さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

再開後2度目の言語リハビリは何も出来はしませんでしたが、進展はあったと思います

2020-06-17 23:53:41 | 言語リハビリ
今日は言語リハビリの日。
金曜日のデイサービスのときと同じくらいの時間には家を出たいのです。
でも、今朝は朝から静かに不穏な感じでした。

着替えはほぼ順調だったのですが、最後のズボンやら髪を結んだりするところで嫌がります。
昨晩幸運なことに外させてくれた入れ歯なんですが、今朝は口の中に戻すことを拒否。
入れ歯なしでは朝食は食べ辛いのですが、それでも食べたり飲んだりしてくれれば有難いです。
しかし、今朝はまったく口を付けません。
とくに水分は摂って欲しいので、甘酒+牛乳の入ったコップをさっちゃんの口元に近づけるのですが、飲もうとしません。

刻々と出発時刻は近づいてきます。
今日は病院へ行くのは無理だろうか? と思い始めてもいました。
それでも、出来るところから準備を進めて行きました。
ダイニングのテーブルに座ったままで、髪を梳いてあげ輪ゴムで結びました。
さっちゃんが椅子に座ったままで、靴下を穿かせ、ズボンを穿かせました。

あとは入れ歯です。
入れ歯を入れていないと、本当に歯抜け婆さんのような顔つきになってしまいますから、入れて欲しいんです。
朝食の準備が終わる直前に入れ歯を口中に戻すのを拒否されてから、時間もたっています。
椅子に座っているさっちゃんの元へ、入れ歯を持って来て、「あ~~んと口開けて」と言ってみます。
僅かに口を動かしてくれるのですが、開いてはいません。
「もっと大きく開けてくれなくちゃ」と唇を軽くつつくと、ほんの少し開けてくれました。
僕はそこを見逃さず、入れ歯を口に差し込もうとしました。
さっちゃんは手で入れ歯を掴んで出そうとします。
僕はさっちゃんの手が入れ歯を掴もうとするのを阻止し、さらに差し込もうとします。
ほんの数秒の攻防ですね。
スポンと入れ歯は収まる場所に収まりました。

そんなこんなで予定していた電車の1本後、20分ほど後の電車に乗って、予約時刻の10分ほど前に病院到着。
担当のT田先生の格好はと言えば、透明プラスチックのゴーグル、マスク、ビニール手袋、薄いビニールのピンク色のエプロン、なんですが見慣れた感がありますね。
T田先生とさっちゃんの間にはやっぱり透明な板(アクリル板?)があって、刑務所の面会室のよう。

僕はさっちゃんが今日も「帰る」と言い出して、先週のように収拾が付かなくなるんじゃないかと危ぶんでいました。
ところが予期に反して、さっちゃんは静かです。
小さな声で何やら喋り続けています。

先生はカレンダーを見せながら、今日の日を示し、さらにカレンダーを使って数字を声を出して読んでもらおうとします。
「いち、に、さん、し、・・・・」と言えばいいのでしょうが、さっちゃんの意識はカレンダーにはないみたいです。
やはり、小さな声で何やら喋り続けています。

先生はメトロノームを取り出して、リズムを付けて発声してもらおうとしたようですが、まったく効果なし。
さっちゃんはメトロノームには見向きもせず、小さな声で何やら喋り続けています。

今度は先生は、両手をグー、パーと閉じたり開いたりして、さっちゃんに真似することを促します。
僕がさっちゃんの両手に手を添えてグー、パーをさせようとしますけれど、さっちゃんの両手の指は動きません。

を唄うことにしました。
「富士の山」です。
「あたまを くもの うえにだし しほうのやまを みおろして ~~~~」
先生と僕が声を出して歌います。
すると、ちょっとですが、さっちゃんも小さな小さな声を出して一緒に歌いました。
音も流して皆で歌いましたが、さっちゃんはあまり声を出さなかったような・・・・

