我が北杜市には、日本三大ラジウム温泉で有名な鳥取の三朝温泉、秋田の玉川温泉。そして須玉町小尾にある“増冨温泉”があります。今回ご紹介するのは、その増富温泉入口に位置する“東屋神社”の磐座の紹介です。
中央高速須玉ICより北東に増富ラジウムラインを走ることおよそ20㌔。途中景勝地みずがき湖を経て30分ほどで増冨温泉に到着です。
神社は、日帰り入浴施設“増冨の湯”へ行く本谷川に架かる橋を過ぎた崖の上にあります。(黄色い鳥居が左前方に見えて来ますので、すぐわかると思います。)車は、黄色の鳥居の下。消防団のポンプ格納庫前のスペースに停めさせてもらいました。
格納庫の横から回り込むと鳥居のある参道へと行くことが出来ます。
樹脂製の黄色い明神鳥居は、レア度高めです。
左右の楔も打たれておりバランスも良く鳥居の形式を忠実に再現されていて、製作過程に興味が沸きます。
幹線道路と並行に登っていく参道の突き当りに崖に架かる拝殿があります。
ここの拝殿は、清水の舞台の様にその立地から懸造り(かけづくり)と言うそうですがここは、大変珍しい参拝様式となっています。
それは!?
この様に拝殿の床下から参拝する形になります。
この石段は結構急な角度で、石段の幅も狭いので這いつくばるように登らないと参拝出来ません。拝殿の床は、見るからに華奢で流石に昇殿するのは憚れました。
流石に石段から上がるのには難しい人もいるのでしょう。磐座の前まで行ける様に鉄骨製の階段も併設されています。
またここは、本殿が無い背後の磐座を拝する貴重な神社でもあります。
背後にある磐座です。
上の磐座の右側部分です。
磐座全容(写真をクリックすると拡大表示できます。)
磐座から続いている巨石(赤いペンキで書かれた“J(T?)- 1”の文字は何でしょう?)
この辺りの岩盤は、方状の節理が見られます。
祭祀:日本武尊、木花咲耶姫命、弟橘姫命
由緒:昔、大和武尊が常陸の国(今の茨城県)の蝦夷を討ち平らげ、帰路甲斐の国の酒折宮で休息をとりました。その後、山の尾根をつたい、黒平方面を登り、金峰山麓の本谷川沿いに進み、増富の地に至り、温かいいで湯を発見しました。それが、今のラジウム温泉であると伝えられています。
尊は、この地の猛獣・毒蛇を調伏するために破魔弓を使い、弓を立て「破魔弓場」と呼ばれたのが、後の文字の転用により今は「浜井場」と呼ばれています。さらに尊は里人に農耕のやり方を教え、なお神戸・御門および北西方面に進み、碓氷峠を経て信濃の国に入ったと伝えられています。(要約:こちらから転載)
尊は、この地の猛獣・毒蛇を調伏するために破魔弓を使い、弓を立て「破魔弓場」と呼ばれたのが、後の文字の転用により今は「浜井場」と呼ばれています。さらに尊は里人に農耕のやり方を教え、なお神戸・御門および北西方面に進み、碓氷峠を経て信濃の国に入ったと伝えられています。(要約:こちらから転載)
拝殿横から手すりが続いておりこの奥に何があるのか気になるところです。
残念ながら当日は、ヘタレて登拝はあきらめました。
写真を拡大してみると…。
巨大な巨石が横たわっています。WEB調査してみましたが結局何もヒットせず。何かありそうな予感…。
機会があれば、是非リベンジしてみたいです。
【マップ】
(12/11 本文リンク先修正・写真追加)
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