夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

松竹大歌舞伎~巡業公演西コース~

2011年09月07日 | 歌舞伎・演劇・映画
2日(土)、岸和田市の浪切ホールへ歌舞伎を見に行ってきました。

この日は台風が近づいていたので心配でしたが、警報が出ていたわりには「台風はどこっ?」て感じの状況で、無事開催されました。

役者さん達は、前日の三重県から電車で来る予定だったのに、近鉄電車が止まってしまったので、バスで大阪入りしたそうです。
巡業は移動があるから、本当に大変ですね。

楽しみにしていたので、開催されて嬉しかったです。


一、雨の五郎

踊りはなかなか理解するのが難しく苦手なのですが、これは見ていて楽しいです。
前にも一度違う役者さんで見た事がありますが、印象が全然違いました。
愛之助さんの五郎は、紫の頬かむり姿がなんとも艶やか。(←男性にも使うのでしょうか?)
勇ましい立ち廻りもかっこよかったです。



二、義経千本桜
下市村茶店の場、同 釣瓶鮓屋の場

やっぱり泣いてしまいました。
仁左衛門さんの権太は、本当にどうしようもないけど憎めず、可愛らしく、優しいので、あの悲劇では泣かずにはいられませんでした。

いつも気になるのが、権太が死にそうになっている時に、維盛や若葉の内侍の態度がなんとなく冷たく感じるところです。自分たちのために、こんな悲劇が起こったというのに。

でも高麗蔵さんのインタビューを読むと、その冷たさが分かりました。
権太達とは身分が違い、あの悲しさの中にとけ込みすぎてもいけないという気持ちがあったとの事。
ちょっと高みから、違う視点で悲しむ。
それが私が感じた冷たさだったんですね。納得しました。

見るたびに、いろいろ発見し、なるほどと思えるところが歌舞伎の面白いところです。
上方式と江戸式では、演出が違うとの事。
江戸式も見てみたいなと思いました。

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 森山大道写真展 オン・ザ・ロ... | トップ | GREATEST VOICE~魂の叫び~ »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヒロ)
2011-09-09 08:38:53
紀伊半島などでは、台風による水害で大変なことになっていますね!
そちらの方は、大丈夫だったでしょうか?
まだまだ新しい台風も発生しています。
十分、御注意のほどお願いします!
返信する
仁左衛門さんの権太! (スキップ)
2011-09-09 12:09:49
るみさま
私も浪切ホールに観に行きました!
夜の部でしたのでニアミスだったでしょうか?

仁左衛門さんの権太を観るのは初めてでしたが
ほんとうにすばらしかったです。
ただの小悪党ではなく、肉親への情愛もたっぷり
で、泣かされました(涙)。
返信する
ヒロさんへ (るみ)
2011-09-10 16:37:33
こちらは大丈夫でした。
でも、すぐお隣の和歌山や奈良が大変な事になっていて、自然の力は本当にものすごいなと感じました。
ヒロさんも、十分に注意して下さいね。
返信する
スキップさんへ (るみ)
2011-09-10 16:41:40
スキップさんも行かれたんですね。
仁左衛門さんの権太、本当に良かったです。
悪い行いよりも、子供への愛情たっぷりのパパぶりが強く印象に残って、余計に悲劇が際だちました。
涙なしでは見られないお芝居でしたね。
返信する
Unknown (すがわら)
2011-09-11 19:03:04
遅ればせながらでスミマセン。
歌舞伎はまだまだ不勉強なので、拝読させて
いただいていたもののコメントを寄せられずに
おりました。
演出方法が江戸と上方で違うというのは、意外ですネ!
落語の同じ演目でも江戸と上方で微妙に違うのと似てるのでしょうか?
またいろいろご教授ください!!
返信する
すがわらさんへ (るみ)
2011-09-17 10:23:07
江戸と上方で違ったり、家の型というものがあったりと、様々です。
同じ演目でも、そういうところを見るのも歌舞伎の面白さですね。
返信する
泣かずにいられません (とみ(風知草))
2011-09-19 21:52:44
>るみさま
巡業は移動も大変なのにテンションを持続したまま、さまざまな機構の舞台に御出演され頭が下がります。
忠臣蔵の六段目とすし屋は苦手なんですが仁左さまは特別です。
返信する
とみ様 (るみ)
2011-09-23 10:16:58
同じ舞台でも大変なのに、ハードな巡業だとなおさらですよね。
私達に素晴らしい舞台を見せてくれた役者さん達に感謝します。
とみ様、六段目とすし屋は苦手なんですね!
でも仁左さまは特別なんですね!(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歌舞伎・演劇・映画」カテゴリの最新記事