それに気を良くしたのか、先生は絵と名前のカードをさっちゃんに読んでもらおうとしました。
でも、さっちゃんはカードには見向きもしません。
やっぱり何かを喋り続けます。
でも、最初のころよりは声が大きくなってきていましたね。
内容は分かりませんが、印象としては悲しみ、残念、不満などの負の感情を切々と喋り続けているように感じます。

最後にハチドリのゲームをしました。
発声の高低と継続でハチドリが幾つかの花に到着し蜜を吸うというゲーム。
でも、さっちゃんは完全に無関心、取り付く島もありませんでした。

今日はこれで終了です。
1時間が経過していました。
先週は30分で終了せざるを得ませんでしたから、1時間もっただけでも嬉しいことです。
先生が出した課題、どれもこれもさっちゃんはスルーしてしまいましたけれど、先生のことを受け入れてはいたようです。
喋っていることも少しの部分は先生に向けて喋っているのかもしれません。
その証拠と感じられる出来事が別れの際にありました。
来週の予約などの手続きが終わると、さっちゃんと僕は部屋で片付けなどしている先生のところへ行って挨拶してから帰ることにしています。
今日のその時、さっちゃんはT田先生の両手にちょっとですが触れて、親愛の情を示したのです。
その時の喋りの口調もそんな感じがしていましたね。

今日も僕はとっても疲れました。
帰宅して、お昼を食べると、しばらくして僕は布団の中へ。
いつの間にかぐっすりと寝てしまい、目が覚めると5時過ぎ。
さらに小1時間は布団から出ることも出来ずに、横になっていました。
6時過ぎ、涼しい風の吹く中、いつもの多摩川土手を散歩。
帰ってから、お味噌汁を作って、おかずは駅前の総菜屋さんで買った肉団子でしたが、さっちゃんはまったく食べず。
すぐに寝てしまいました。

その後も、珍しく1回ほどしか起き出して来ませんでした。
散歩の40分は涼しい中でしたが、病院通いは暑い中トータルで1時間半は歩きました。
さっちゃんも疲れたんでしょうね。
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散歩の途中で小さなお馬さんに出会ったのですが、さっちゃんは驚きもしませんし、関心もなさそうです

2020-06-16 23:55:22 | 散歩
デイサービスから帰って来たさっちゃんと、いろいろな家事をこなして疲れてしまった僕は、二人で小1時間布団で横になっていました。
一瞬寝込んでしまった僕が目覚めたのは6時前。
陽も傾いて来て、涼しさも感じられるようになったので、いつもの散歩コースを歩いて来ることにしました。
出かけるまでさっちゃんとはひと悶着ありましたが、それほど遅くならずに出発。

いつもの1周35~40分の散歩道です。
コースの半分ほどは多摩川土手の道、他にも東京名湧水57に選ばれた湧水も流れ込む用水沿いに整備された道もあったりします。
野良猫や散歩犬もいますが、鳥の姿や声にも出会うことが多いですね。
カラス、アオサギ、シラサギ、カワウ、カモの仲間、ムクドリ、ヒヨドリ、オナガ、ツグミ、・・・・、などはもちろん季節にもよりますがよく見かけますね。
夕方の川べりですから、鳥ではありませんが、コウモリもよく見かけます。
姿はなかなかお目にかかれませんが声を聞かせてくれるのは、ウグイス、キジ、ガビチョウなどです。
特に外来種のガビチョウはどんどん増えてきているようで、体のサイズはそれほどでもないのに、うるさいほどの大声で鳴いています。
先日などは、やたら大声でホーホケキョと鳴いていましたね。
ガビチョウは他の鳥の鳴き真似もするんです。

白内障を手術して裸眼では僕よりも視力が良くなったさっちゃんは、僕より早くそんな野鳥を見つけていたものでした。
手術したのは認知症だと診断された年の夏でしたね。
僕が見つけて、「あそこにアオサギがいるよ」とか言うと、さっちゃんもそっちを見て「ああ、あれね」と、見てくれていました。
キジが多摩川の河原の森の奥で「ケ~~ン」と鳴くと、「今キジが鳴いたね」と僕が言います。
たいがいもう1度か2度は鳴くので、次に鳴いた際に「あ、これね」とさっちゃんは言っていました。

