■(第10話)ひろがるスカイ!プリキュア「むむむ!思い出の料理ってどんな味!?」感想
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第10話より)
3人目の正式加入でOPやアイキャッチも更新。スカイさんはこういうポーズさせると魅力増し増しだと思う。
その3人目ことツバサくんのプリキュア歓迎会をすることになり、彼の思い出の料理・ヤーキターイを作ることに。
作り方はすぐに判明、材料も判明。但しスカイランド産の小麦もどきや小豆もどきがいるらしい。
ではそれらを探しに行こう!となるかと思いきや、似たもので代用しよう!の方向に。
とりあえず鯛焼きに似ているのでその製法で作ってみる。当然、何かが違う。
次に様々な材料で作ってみて、味を試行錯誤。
結局ヤーキターイそのものはできなかったけど、ツバサくんが欲していたのはヤーキターイそのものではなく、それを食べた時の温かい雰囲気。
だから3人でわいわい楽しくやったことで、とても楽しい会になった。
これはソラさんの「ヒーロー」、ツバサくんの「空を飛ぶ」にも当てはまります。
幼少のころから努力をして、ヒーローや自力飛行に憧れた。だけど実際には力及ばず、プリキュアという一種のチートで代替して実現した。
努力は無駄だったのか。夢は叶わなかったのか。
ヤーキターイに求めていたのが温かい雰囲気だったように、ヒーローや自力飛行もそれそのものが大事だったのではなく、「子供を救うこと」等が主。ならば彼女らの夢は叶ったといってよいはず。
ただこの文脈だと「プリキュア」が代替品なんですよね。
ヒーローにはなれなかった。だからプリキュアで代用した。
ぷに麦粉が手に入らなかった。だから小麦で代用した。
カバトンの口癖「俺TUEEEE」はチートの象徴ともいえる。プリキュアに変身して敵を叩きのめすのは、見ようによっては「俺TUEEEE」です。
ぷに麦粉を作ろうと苦心惨憺している人の前で、買ってきた小麦粉で得意気になったら、やっぱり感じは悪い。
それらとソラさん達の何が違うかといえば目的や気持ちなんでしょうけど、20周年記念作ですから「プリキュア」に対して何かもっと意味づけがありそうな気がする。
今作は4人とも親元を離れていて、しかも学校が主体にならない。
新社会人(初代プリキュアを見ていた世代)の環境に近く、「プリキュア」に「職業、仕事」のイメージはかなり被せてるはず。
今の流れだと、クライマックスでは生身で挑むような大穴もあるかもしれない。リアル社会でいうなら、「就職してみたら、自分が夢描いたのとは微妙に違っていた。それはそれで目的を達成してはいたが、いよいよとなった時、会社を離れた素の自分で立ち向かった」のような感じ。その展開なら「プリキュアとして過ごして学んだこと(会社の業務で学んだこと)」が問題解決のキーになりそう。
あるいは逆に「プリキュアでないとできないこと」に意味を見出す方向かもしれない。現実としても、特定の会社に所属しているとか免許を持ってるからこそ出来ることは多々あるものな。ある意味で個人の努力の限界だから負のイメージで捉えられなくはないけれど、そればっかりでもない。
ヒロガリズムの歌詞に「無敵だと強くなれない 優しいだけじゃ越えられない」とあり、結構重要なフレーズじゃないかと思ってます。
『プリキュア』と『生身』とも、『ソラ』と『ましろ』のこととも取れそう。
ましろさんが優しさ推しをされまくってるのは、ちょっと違和感はあります。
ソラやツバサも十二分に優しいし、プリズムが戦力的に極端に弱いかといえばそうは見えない。
彼女は「明確な夢がない」そうですから、上述の「夢の次善策としてプリキュア」が直接には当てはまっておらず、そのあたりで何か読み取れるのかも。
バランスで考えるなら4人目もこのタイプなのかなと思えるのですけど、あげはさんは「保育士が夢」と明言してるしで、まだまだ色々と仕掛けがありそう。
