。

■別冊マガジン宣伝

「マガジン」本誌でも宣伝されていましたが、9月9日に別冊マガジンさんが創刊されます。
付録として特大ポスターがついてくる模様。
描いているのは「しゅごキャラ!」でお馴染みのPEACH-PITさん。

宣伝文:
 「『しゅごキャラ!』のPEACH-PITが『さよなら絶望先生』の女子たちを描く!」
 「PEACH-PIT×久米田康治 特大レアポスター」

一体どんな層をターゲットにしているのか理解できません。
わざわざ「女子たちを」と強調しているのもあざといですが、どんな需要を見込んでいるのかも謎です。
「ローゼンメイデン」があるとはいえ、「しゅごキャラ!」と「絶望先生」は読者層が被ってるんでしょうか。

別マガさんの本気を見た思いなので、買うかもしれない。
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「ちゃお」感想 2009年10月号 【ちゃおまんがステーション 限定カード第1弾】

2009年09月04日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
今月は、9月中旬から稼働する「ちゃおまんがステーション」なるカードゲームのプロモつき。
八神千歳さんの書きおろしカードです。
勝手に漫画家大戦みたいなゲームを想像してるんですが、それで合ってるんだろうか。

■ぐぐっと極上!!めちゃモテ委員長 第11回

晴れて両想いになれた委員長さんですが、周囲から極めて当たり前の要求をされました。
学校でイチャつくな。
しかしそこは異性を落とすことには手段を選ばなかった委員長さん。断固拒否。

結果、何故か料理対決をして決着をつけることに。
異性を落とすことには手段を選ばぬ委員長さんですが、料理だけはできません。
手段を選ばぬというか、ビジュアルの一点突破というか、三大欲求の性欲だけ狙い撃ちというか…。食欲を舐めてたつけが今ここに。

とりあえず料理対決の場にはパティシエのコスプレで現れてみたものの(本当に手段を選ぶ気の無い女だ)、劣勢は明白。
付け焼刃でどうにか標準レベルのお菓子は作れるようになったものの、相手はプロ級です。
まぁ委員長さんみたいな小娘様が手作りお菓子なんて振舞ったら、味云々の前に余裕でノックアウトできるはずなんですが、今回はそういう要素はなし。

真っ向勝負の果て、審査は試食した学生一同に委ねられました。しかしその前に、委員長さんはついと言い放つ。

委員長さん:
 「私のスイーツにはまだ秘密があるんです」
 「私のこの『めちゃモテ♥スペシャルドリームスイーツ』は」
 「その名のとおり女の子の夢をかなえるスイーツなのですわ!」

超絶自信満々。
相手のお菓子と比べ、見た目・味・手際の全てで劣っている中、堂々たる態度です。
しかしてその秘密とは。

委員長さん:
 「カロリーが低いんです」

…。
……。
………。

この女、やりやがった…。

一斉に色めき立つ審査員の女子の皆さま。
もはや味とかどーでも良くなってます。そーいう勝負ではなかったはずなのに、どーでも良くなってます。
強引に自分の得意領域に持ち込みやがりましたよこの委員長さん。

こうして委員長さんは相手を撃破。
周囲公認で爛れたスクールライフを送れるようになりました。
今はただ、少女漫画のお約束「カップルになったら彼氏が留学」がいつ発動するかだけが心配です。

■くるるんっ☆りえるチェンジ! 第2回

かつてアイドル界に君臨した神に代わり、新ヒロインの「りえる」さんは学園が舞台。
特殊能力は怪力。前回の異常食欲もそうでしたが、シンプルで汎用性が高そうです。
特殊技能は「描いたイラストの人物に変身する」玩具。タカラトミー様の技術力に期待です。

まだ導入部なのでストーリー的な突っ込みどころを迷っているのですが、随所にみられる「きらレボ」のセルフオマージュが熱いです。
神が悪ノリしておられる。
こういう余裕のある展開を見ていると、何やら安心して読めるなぁ…。

■マーメイドンブリ 金魚じゃないよ

人魚ブームの波は「ちゃお」さんにも押し寄せてきました。
どんぶりサイズの小魚人魚さんの4コマ。面白かったです。
密かに「ちゃお」さんらしからぬ構成の漫画だった気がする。

人魚さんのお名前は「るあ」さん。何かが一文字足りない感じです。
あまり深くは考えまい。物凄い勢いでぴちぴちボイスが脳髄に木霊しますけれど、考えてはいけません。
おそらくは「ルアー」から命名されたんじゃないかな。