でも、どんどんそういう自然への興味関心も薄れてきているみたいで、「あっ、カラスだ」と上空を飛ぶカラスを指差しても目を向けてくれなくなりました。
夕方、地域の皆が共同で泊まる塒に2羽、4羽、6羽、・・・・、時には数え切れないほどのカラスが同じ方向へ飛んでいく様子をふたりで眺めたりしていました。
いつまでも自然への驚きや畏敬を抱き続けて欲しいので、さっちゃんには小さな子供に対するように声を掛けています。

ここからが今日の本題。

多摩川土手を歩いていると、向こうから犬にしてはとってもでかい動物が縄につながれてやって来るのが見えました。
近づくと、それは小型の馬だと分かりました。
馬の種類にはまったく詳しくないのですが、これがポニーなんでしょうか?
女の人が太い縄を引いています。

僕は興味津々、以前誰からだったかは忘れましたが、多摩川土手で馬に会ったよとは聞いたことがありました。
その馬なんでしょうね。
僕はペットとして飼っているのか、公共のもの(ふれあい動物園とか乗馬クラブとか)としてなのか気になりました。
それで、僕は縄を引いている女性に「この馬は個人的に飼っているんですか?」と聞いてみたのです。
すると、少し憤慨した感じで「飼ってるんじゃないんですよ。育ててるんです」と言うんです。
一瞬、えっ? と思いました。
飼うのも育てるのも同じなんじゃないのかな? と。
さらに続けて、その女性はこんなことを語るんですね。
「私はね、何回も流産したのよ。だから、この子は私が育ててるの」

その間、馬は土手の草の上に寝転んでゴロンゴロンとお腹を見せていました。
僕はもっとその馬のことその女性のことを知りたいと思ったのですが、初対面でたくさん聞くのも失礼なこと。
それに僕と一緒にいるさっちゃんがどうしたわけかその馬に全然関心を示さないんです!
早く先に行こうよ! といった雰囲気。
こんな驚くべき、しかも楽しい出会いなのにね。

そそくさとその場を離れ、用水の脇の道では先日の10羽のカルガモの雛のことが気になります。
途中で近所の方なんでしょう、おばさん二人が話しをしていました。
「可哀想よね」とか、言葉の端が耳に飛び込んできたので、僕は聞いてみました。
「10羽のカルガモの雛がいましたよね」と。
すると、「あそこで5羽、そこで2羽、・・・・1羽しか残っていないのよね」と言うのです。
そのおばさんは雛の遺体も見たのでしょうね。
おばさんのすぐ足元には最後の1羽のカルガモの雛がピーピーピーとまだ元気に鳴いていました。
親の姿が見かけられませんでしたから、親無しでは生き抜くのは困難なことですね。

さっちゃんもその雛の姿を見たはずなんですが、ちょっと複雑で可哀想な事情はまったく分かるはずもありません。
そもそも、最後の雛の姿にも関心がないようで、ほとんど見ていなかったですね。

いつもだいたい同じコースを歩いていても、同じ日はありません。
さっちゃんにはそんな機微を感じることは出来ないでしょうが、太陽、風、雲、川、水、石、樹、草、花、鳥、動物、虫、・・・・あらゆる自然を目にして欲しいですね。
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今朝は8日目でしたが、スムーズに排便が行われました。毎回こうだったらいいのですがね

2020-06-15 23:57:52 | トイレ・排泄
今朝の7時半すぎ、さっちゃんは僕より早く目覚めました。
僕もその気配ですぐ目が覚めましたが、さっちゃんはもう起き上がろうとしています。
これはトイレだな、と僕は思って、さっちゃんと一緒にトイレへ向かます。

今ではさっちゃんは自分でズボンやパンツを脱ぐことをしません。
ですから僕が脱がすんですが、さっちゃんは僕が脱がしていることなどお構いなしに便座に座ろうとします。
ですから僕は、落ちてくる腰を上に持ち上げながら、ズボンを脱がし、パンツを脱がさなければなりません。
これがけっこう大変なんです。

