穴にハマったアリスたち

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(第2話)わんだふるぷりきゅあ!「みんな友達、キュアフレンディ!」感想

2024年02月15日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第2話)わんだふるぷりきゅあ!「みんな友達、キュアフレンディ!」感想

こうして見ると涼やかなお姉さんだけど、中身はあんな感じで公式サイトのリリアンさんと同一人物とはどうしても思えない。
名前の「まゆ」からして、変身すると羽化なさる感じなんだろうか。
未変身状態では疎遠なまま、変身後の格好つけた姿で仲良くなって、バレたらどうしようと悩むのとかも楽しいかも。


(「わんだふるぷりきゅあ!」第2話より)

こむぎさんの飼い主の犬飼さんも変身なされた。

登校する犬飼さんに置いて行かれるのが寂しかったこむぎさんに対し、犬飼さんは身体能力的に犬についていけないことを寂しく思っていた。
それぞれの立場で、相手には分らぬ寂しさを誰もが抱えている。
その差を埋めるためのプリキュアへの変身。果たせぬ理想、なりたい自分への変身。とても綺麗で自然な流れ。何かもうこれでお話が終わってしまうぐらいに。

第1話・2話共に非常に丁寧で見ていて心地よいです。
が、あえて難癖をつけるなら、ここからどう発展させるんだろう?

ちょうど無料公開中のプリアラを例にすると、わんぷりと同じく序盤は敵組織の目的が不明。
ただ「キラキラルを奪おうとしてくる」という目的ははっきりしていた。
宇佐美さん達も「キラパティでスイーツを作る」構成が明確だった。

わんぷりさんの場合、敵はガルガルして暴れているだけで、現時点では倒すべき黒幕的なものはいない。まぁ多分、後から出てきそうではあるけれど。

犬飼さん側の目的も特にはありません。
世界中の動物と仲良くなりたいという夢はあるものの、具体的に何をするといったことではない。

リリアンさん達がどういう経緯でやってくるのかすらよく分かりません。
ワンダフル・フレンディを踏襲するなら「置いて行かれる」系で、「犬飼さんと仲良くなれた猫屋敷さんが、戦うフレンディを見て私も一緒に…!」みたいなのはいかにもありそうには思います。
が、そもそも「戦闘」ではないので「苦戦したところに追加戦士」の王道パターンが難しそう。

ここまでの2話はとても綺麗だっただけに、読み切りの如く「わんぷり・完」でも納得できてしまう。
まだ序盤も序盤で、しかも次回は作戦会議回のようなので、欠点とか批判といったことでは全くないのだけど。
「先が全く読めない」のは、本作の特徴として狙ってやってるんじゃないかと疑ってみてる。猫屋敷さんのせいで、全てがそのままには信用できない…。

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