そんな無機物からの命名だけあって、どうしようもないお魚さんです。
ここ最近、人魚さんが大増殖している漫画業界ですが、基本、ただの魚ばかりなのはどういったことか。
実際サカナ以外の何物でもないので、大歓迎ではあるのですけれど。

以前にライバル他誌の「なかよし」さんでは、一大人魚漫画が連載されたことがあります。
残念ながら「ちゃお」さんは、この分野において遅れを取ってしまってますが、これで少しは追いつけたんではないでしょうか。
だから連載してください。

…真面目な話、「異世界の女の子」キャラ属性としては隠れた鉱脈だと思うんですよ、人魚さんって。
ビジュアル的に一発で分かる特徴性を持ち、生活様式が全く違うことも自然に理解できる。
だから人魚さんいっぱい出してください。

■メイドじゃないもん!スイートキス bell8

ストーリー的には何の意味もないのに、意地でも毎回メイド服姿を披露する桃愛様。
何か心の病を抱えておられるのではないかと言う気がしてきました。
でも極めて正しい振る舞いですので、どうかそのまま病んでいてください。コスプレは正義。

今回の桃愛様、何の前準備もなく馬に鞍なしで乗っておられましたが、相当にレディレベルが高いと思いました。
余談ですが、イギリスの第10王位継承者ザラ王女は乗馬の欧州チャンピオン。
桃愛様の行動力は、レディとして割と間違ってない。

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「ちゃお」感想 2009年9月号 【中原杏さん新連載】

2009年08月04日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
「ちゃおまんがステーション」なるゲームがものすごく気になります。
漫画家体験ゲーム、って何だ。
そんなに漫画家を推したいですか「ちゃお」さん。

■くるるんっ☆りえるチェンジ

きらりさんが去ってからわずか3ヵ月。
早くも次の娘さんを引き連れて、中原さんが帰ってこられました。
新人さんの名前は、りえるさん。

うやむやの内にセレブな学園に通うことになった、りえるさん。
そこで出会った生徒会の男の子に一目ぼれし、何やら悶え苦しんだ挙句、生徒会に入ることになりました。
さすが中原さんです。話にそつがありません。実に手際よくギミックを取りそろえていく手腕に唖然。
ちなみに先月号に掲載された予告編とは、全く別の導入展開でした。
確実に確信犯(誤用にあらず)です。りえるさんもあくどい。

大食いのきらりさんに対し、りえるさんは怪力。汎用性のある使い勝手の良さそうな能力です。
アイドルのきらりさんに対し、りえるさんは「描いたイラストに変身できる」玩具を保持。便利です。古典です。王道です。
さあいくらでも話を作れるよ!という猛々しい叫びが聞こえる様。

変身手段がコンパクトでもロッドでもなく、タブレットというのが今風です。
玩具化してね☆という甘い下心が見え隠れします。
「ちゃお」さんの漫画家推しの戦略とも合致します。仕事のできる子だ、りえるさん。

煽り文句も気合が入っています。

 『またせてごめんね!』
 『さあ、ぶっとばしていくよっ★』

どんだけ好戦的なんでしょうか。
「またせる」も何も、ほとんどノー休息で復帰されていますし、ぶっとばすって貴女…。
今頃、桃園さんも臨戦態勢を取ってます。殴りあう気、満々。

個人的には、りえるさんのキャラデザインがエリナさん似なのが微妙に嬉しかったです。
言動がまだ、きらりさんを引きずってるようなところはありますが、これからに期待。
委員長さんへの救援が間に合うと良いのですけれど…。

あと、りえるさんの、
「ごっ…ごめんなさい!!!コイ探してきます!!!」
の台詞がちょっとツボでした。意味が分からない。

■ぐぐっと極上!!めちゃモテ委員長

めちゃくちゃにおモテになる委員長さん、遂に両想いになられました。
そりゃまあ、何せめちゃくちゃにおモテになるのですから、今の今まで彼氏がいなかったことの方が不思議です。
むしろ、誘惑に耐えに耐えた相手の男を褒め称えたい。

だけど納得がいかないのがライバル娘。
いちゃもんつけて料理勝負を申し込まれました。
委員長さん、モテるためのビジュアル磨きには余念がなかったけど、料理スキルとかまるでダメだった。

委員長さん:
 「ああ!私としたことが手荒れが!!」
お友達:
 「ああ、料理してると手がカサカサになっちゃうよね」

なんか物凄く委員長さんの限界を見た気がする。
この娘は致命的な部分でモテえないような…。
手荒れしながらもお菓子作りが趣味なお友達の方と、お近づきになりたいと思った昨今。