今朝も大変でした。
パンツを脱がすのがギリギリ間に合わなかったんです。
いつもなら便座に座ってからすぐにおしっこが出るわけではありませんから、遅れてパンツを引っ張り降ろして大丈夫なのです。
しかし今朝は、さっちゃんも切羽詰まっていたみたいで、僕が急いでパンツを脱がそうとしていて、まだ座り切っていない時にはや排尿!
僕は左腕におしっこを浴びてしまうは、パンツを脱がすのが間に合わなかったのでパンツは濡れてしまうは、散々でした。

パンツは脱がして、お風呂場の洗面器の中へ。
戻って来ると、ポトポトポトと、音がするではありませんか!
排便です!
8日目です!
まったく苦しまず、スムーズです!

この2ヶ月間ほどの超長間隔の便秘から脱却できたのでしょうか?
そうなら本当に嬉しいことですね。

午後にはさっちゃんの掛かり付けのお医者さんに行きました。
ここ最近の便秘状況を報告すると、腸のレントゲンも撮ってくれました。
腸にはガスがたくさん溜まっているとのこと。
今回は薬も出してくれました。
さっちゃんには7年前にも便秘の薬を出していたようですね。


今日一日が上記の事がらだけで、他は平穏に時間が流れていれば、祝うべき一日だったはず。
でも、このこと以外は腹の立つことばかりをするさっちゃんでした。
詳細は省きますが、今この時間、もうすぐ真夜中になろうとしているこの時間にも、さっちゃんは僕の横で後ろで前で、僕への文句を言い続けています。
本当に腹の立つさっちゃんであり続けましたね。
まあ夫婦喧嘩のようなものなんでしょうが、以前と違うのはさっちゃんを言い負かす武器が僕からは奪われていること。
さっちゃんには言葉という武器が通用しないからです。

以前の夫婦喧嘩でも、僕は理屈では勝っているつもりでも言葉では負けてしまっていました。
負けると、何日間も口をきかないか、何時間か家を出て姿をくらますのがせいぜいな僕でした。
今は言葉すら意味がなくなっていますし、姿をくらますわけにもいきません。
勝ちようもなければ、負けても反撃反抗の手段すら、今はないのです。

とりあえず、これから床に就いて、明日の朝起きたら忘れていることを期待したいと思います。
・・・・まださっちゃんは起きています。
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洗面所の水出しっぱなしで、水溢れ出し、水浸しの洗面所・・・・!

2020-06-14 23:52:09 | 今日のビックリ
今日、我が家で起きたビックリな事件!
それほど大事にはならなかったので、笑える出来事として済みましたけれど、本当にびっくりしました。

今日の午後、何時頃だったでしょうか?
3時過ぎくらいだったでしょうか?
僕はトイレに入りました。
大なので、さっちゃんが布団の中で休んでることを確認してから入ります。
起きていて、僕がトイレに入ったことがすぐに知れると、すぐにトイレのドアの外に来てうるさくするからです。
そうなると、のんびりと落ち着いて大が出来る状況ではなくなります。

さっちゃん、すぐには僕の不在に気付かなかったのですが、しばらくして気付くとトイレのドアの外へ。
ドアの取っ手をガタガタと動かし始めます。
今日はそんなに酷くは動かさなかったんですが、それでもこんなことを続けると、取っ手が壊れてしまいそうです。
僕は内側から取っ手を動かないように握りしめます。
さっちゃんは一旦は諦めますが、またしばらくすると取っ手をガタガタと動かし始めます。

こんなことを数回繰り返しました。
すると、洗面台の蛇口から水が流れる音がします。
さっちゃんが蛇口をひねったみたいですね。
最初は水の量もほんの少しだけに聞こえましたが、次にはかなりの水量が出ているように聞こえてきます。
小さな洗面台ですが、水の流れ出し口は底にひとつと高い場所にもひとつあります。
いくら蛇口を最大限に開けても、水が溢れ出すことはないだろうと思っていました。

さっちゃんが蛇口を閉めずにダイニングに戻った気配が僕の耳に届きます。
結構大きな水の音がするので、さすがの僕も少しばかり心配になって来ました。
本当はもっとゆっくりとトイレの中で過ごしたかったんですが、そうも言っておれません。
急いで外に出る準備をして、とにかく最速で出て、洗面台の様子を確認しました。

本当にビックリ!
水が洗面台から溢れ流れています!

慌てて出て来て正解でした。
2畳ほどの広さの洗面所の半分ほどまで、水が流れ出て溜まっていました。
玄関やトイレへもわずか流れ出始めていました。
もうほんのちょっと遅れただけで、もっともっと大変なことになっていたことでしょう!

洗濯物のタオルとバスタオルでとにかく流れ出た水を吸いまくります。
さらに、そのタオルを絞っては何度も何度も床を拭きました。

こんな最中でも、さっちゃんは何にも感じていないようで、何度も何度も近づいて来ては濡れた床の上を無造作に歩こうとします。
その度に僕はさっちゃんをダイニングに押し戻し、「こっちに来たらダメよ!」と叱りつけます。
僕が力を込めてゴンゴンゴンと押すものですから、さっちゃん「痛、痛、痛い!」と言うほどです。

でも、不思議とこんなことをしでかしたさっちゃんを怒る気分にはならなかったですね。
さっちゃんにはまったく自覚のない出来事ですからね。
床を拭くのは大変でしたが(洗面台と床の隙間はとくに)、どこか可笑しく面白く感じていました。

建物の構造がどうなっているか知りませんから何とも言えませんが、下手をすると階下の部屋の天井に水が溜まるかもしれません。
もう数分放置していたらそんな可能性もあったのかもしれません。
でもまあ、この程度で終わって良かった良かった。


この日は雨のやむ間を狙って、買い物に行きたかったのですが、こんな事件があったので行けませんでした。
晩ご飯はカレーライスのつもりだったんです。
カレールーの素がないので、買ってこなければと思っていました。
ただ、ほんの少しはルーの素が残っていると思っていたので、何とかなるだろうと高をくくっていました。
作り始めてから分かったんですが、残っていると思っていたルーの素もなかったんですね。
クックパッドでカレールーのとろみの付け方を調べたんですが、時すでに遅し。
それに、我が家にはすご~く古い小麦粉しかないのでした。
各種スパイスやエスビーカレーのカレー粉はありますから、味だけは整います。
それにニンニクとショウガ(チューブですが)、トマト缶やヨーグルト、さらにチャツネだってあります。
野菜室を覗いて見ると、何日か前に安かったので買ってあったモロヘイヤがそのまま残っていました。
ひょっとしてこれなら? と思って入れてみたんですが、見事的中!
小麦粉にも負けないとろみが付きましたよ!
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喉や扁桃腺の腫れ、そして頭痛。僕は夕食も作らず、朝食も作らず、ずうっと布団暮らし

2020-06-13 23:59:06 | 僕の病気や体調
先週の金曜日、右奥下の歯茎の治療で麻酔をして以降、喉の腫れに悩まされていた僕。
もちろん、たいして熱も出ませんし、普通に家事もこなせていたのですが、水曜日の言語リハビリから帰って来てからが大変でした。
いつもいつも、理由はよく分からないのですが、僕は病院から帰って来ると異常に疲労感が残ります。

水曜日も、僕は駅前の総菜屋さんでとんかつ1枚とオクラの味噌和えを晩ご飯用に買いました。
ここのお総菜屋さんも2ヶ月ぶりなので、懐かしく挨拶を交わしました。
(病院帰りに寄っていることや、コロナの影響で病院に行かなくなったことなど伝えているのです)
お弁当もひとつ買ったので、それをさっちゃんと分けてお昼にしました。

昼食を食べ終わると、僕の体や心に疲労感が溜まり始めます。
僕は布団に横たわり、休むことにしました。
さっちゃんも隣りで横になります。
いつもは1時間ほどで目が覚めるのですが、この日は目が覚めると外はすでに薄暮。