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第10話より)
3人目の正式加入でOPやアイキャッチも更新。スカイさんはこういうポーズさせると魅力増し増しだと思う。
その3人目ことツバサくんのプリキュア歓迎会をすることになり、彼の思い出の料理・ヤーキターイを作ることに。
作り方はすぐに判明、材料も判明。但しスカイランド産の小麦もどきや小豆もどきがいるらしい。
ではそれらを探しに行こう!となるかと思いきや、似たもので代用しよう!の方向に。
とりあえず鯛焼きに似ているのでその製法で作ってみる。当然、何かが違う。
次に様々な材料で作ってみて、味を試行錯誤。
結局ヤーキターイそのものはできなかったけど、ツバサくんが欲していたのはヤーキターイそのものではなく、それを食べた時の温かい雰囲気。
だから3人でわいわい楽しくやったことで、とても楽しい会になった。
これはソラさんの「ヒーロー」、ツバサくんの「空を飛ぶ」にも当てはまります。
幼少のころから努力をして、ヒーローや自力飛行に憧れた。だけど実際には力及ばず、プリキュアという一種のチートで代替して実現した。
努力は無駄だったのか。夢は叶わなかったのか。
ヤーキターイに求めていたのが温かい雰囲気だったように、ヒーローや自力飛行もそれそのものが大事だったのではなく、「子供を救うこと」等が主。ならば彼女らの夢は叶ったといってよいはず。
ただこの文脈だと「プリキュア」が代替品なんですよね。
ヒーローにはなれなかった。だからプリキュアで代用した。
ぷに麦粉が手に入らなかった。だから小麦で代用した。
カバトンの口癖「俺TUEEEE」はチートの象徴ともいえる。プリキュアに変身して敵を叩きのめすのは、見ようによっては「俺TUEEEE」です。
ぷに麦粉を作ろうと苦心惨憺している人の前で、買ってきた小麦粉で得意気になったら、やっぱり感じは悪い。
それらとソラさん達の何が違うかといえば目的や気持ちなんでしょうけど、20周年記念作ですから「プリキュア」に対して何かもっと意味づけがありそうな気がする。
今作は4人とも親元を離れていて、しかも学校が主体にならない。
新社会人(初代プリキュアを見ていた世代)の環境に近く、「プリキュア」に「職業、仕事」のイメージはかなり被せてるはず。
今の流れだと、クライマックスでは生身で挑むような大穴もあるかもしれない。リアル社会でいうなら、「就職してみたら、自分が夢描いたのとは微妙に違っていた。それはそれで目的を達成してはいたが、いよいよとなった時、会社を離れた素の自分で立ち向かった」のような感じ。その展開なら「プリキュアとして過ごして学んだこと(会社の業務で学んだこと)」が問題解決のキーになりそう。
あるいは逆に「プリキュアでないとできないこと」に意味を見出す方向かもしれない。現実としても、特定の会社に所属しているとか免許を持ってるからこそ出来ることは多々あるものな。ある意味で個人の努力の限界だから負のイメージで捉えられなくはないけれど、そればっかりでもない。
ヒロガリズムの歌詞に「無敵だと強くなれない 優しいだけじゃ越えられない」とあり、結構重要なフレーズじゃないかと思ってます。
『プリキュア』と『生身』とも、『ソラ』と『ましろ』のこととも取れそう。
ましろさんが優しさ推しをされまくってるのは、ちょっと違和感はあります。
ソラやツバサも十二分に優しいし、プリズムが戦力的に極端に弱いかといえばそうは見えない。
彼女は「明確な夢がない」そうですから、上述の「夢の次善策としてプリキュア」が直接には当てはまっておらず、そのあたりで何か読み取れるのかも。
バランスで考えるなら4人目もこのタイプなのかなと思えるのですけど、あげはさんは「保育士が夢」と明言してるしで、まだまだ色々と仕掛けがありそう。