BS世界のドキュメンタリー▽嘘と政治と民主主義 ―米議会乱入事件― 後編をやっと今朝見た。
前編も面白かったけど、後編はさらに面白かったなぁ。
後編を見ると、共和党議員の大半は政治家(ステーツマン)ではなく、政治屋(ポリティシャン)であり、権力と議員の椅子の為に民主主義を売った(捨てたが正しいと思うが)連中であることがよく分かる。
自民党の腐敗なんざぁ、子供だまし程度に見えるほどだ。
それにしても、アメリカという国は尊大で無知な国だよ。
そもそも、戸籍も住民票も無い、すなわち民主主義の根幹を成す選挙を行うに当たって正確な有権者の数が把握できない。
まして大統領選挙の方法は間接式で州毎に割り当てられた選挙人の票を総取り方式。
従って、多数決の原則が守られない。
まあ、そんな余談は置いておいて。
クライマックスの議事堂乱入は、言ってみればアルフレッド・マハン流、力は正義なりそのもの。
裏切り者が出れば、「吊るせ、吊るせ」の大合唱、まるで西部劇。
18世紀か19世紀の世界。
まあ、ユーラシア大陸でも19世紀に戻っちゃった国があるけどさ。
この番組や韓国を見ると、共和制って政治形態として危うさをはらんでいるように思える。
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