穴にハマったアリスたち

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Go!プリンセスプリキュア 第33話「教えてシャムール♪願い叶える幸せレッスン!」

2015年09月20日 | Go!プリンセスプリキュア感想
【今秋のくどまゆ】

例によってしつこく宣伝。

 「アニめぐフェス ~私達がアニソンを唄わないわけがない~」
 日時:2015年09月29日(水)開場18時
 場所:渋谷DESEO
 出演:工藤真由、A応P、asfi、池田 彩
 公式ブログ

参加できないのがつくづく残念。
微妙にバタバタしてるので、プリキュアさんの更新もちょっと止まるかもしれない。

■Go!プリンセスプリキュア 第33話「教えてシャムール♪願い叶える幸せレッスン!」

今日のレッスンはお化粧です。昨年の惨劇も記憶に新しい中、意外や意外、皆さま上手にお化粧なさいます。
いや意外も何も、モデルに令嬢に姫だものな。化粧できない方が意外か。
昨年のハピネスメンバーとは事情が違うのです。何か1名、昨年も姫がいたような気がしないでもないですが、とにかく違うのです。

だけどそんな中。はるはるだけは大苦戦。大丈夫、これを「おかしい」と思えるだけマシだ。愛乃さんなんてね、ええ…。
教えを請おうとミスシャムールに呼びかけますが、ご不在とのこと。
街の方にお出かけなさってるようです。外、出られたのか。。

何はともあれ追いかけてみたところ、街のあちこちを満喫している猫先生の姿が。
人間態と生物態を駆使し、全身全霊でアグレッシブに楽しんでいらっしゃいます。
人脈もあらゆる面で開拓しているようで。ネコの集会にて、抗争の仲介までなさっていました。

訳も分からず合流した春野さんらも、猫に混ざっておしゃれ対決に参加することに。
果たして何の意味があるのかはさっぱり分かりませんが、とにもかくにも初対面の猫を着飾らせ、華やかに。
そのままなし崩しにティータイム。お茶もお菓子もどれもが大変に美味です。聞けば先生のお手製とか。

シャムール先生曰く、せっかく異世界に来たのだから楽しみ、学び、故国に持ち帰りたいとのこと。
先ほどの街歩きも、数々の美味しいものを食べ、技法を吸収していたようです。
素晴らしい考えです。いつぞやのココも似たことを言っていましたが、この精神は見習いたい。
猫のおしゃれ対決にだって、きっと学ぶことがあるんです。

そこにシャットさんがやってきました。先日からクローズさんの配下になっていますが、やはり居心地は悪いようで。
苛立ちながら呼び出したゼツボーグは、猫を素体にした魚。
この支離滅裂ぶりはシャットさんの心境を反映しているのか、はたまた異文化交流の極致なのか。

とりあえず戦闘開始。その最中、猫先生はシャットさんのメイクの乱れを糾弾。
身だしなみの乱れは心の乱れ。これは実体験として良く分かる。原理は分かるようで分からないけれど。
現実逃避の一種として、鏡を見ることを避けるようになるから?労力の問題で、現状維持コストを払えなくなるから?

たとえ戦う相手であっても励ます。それがプリンセス。
シャムール先生はおっしゃいます。どんな時でも強く優しく美しく。
落ち込んでいるところに付け込まず、正々堂々、全力で。

このところ嫌なことばかりで沈んでいたシャットさんも、先生からレッスンで扉を一つ開かれました。
意気揚々と立ち直った彼の今後の活躍に期待したい。
いやもう本当に、彼が最終決戦やテーマを左右するような中心人物な気がしてならないですよ。


(左画像)映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪(Blu-ray特装版)

(右画像)小説 ハートキャッチプリキュア! (講談社キャラクター文庫)

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


相羽さんの前回感想の「周囲に影響を与える」は、確かにそうだなと納得。
同じ「グランプリンセスになる」という夢であっても、希望を抱く子もいれば、絶望する子もいる。
第1話の春野さんが、夢を恥ずかしく思っていたのも似た話なのかも。同じ「夢」でも恥と考えるか、誇りに思うか。

影響と受け取り方で、自分への結果が変わる。
今回の話だって、街歩きや猫戦争は一見は無駄だけど、学ぶ気持ちをもっていれば様々に吸収し、影響を受けることが出来る。
受けた影響を元にドーナツ作り、それを食べた人が感動して、また良い影響が波及する…。
シャムール先生、偉大だな。教え子に伝えたいことを、自ら実践されている。

その逆で「絶望が育つ」のは非常に怖い。
今回でいえば、発端である猫を救出しても、絶望は周囲に伝播し潜んでいく。蓄積され、育ち、いずれ顕現して絶望をまき散らす。
抜本的な解決が無理すぎる。

ディスピア様を絶対悪として倒すのか、一つの形として受け入れるのか。現状は読めないなぁ…。
今までのシリーズだと「絶望」は許容できない悪なので、倒すしかない。
ただクローズさんも、いわゆる「嫌な奴」ではなく芯は通ってる。その彼が崇拝するディスピア様を、爆砕してはい終わり、では味気ない気も。
そうすると「絶望も、一つの自分の感情として受け入れよう」なのかな。でも「悲しみ」とかと違い「絶望」は相当に強い表現だから、これはこれでちょっと違和感もあるんだよなぁ…。

スカーレットさんのED歌詞「どの過去も生きる力に変えて」や以前のED「もう逃げないわ」等々を思うと、「絶望したことは否定せずに、むしろ力に変えよう」とかかしら。絶望に絶望しない、みたいな。

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