純正と言ってもCB77用では無く、CL77用を。前から次回PW26を使うならCL用と決めていたのですが、その大きな違いはフロート室下部のドレンボルトの有る無しですね。
こいつがあると色々メンテナンスしやすい訳です。
キャブレターボディには「CL77」と打刻が有ります。
このCLキャブはそんなに程度も良くなかったのですが、結構気合入れてキチンと洗浄・磨きをやりました。内部はガソリンが固形化?した中々キャブクリーナーでも溶けない白い固形物が満載だったのですが、今回偶然にCRCがキャブクリーナーより固形物に対して浸透性がある事に気が付き、CRCとキャブクリーナーの併用でバッチリ固形物も除去できました。
ピストンの擦り合わせもし各部動作チェックもしたのですが、特に問題なさそうでその辺は良かったかなと。
改めて以前の経験より燃料供給の邪魔になりそうなガソリン給油口のボルトのフィルターなども撤去。前にも色々と燃調がおかしいとPW26キャブを触りまわしていますので、この辺は大分ポイントも覚えました。
CL仕様とCB仕様は同じPW26でも各ジェット・ニードルなどが異なりますので、いつものKEYSTERさんのCB77用燃調キットを使ってCB仕様にリセッティング。
一通り消耗品も変えて、やばそうな気がするフロートも新品に変更。これでキャブのオーバーホール完了です。油面も77用でキャブボディから22.5mmに調整。
後はガソリンを入れて各部のチェックですが今回は油面も一発で合いました。
と言う事でアイドリングまで調整したキャブですが、今回もまたメインジェットの設定で悩みそうな予感・・・。
当初139番でしたがやはり濃い感じで上まで全く回らなかったので135番に落としました。これで何とか上まで回りますが微妙にパワー感無い時もあり、なんとなく調子にばらつきあり。
う~ん・・・131番かな~?それとも直キャブにして試してみるか・・・。
しかし思えば3年前も同じ様な事を言って同じ様な調整をしていた気が・・・(笑)
最近ではそれがキャブ自体の不調のせいか、私が点火やバルブタイミングやら他の調整をミスっていたからそうなっていたのだろうと思っていたのですが、違うキャブで他もきちんと調整直していて同じ症状が再発となるとやはり何かしら理由があるんだろうな~・・・。
ま、やっと今週になって収束し気味の仕事のクレームに比べたら原因発見は楽かも・・・?
トラブル・不具合こそ楽しみです(笑)
不治の病です(笑)