■(第33話)トロピカル~ジュ!プリキュア「Viva!10本立てDEトロピカれ!」感想
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第33話より)
プリキュア史上初の10本立てです。11本立てですけど、とにかく史上初です。
そして花咲さんがブラウン管に帰ってきました。
今回のような話でテーマがどうのと語るのは無粋極まりないのは承知の上で、他に何も書きようがないので書いてみる。
ハートキャッチは「詳しい事情は分からなくても、お手伝いならできる」「本質的な解決ではなくても、大事な解決の一歩につながる」お話。
服を変えても、内面が変わらなかったら意味がない。だけど服を変えれば引きずられて気持ちも変わる。単純だけどそれでいいじゃないか。とは来海さんの弁。
プリキュアに変身してもそれだけで解決したりはしない。だから花咲さんは史上最弱のプリキュアとも言われた。でもプリキュアとして戦う内にチェンジするんです。
今回の奇々怪々な特別出演も、とても「ハートキャッチ」らしくて嬉しいです。
砂漠の王・デューンが、なんで地球を砂漠にしたいのかの目的も不明なまま。何かありそうな三幹部の過去も不明瞭。
他人のことなんだから、細かい事情は分からない。
秋映画の「花の都でファッションショー」でも、彼女らがなぜパリにいるのか劇中では語られていません。ついでにスーパーシルエットやオーケストラさんのことも知りません(テレビ初登場より映画公開が先だった)。全くもって意味が分からん。
オリヴィエの過去の詳細を花咲さん達は知らないまま(回想シーンのみなので、視聴者が知っていることも花咲さんは知らない)。
パリ市民の皆様も、花咲さんが何で泣いてるのか知らないし、いきなり現れたでかいトカゲやそれと戦う娘さんの事情は全く分からない。
それでも背中を支えたり、お花を渡したり、ミラクルライトを振ったりはできる。直接の解決はできなくても、お手伝いならできる。
今回のゲスト出演も何だったのかさっぱり分かりませんが、まぁ楽しかったので良いのです。
「トロプリ」も「今一番大事なこと」が何なのか分からず、「他人の事情が分からない」ハトプリに対し「自分自身のことも分からない」なので、組み合わさるともう何が何だか分からない。異様な相性の良さです。
詳しい事情は分からん。でも何かは解決した!
ただ改めて「ハートキャッチ」を見直すと、「言わなきゃ分からない」の側面もあったように思えます。
花咲さんと来海さんの「第8話」や、デザトリアン療法、花咲さんの最終決戦での啖呵、オリヴィエへのアドバイス等々、「言わなきゃ分からない」がかなり出てくる。
トロプリの後半が「他人に伝える」を重視しているように見える(みのりん先輩の小説、あすか先輩の暴力疑惑、涼村さんの可愛いを伝える等々)ので、相互に絡み合うのかもしれない。
本放送当時から今まで、この側面でハトプリを捉えたことがなかったので新鮮な再解釈ができそう。前回の「GoGo」と「ヒープリ」も、相互に補完しあっていて素晴らしかった(ヒープリ映画の感想)ので、今回も「ただのお祭りコラボ」以上のことをやってくれそうで、本当に楽しみです。
あと蛇足ながら上掲の「ハートキャッチ風」のサブタイトル画像、ローラが謎生物枠なのがとても良い(元々はシプレ)。最近忘れがちですが、彼女の立ち位置はそこです。ヒトとして扱ってはならない。
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第33話より)
プリキュア史上初の10本立てです。11本立てですけど、とにかく史上初です。
そして花咲さんがブラウン管に帰ってきました。
今回のような話でテーマがどうのと語るのは無粋極まりないのは承知の上で、他に何も書きようがないので書いてみる。
ハートキャッチは「詳しい事情は分からなくても、お手伝いならできる」「本質的な解決ではなくても、大事な解決の一歩につながる」お話。
服を変えても、内面が変わらなかったら意味がない。だけど服を変えれば引きずられて気持ちも変わる。単純だけどそれでいいじゃないか。とは来海さんの弁。
プリキュアに変身してもそれだけで解決したりはしない。だから花咲さんは史上最弱のプリキュアとも言われた。でもプリキュアとして戦う内にチェンジするんです。
今回の奇々怪々な特別出演も、とても「ハートキャッチ」らしくて嬉しいです。
砂漠の王・デューンが、なんで地球を砂漠にしたいのかの目的も不明なまま。何かありそうな三幹部の過去も不明瞭。
他人のことなんだから、細かい事情は分からない。
秋映画の「花の都でファッションショー」でも、彼女らがなぜパリにいるのか劇中では語られていません。ついでにスーパーシルエットやオーケストラさんのことも知りません(テレビ初登場より映画公開が先だった)。全くもって意味が分からん。
オリヴィエの過去の詳細を花咲さん達は知らないまま(回想シーンのみなので、視聴者が知っていることも花咲さんは知らない)。
パリ市民の皆様も、花咲さんが何で泣いてるのか知らないし、いきなり現れたでかいトカゲやそれと戦う娘さんの事情は全く分からない。
それでも背中を支えたり、お花を渡したり、ミラクルライトを振ったりはできる。直接の解決はできなくても、お手伝いならできる。
今回のゲスト出演も何だったのかさっぱり分かりませんが、まぁ楽しかったので良いのです。
「トロプリ」も「今一番大事なこと」が何なのか分からず、「他人の事情が分からない」ハトプリに対し「自分自身のことも分からない」なので、組み合わさるともう何が何だか分からない。異様な相性の良さです。
詳しい事情は分からん。でも何かは解決した!
ただ改めて「ハートキャッチ」を見直すと、「言わなきゃ分からない」の側面もあったように思えます。
花咲さんと来海さんの「第8話」や、デザトリアン療法、花咲さんの最終決戦での啖呵、オリヴィエへのアドバイス等々、「言わなきゃ分からない」がかなり出てくる。
トロプリの後半が「他人に伝える」を重視しているように見える(みのりん先輩の小説、あすか先輩の暴力疑惑、涼村さんの可愛いを伝える等々)ので、相互に絡み合うのかもしれない。
本放送当時から今まで、この側面でハトプリを捉えたことがなかったので新鮮な再解釈ができそう。前回の「GoGo」と「ヒープリ」も、相互に補完しあっていて素晴らしかった(ヒープリ映画の感想)ので、今回も「ただのお祭りコラボ」以上のことをやってくれそうで、本当に楽しみです。
あと蛇足ながら上掲の「ハートキャッチ風」のサブタイトル画像、ローラが謎生物枠なのがとても良い(元々はシプレ)。最近忘れがちですが、彼女の立ち位置はそこです。ヒトとして扱ってはならない。