穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

(第11話)ひろがるスカイ!プリキュア「気まずい二人!?ツバサとあげは」感想

2023年04月16日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第11話)ひろがるスカイ!プリキュア「気まずい二人!?ツバサとあげは」感想


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第11話より)

ツバサくん、大人のお姉さんに弄ばれる。

成人女性かつ自動車免許保有という、ある意味スカイランド人より異世界の住人のあげはさんに連れられて、一行は山へ。
何で唐突に山なのか?は特には説明はありませんでしたが、免許取りたてのあげはさんがドライブをしたかったんでしょう。初心者マークが眩しく光る。

こういうところ、絶妙に初々しさがあってときめきます。少年から見れば大人のお姉さんでも、客観的に見るとそうでもない。

ケチをつけるつもりは一切なく、意図した演出でもないとは思うのですけど、「山にドライブ」のミスチョイスぶりも良いです。
おそらくは1歳未満のエルちゃんを連れていくには、かなり不適当。自分の子ならまだしも、預かってる子ですから一般には避けるはず。
また、チャイルドシートの乗り方も多分間違っています。1歳過ぎてしばらくまでは、進行方向の逆向きに乗せます。

「エルちゃんは1歳過ぎている」「使っているチャイルドシートの規格では問題なかった」等々もありえるし、そもそも拘るようなところでもないので作劇を優先したとしても悪くはないのですが、あげはさんは保育士を志望しています。そのため、先ほどのドライブのお誘いと同じく、「劇中人物からは大人として扱われているが、客観的には初々しい(幼い、未熟)」描写に一役買っています。
この感覚、中高年なら分かってもらえるんじゃなかろうか。

【追記】
コメントでご指摘いただきました。
第1話でエルちゃんはお誕生日を迎えてました。

一応細かい話をすると、メーカー推奨値は1歳3ヶ月〜1歳6ヶ月ごろまでは後ろ向き。体重の指標に準ずるなら1歳8ヶ月頃まで。
エルちゃんは1歳直後だとすれば、いずれにせよ前向きでの使用はやや早いです。
【追記終】

思えば以前も「最強の保育士を目指す」というよく分からない発言をなされていました。「何かがズレている」のはもしかして仕込みなのかもしれない。

今回の話も、保育士を目指しているにしては「子供」の目線とあっていません。
先回りして答えを教えたり、自尊心を傷つけるのはタブーだ。
振り回される少年の図からは、何か癒されるものを感じるのですけど、同時に不穏な何かを感じます。何者なんだ、あげはさん。

山登りはどのルートをいっても同じ場所にたどり着く。
アスレチックをしてもしなくても、ロープウェイを使っても使わなくても、のんびりコースも過激なコースも、自分で答えを考えても考えなくても、すべて同じところに行きつく。

繰り返し繰り返し強調されたからには、意図があると思う。「プリキュア」能力に目覚めなくてもソラはヒーローになっていた、とか?「ヒーローが助けなくても解決する」=「あえて手を出さず見守るのも大事だ」とか?
OPにも「凸凹道でも歩く意味はきっとある」と歌われていますので、これらの点でいえばカバトンは改心エンドを迎えられそう。

「言わないのは信じているから」は、プリキュア的にはちょっと意外でした。
ハトプリのマリンさんを初めとして「言わなきゃ分からない」「だから言おう」がこれまでのセオリーでした。
「今回は話の流れ上たまたまそうなっただけ」「あげはさんの成長ポイント」「違う切り口を描こうとしている」のどれかしら。

あげはさんは大人ですから、これまでとは視点が違ったとしても違和感はないです。
「言わなければ分からない」は対等な立場での話であって、大人と赤ちゃんなら「言わなくても察する」が求められます。
ただ逆ですね。あげはさん(大人)が少年(子供)の心を察するのではなく、あげはさんが察してもらう側です。まぁ大人が子供に、意図をくどくどと説明はしないといえばそうなので、おかしくはないのか。

「ツバサくんを大人扱いして信頼しているからだ」であれば、「少年」呼びを続けたのは奇妙と言えば奇妙。実は年下の男の子との接し方が分からず、テンパってたのかもしれない。

あげはさんの内心がまだ描かれていないので、第一印象とは違った一面があったりするのかもしれない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする