■(第29話)トロピカル~ジュ!プリキュア「甦る伝説!プリキュアおめかしアップ!」感想
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第29話より)
おめかしアップ後のラメールさん、一瞬、人魚っぽく見えるのが大変に良いです。一周回ってサカナに戻ればいいんだ。
夢の中の回想とはいえ、人魚態が出てきたのも素敵です。くるるんも異様に活躍する(但し何もしてはいない)し、今回の話の密度が素晴らしすぎます。
やっぱり「技後に足を上げたままのラメール」とか「誤射されるくるるん」とか、こういう無駄な1シーン嬉しい。
突如現れた大量のヤラネーダとの乱戦の中、サマーは取り込まれてやる気を喪失。だけどラメールらの想いだか何だかが鏡を通じてサマーに注ぎ込まれ無事に復活しました。理屈はよく分かりませんが、同様にやる気を奪われた第10話と対照的です。
10話の時には、夏海さんは自力で復活を果たしています。結果論ではあるけれど、ローラたちは直接の貢献はしていません。
「本来は自分を映す鏡に、二人の姿が映る」のも印象的。
夏海さんが言及したように、古来より鏡はマジックアイテムとして語り継がれています。人魚さんとも縁が深く、西洋式マーメイドは伝統的に手鏡と櫛を持っています。
これまでのトロプリでは「他者を助ける」要素はあまり感じず、「未来の自分を助ける」要素が強かったように思います。良くも悪くも自己解決している。
ですが今回、他者の力で夏海さんは立ち上がっています。まぁ放っておいても自力で復活しそうな雰囲気はあったし、駆けつけた面々も「私ら何かしたんだろうか…?」的な空気でしたが。それも演出の内なんだろうか。「助けようと強く足掻かなくても手助けになる」的な。
「魔女様はプリキュアを知らない」のも衝撃的です。状況から素直に推測するなら、魔女様の夢に出てきた正体不明の娘さんは伝説のプリキュア様でしょうか。その記憶を思い出させたくないのかしら。
伝説さんは伝説さんで「魔女を助けて」とか意味深なことをつぶやいています。事情を説明してくれ、まずは。
アンデルセンの「人魚姫」のイメージで言うなら、代償を払うのは人魚(※)であって魔女ではありません。不幸になる要素がない。
ディズニーの映画では成敗されますが、原典(は読んだことないのですけど原典アレンジの絵本とか)ではむしろ良い方です。人魚姫が上陸するための手助けをし、救済手段も用意してくれます。ということは伝説様の背中を押したとか、そんな役割なのかしら。それがどうして不幸になる。
※ローラが「プリキュアになるのは人間」と語っているので、伝説様は人間と思われます。「人魚姫」で魔女が手助けしたのは人魚。ややこしい。配役の都合なのか、ミスリードの一環なのかも分からない。
「あとまわし」の魔女ですから、何か「あとまわし」要素があるんでしょうけど何だろう?「トロピカる精神」の反対だとすれば「今いちばん大事なことをしなかった」で、「計画的すぎて将来の対応力を弱めた」「考えるばかりで行動しなかった」とかでしょうか。
「人間になる薬を持っていたが、自分ではそれを使わなかった」=「何らかの機会があったのに、それを伝説のプリキュアに譲った(あるいは活かせなかった)」とか?
アンデルセンを意識した推測をするなら、「泡になるのを防ぐために短刀を渡すべきだったのに、王子を諦めさせたくなくて後回しにした」=「伝説様の消滅と、世界の平和の二択を迫られ、決断できないまま(あるいは彼女を止めることができないまま)伝説様が犠牲になった。それを悔やんでいる」とか。
絵も話も演出も密度が濃すぎて、情報を整理できません。どこに向かって何をする気なんだろう…?
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第29話より)
おめかしアップ後のラメールさん、一瞬、人魚っぽく見えるのが大変に良いです。一周回ってサカナに戻ればいいんだ。
夢の中の回想とはいえ、人魚態が出てきたのも素敵です。くるるんも異様に活躍する(但し何もしてはいない)し、今回の話の密度が素晴らしすぎます。
やっぱり「技後に足を上げたままのラメール」とか「誤射されるくるるん」とか、こういう無駄な1シーン嬉しい。
突如現れた大量のヤラネーダとの乱戦の中、サマーは取り込まれてやる気を喪失。だけどラメールらの想いだか何だかが鏡を通じてサマーに注ぎ込まれ無事に復活しました。理屈はよく分かりませんが、同様にやる気を奪われた第10話と対照的です。
10話の時には、夏海さんは自力で復活を果たしています。結果論ではあるけれど、ローラたちは直接の貢献はしていません。
「本来は自分を映す鏡に、二人の姿が映る」のも印象的。
夏海さんが言及したように、古来より鏡はマジックアイテムとして語り継がれています。人魚さんとも縁が深く、西洋式マーメイドは伝統的に手鏡と櫛を持っています。
これまでのトロプリでは「他者を助ける」要素はあまり感じず、「未来の自分を助ける」要素が強かったように思います。良くも悪くも自己解決している。
ですが今回、他者の力で夏海さんは立ち上がっています。まぁ放っておいても自力で復活しそうな雰囲気はあったし、駆けつけた面々も「私ら何かしたんだろうか…?」的な空気でしたが。それも演出の内なんだろうか。「助けようと強く足掻かなくても手助けになる」的な。
「魔女様はプリキュアを知らない」のも衝撃的です。状況から素直に推測するなら、魔女様の夢に出てきた正体不明の娘さんは伝説のプリキュア様でしょうか。その記憶を思い出させたくないのかしら。
伝説さんは伝説さんで「魔女を助けて」とか意味深なことをつぶやいています。事情を説明してくれ、まずは。
アンデルセンの「人魚姫」のイメージで言うなら、代償を払うのは人魚(※)であって魔女ではありません。不幸になる要素がない。
ディズニーの映画では成敗されますが、原典(は読んだことないのですけど原典アレンジの絵本とか)ではむしろ良い方です。人魚姫が上陸するための手助けをし、救済手段も用意してくれます。ということは伝説様の背中を押したとか、そんな役割なのかしら。それがどうして不幸になる。
※ローラが「プリキュアになるのは人間」と語っているので、伝説様は人間と思われます。「人魚姫」で魔女が手助けしたのは人魚。ややこしい。配役の都合なのか、ミスリードの一環なのかも分からない。
「あとまわし」の魔女ですから、何か「あとまわし」要素があるんでしょうけど何だろう?「トロピカる精神」の反対だとすれば「今いちばん大事なことをしなかった」で、「計画的すぎて将来の対応力を弱めた」「考えるばかりで行動しなかった」とかでしょうか。
「人間になる薬を持っていたが、自分ではそれを使わなかった」=「何らかの機会があったのに、それを伝説のプリキュアに譲った(あるいは活かせなかった)」とか?
アンデルセンを意識した推測をするなら、「泡になるのを防ぐために短刀を渡すべきだったのに、王子を諦めさせたくなくて後回しにした」=「伝説様の消滅と、世界の平和の二択を迫られ、決断できないまま(あるいは彼女を止めることができないまま)伝説様が犠牲になった。それを悔やんでいる」とか。
絵も話も演出も密度が濃すぎて、情報を整理できません。どこに向かって何をする気なんだろう…?