先日、なごみを引き取りに行った時、他の本もごっそりお買い上げ。
一つ違いの禰宜さんが著者。
かねがね多々疑問に思っていたことの答えが書いてあって、腑に落ちる。
面白いなあと思ったのは、神道は宗教では無いとのご意見。
知らなかったんだけど、宗教の定義は戒律、経典、教祖の三要素を備えていることなんだって。
で、神道はどれも無いんだって。
確かに、言われてみれば、三要素無いわな。
だから、神道は宗教では無く信仰だそうだ。
それと、日本の神々は労働をしているそうだ。
他の宗教は楽園があって、罰として労働があるとの教え。
神道は労働するのが当たり前。
そこの差はどうやっても埋められないだろうな。
あとね、日本って創世の頃から民主主義だったこと。
天岩戸神話がそれを示唆している。
なるほどな、天照大神を天岩戸から引っ張り出すに、神々が会議を開いて、それぞれの役割をあてたんだからな。
権力を持ったリーダーが決めたんじゃなくて、合議で決めたんだから、民主主義だよね。
なかなか、読み応えがあり、内容も面白くていい本だった。