■メイドじゃないもん!スイートキス

フリフリのメイド服を「動きやすい格好」と認識している桃愛様は大変素晴らしい方だと思いました。
コスプレは正義。密かにかなり応援してる。

ところで今月号、委員長さんもメイドのコスプレをなさってます。テーマが料理だったからでしょうか。
しかし委員長さんの場合、機能性がどうのこうの以前に「この方が殿方にモテる」という性欲オンリーでの行動に思えます。
あの委員長さんは少し頭の回路が欠線してる。

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「なかよし」感想 2009年9月号 【新しいキャラチェンジ】

2009年08月03日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
■ミリオンガール GAME.1「琥珀色の髪をもつ少女」

「なかよし」さんで「カイジ」を読む日が来るなんて…。

1億の借金のかたで売られたヒロイン様、自由と金を求めてマネーゲームに参加することに。
カイジくんが借金まみれで人身売買されても、正直、危機感をあまり感じないですが、対象がお嬢様となるといきなり危険度アップ。
ぶっちゃけバッドエンドが凄く楽しみでしょうがありません。なんてハラハラする漫画だ!

ところでタイトルは「ミリオンガール」。1億の借金を思うと妙に安い娘さんです。ドルなんだろうか。

■しゅごキャラちゃん!

一応突っ込むと「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」を言ったのはアントワネットではありません。
全く関係ない別の貴族さんが言ったのですが、アントワネットの人気は絶望的に低かったため、彼女が言ったことにした方がウケが取れたので、そう捏造されただけです。
また放蕩生活で知られていますが、子供が出来てからは結構質素に生きてます。アントワネットに対する当時の民衆の憎悪は、扇動された部分がかなりある。

■しゅごキャラ! 第43回

『この秋 アニメ「しゅごキャラ!」パワーアップ!!』

不穏当な煽り文句が表紙から踊ってます。
あまりにも玩具を売る気がなかったせいで、タカラトミー様をクビになって1年。
男に溺れ、色に爛れ、もはや何のために働いてるのか分からなくなっていた日奈森さんですが、続投の切符に片手をかけました。
一体裏で何があったのか。
決定権持ってる偉い人をたぶらかしたりしたんでしょうか。めくるめくコスプレの嵐で誘惑したりしてさ。

そんな日奈森さんですが、イクトくんに逃げられました。
何を血迷ったか、父親を捜すだのほざいて世界各地を放浪することに。
日奈森さんのペット計画、ここに瓦解す。

ですが。

イクトくん:
 「…オレも1コおまえに伝えたいことあったんだ」
 「オレはもうとっくに降参」
 「だって、おまえのこと好きだから」

日奈森さん:
 「え…」

めでたく告られました。日奈森さん勝利。
こうしてペットは海外に去って行きましたが、放牧と思って割り切りましょう。
戻ってきたときにはもっと肥えて美味しくなってる。日奈森さんの未来は前途洋洋です。

■フレッシュプリキュア! 第7話

絶命したイースさんを救うべく、アカルン襲来。

アカルン: 
 「やっと会えたキー」
 「いままでは邪悪な力が妨害していて近づくことができなかったキー」

その語尾の「キー」ってなんですか。貴女の方がよっぽど悪役に見えます。キー!
一応「幸せの赤い鍵」が二つ名だそうで、「Key」に引っ掛けてるようですが…。
キャラの立て方を間違ったとしか思えない。

何を血迷ったかプリキュアに目覚めてしまったイースさん。
おかしなコスプレをし始めた同僚の姿に、ウエスターさんたちも困惑を隠せません。
戸惑いながらもかつての仲間を信じ、手を差しのべてみますが…

ウエスターさん:
 「ふっ。わるいジョーダンはよしてくれ。イース…」

パシッ

ウエスターさん:
 「ッ!!」
 「イース!おまえ…」

無情に打ち払われました。
悲しげな顔をするウエスターさんが気の毒です。
あんなに良い悪い子だったのに、プリキュアにかぶれるなんて…。

ウエスターさん:
 「ゼッタイみとめんぞ!」
 「イースがプリキュアなどとー」
サウラーさん: 
 「幸せの証だと?」
 「どす黒い性根をいまさら替えられるとでも?」

酷い言われようです。
「どす黒い性根」。まぁ笑顔を見るたびにムキになって突っかかってましたもんね…。
そんな彼女も今や立派な4人目さん。これから先、どれだけどす黒い性根を取り戻してくれるか、それだけが楽しみです。