この日の朝はいつもより早く、朝食も食べずに出て来ましたから、前の晩の食器洗いからしなくてはなりません。
その後、夕食の準備になるのですが、それではいつもよりも随分遅い夕食になってしまいます。
総菜屋さんでとんかつを買っておいたのはかつ丼を作るためだったのです。
疲れているので、時短で出来るメニューを昼から考えていたのです
でも、その時の僕には簡単メニューも作る気力がありませんでした。
かつ丼とオクラの味噌和え、その晩ご飯は翌日にスライドすることになりました。

僕は歯を磨いたりして、再び布団に戻り、そのまま翌朝まで眠りに就きました。
さっちゃんはずうっと寝息を立てていました。

翌日の木曜日、この日は何も予定がありませんから、目が覚めても僕はずっと布団の中。
昨日までの喉や扁桃腺の痛みは続いていますが、前の晩からあった頭痛がずっと酷くなっています。
さっちゃんが目を覚まし、時々布団から出たりすると、僕ものんびりとは出来ません。
さっちゃんの行動を耳を澄ませて、時には体を起こして目で見たりして把握しておかねばなりません。
頃合いを見計らって、さっちゃんをトイレに連れて行き、念のために座らせると、おしっこをしてくれました。
ここのところ朝起きて割とすぐにおしっこをするケースが多かったからです。
おしっこをしてくれると、その後のさっちゃんの行動把握は気楽になりますね。
少しくらい手抜きをしても大丈夫。

この日は朝食を作りませんでした。
お昼過ぎに、ヨーグルトを食べたり、バナナを食べたり、甘酒や牛乳を飲んだりしただけ。
それ以外はずっと布団の上で横になっていました。
時々さっちゃんは僕のことを叱ってくるんです。
寝てばっかりいて、だらしない生活をしている僕をちゃんとさせようとしているのでしょう。
起こそうとしたり、叱る口調もどこか説教調です。

僕は日が暮れてからやっと起き出して、台所にたまった食器洗いから始めました。
そして、かつ丼を作ります。
つゆの素、水、日本酒、みりん、砂糖のベースにタマネギを入れて煮込みます。
前の日に買ったとんかつ1枚を切って(さっちゃんのはより細く)、さらに煮込みます。
最後に玉子2個のとき玉子を流し入れて、かたまり切らないうちに火を止めます。
ちょっとつゆの素が多かったようで、味が少し濃かったですが、まずまずの出来。

布団でじっとしているとジンジンと頭痛も酷く感じますが、こうやって家事で動いていると、少しは頭痛も紛れるようですね。
でも、さっちゃんと向き合って食べ始めると、頭痛もぶり返して来ます。
さっちゃんはあまり食欲がないようでした。
かつ丼は普通の一人前の4分の1くらいなんですが、上に載ったカツの卵とじの部分だけ食べて、ご飯は残してしまいました。
オクラも食べてくれませんでした。
いつもならそれくらい僕が残飯整理をしてしまうのですが、この日はそんな元気はありません。

頭痛が酷いので、頭痛薬を飲むことにしました。
エミリーEVとロキソニンSがあったのですが、それぞれ使用期限を10年と4年超過していました。
薬の使用期限の意味合いがよく分かりませんから、とりあえずロキソニンSを飲んでおきました。

翌日の金曜日頭痛薬が効いたせいか頭痛もなく、喉の腫れも引いているようでした。
普段通りに朝食を作り、さっちゃんをデイサービスに送り出しました。
そうそう、前日にケアマネさんから電話が入って、僕の体調のことを知らせておいたのですが、
デイサービスのスタッフさんも僕のことを心配して声を掛けてくださいました。
ケアマネさんも「大変なら買い物とか代わりにするので言ってくださいね」と言ってくれていました。