■プリキュア宣伝 

8月6日(木)、日向さんの誕生日イブに2冊のファンブックが発売されます。

 「フレッシュプリキュア!&プリキュアオールスターズ まるごとブック!EXTRA」
 購入特典:東せつなカード

 「フレッシュプリキュア!おはなしブック まるごとキュアパッション!」
 購入特典:桃園ラブカード

えげつない商売です。
かつてどこかの神が得意とした「カードが欲しければ本を買え」商法。
カードのおまけで本がついてきます。

しかも桃園さんたら、さりげなく4人目を分散させています。
片方には4人目特製カード。片方は4人目特集本。
骨の髄までイースさんを利用し尽くしています。やっぱりこの桃娘は、中身を割ると真っ黒なんじゃ…。
コメント (11)
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「ちゃお」感想 2009年8月号 【色々新連載】

2009年07月28日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
もうじき9月号が出ますが、感想を書いていなかったので。

(表紙煽りより)
 「人気も!売りあげも!」
 「No.1 夏祭り!!」

人気はまだしも、売上を強調するあたりが強気で好きです。「ちゃお」さんはクール。

■クルモテガールズコンテスト!

委員長さんの新ゲーム。稼動日は7月15日だそうなので、既に動いてるんでしょうか。
ゲーム画面が掲載されていますが、異様にクオリティが高いです。
さすが、めちゃくちゃにおモテになる委員長。きらりさんシステムが着実にバージョンアップされていく。

■ぐぐっと極上!!めちゃモテ委員長 れんさい第9回

委員長さん、過去の悪行がたたって拉致られてしまいました。
がんじがらめに拘束された挙句、どこぞのライブハウスに連れ込まれ。
大ピンチです。

野郎ども:
 「今日はたっぷり中学の時の恨みはらさせてもらうぜ」
 「さあ!オレたちに土下座してあやまりなっ」
 「それがイヤなら1発ずつなぐらせてもらうぜ!!」

あんたら…。
めちゃくちゃにおモテになる委員長さんを連れ込んでおいて、要求がそれですか。
がっかりです。

中学時代の彼女は凶暴で名を馳せておられたので、彼らはもはやそういう対象として見れないのかもしれません。
恐ろしい話です。
そして恐ろしい話の通り、委員長さんはがんじがらめの縄を引きちぎり、数十人を叩き伏せて自力脱出なさいました。つくづく恐ろしい話だ。

そんな彼女に恐れをなしたのか、意中の人・東條くんがいきなり告白してきました。委員長さんしてやったり。
早速OKの返事を出して、晴れて本懐を達しました。
思えば長かった…。自分から告白したら負けみたいだから、相手に告白させようと誘惑し続けて幾年月。…勝った!

…話が終わってしまったのですが、これからどうする気なのだろう。

なお今月のめちゃモテ講座は虫さされ対策でした。
「私としたことが虫さされが!」「あとが残るから予防しなきゃ!」などとおっしゃっておられます。
しかし今回の委員長さん、素肌を縄で縛られてたりします。
虫さされよりそっちの跡を気にするべきだと思うのですが、彼女の強靭なお肌はその程度のことでは痛まないらしい。
むしろそんな彼女の肌を刺すことに成功した虫を讃えるべきなのかもしれない。

■世界制服☆ハニー 第1話「あいらです。よろしくっ!」

新連載。ヒロイン様が「世界中の制服を着たい」などと、大変正しい思想をお持ちなのが好感度高いです。
よくある展開の「無駄に可愛いヒロイン様がクールな男の子に惚れる」お話ですが、第1話にして秒で告っておられた。
きらりさんや委員長さんが年単位で悩んでいたことをいきなりクリア。

■くるるんっ☆りえるチェンジ!

「きらりん☆レボリューション」の中原杏さんの新連載、の予告。
4ページだけですが導入部が公開されています。
予告編を掲載されるとは、「ちゃお」さんを支えた神なだけあって扱いが違う。

(予告のあらすじ紹介より)
 「どーしても片思いのカレと同じ学校に行きたい!」
 「そんなりえるの願いをかなえるのは…!!?」

異世界のカレと同じ舞台を目指す…という「きらレボ」と同フォーマットを採用されたようです。
同じく謎の生き物も登場する模様。
きらりさんで培われたノウハウがそのまま転用されている気配がする。

連載開始は9月号から。
同号から「メイドじゃないもん!」が再開するのも楽しみです。
あと「ちゃお」のヒロイン様は高いところから落っこちすぎだと思った。

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