そして、この日は先週に引き続いての歯医者さん。
前回からの状況を報告すると、「麻酔を打つと周辺に麻酔液が広がるので、それと同時に悪いものも広がる可能性がある。
いちばん奥に麻酔を打ったわけだから、そこから喉はごく近くなので影響が出たのかもしれない」
とのことでした。
1週間後に右下の親知らずを抜歯することになりました。
これまで時々化膿していた右下奥の歯茎ですが、原因がこの親知らずにもあるようなのです。
ただ、この最奥の親知らずですが、その手前の奥歯より一段低く引っ込んでいて、かなり見えにくいとのこと。
それに加えて、僕が大きく口を開けられない性質(たち)なので、上手く器具が操作できないらしいのです。
普通の人は自分の人差し指と中指と薬指の3本が口の中に入るそうなのですが、僕は2本しか入りません。
その2本もギリギリなんです。
ここの歯医者さんで出来ない場合は口腔外科に頼むしかないとも言っていました。
予防線を張られたみたいですね。
念のために今回は化膿止めの抗菌薬と痛み止め(これは痛くなった時だけ服用)も出してもらいましたから、今は快調です。
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2ヶ月ぶりの言語リハビリは散々な状態でした。不穏! 不穏! 不穏!

2020-06-12 23:32:06 | 言語リハビリ
僕の体調が良くなかったものですから、水曜日の言語リハビリの報告が今になってしまいました。

2ヶ月ちょっとぶりに言語リハビリが再開されました。
この水曜日には言語リハビリの前にリハビリテーション科の医師の診断も入っていました。
この医師の先生とリハビリのST(言語聴覚士)の先生でさっちゃんのリハビリ方針を決めているのだと思います。
医師の先生からはさっちゃんの最近の様子の聞き取りが大部分です。
さっちゃんは何も理解できず、質問にも当然答えられませんから、先生の質問すべてに答えるのは僕ということになります。
さっちゃんに向けられた問いは腕が上がるかどうか? と、最後に自力で椅子から立ち上がれるかどうかの2点だけでした。
腕は僕が持ち上げてあげましたが、自分で上げる気はないわけですから、シャキッと真っすぐは上がりっこないですよね。
最後の自力で椅子から立ち上がることは、まだまださっちゃんには簡単に出来ます。

そこまでは良かったんですが、問題はその後の言語リハビリ。
久し振りですし、今日は上手くメニューをこなせられるわけがない、とは最初から予想していました。
でも、こんな展開になるとは・・・・

まず「こんにちは」と近づいて来たSTのT田先生に、さっちゃん何の反応も示しません。
顔がすぐ近くに寄って来ているのに、そちらを見もしませんし、そこに顔があることを認識している風にも見えません。
やっと顔を見ても無表情なまま、T田先生のことは忘れてしまっているようですね。
忘れていることは予想通りですが、僕自身も驚いたことがあります。
それは先生の姿、マスクは当然として、手袋、フェイスシールド、そしてビニール製でしょうか、透明なエプロンのようなものをまとっています。
さらにリハビリを行う部屋に入ると、先生とさっちゃんが向き合って座るテーブルの中央に透明な板がありました。
その板には下部に高さ10センチ、幅40センチほどの穴が開けてあって、そこを使用するカードや器具が通ることになるのです。
僕はよくテレビドラマで見る刑務所の面接室を思い出してしまいました。
さっちゃんの気持ちはどうだか分かりませんが、先生の姿やテーブルの道具立てに違和感を抱いたことは十分にありうると思いますね。

と言う訳で、さっちゃんは最初から抵抗する感じ満々でした。
テーブルの椅子に座って、先生から僕がさっちゃんの近況をあれこれ聞かれている最中に「帰る」と言い始める始末。
最初は何度も制止して椅子にとどまらせることが出来ましたけれど、途中からは椅子から離れるのを制止するので精一杯。
この日は先生がさっちゃんとの会話(?)を録音していたのですが、そのレコーダーを掴んで壊しちゃいました。
(本当に壊したのか、どこか蓋が開いてしまっただけなのか、確認は出来ませんでしたが)

何度も何度も立ち上がろうとするさっちゃんを椅子に座らせ続けましたが、いつまでもそんなことは出来ません。
帰りたい気持ちが強まって、押しとどめようとする僕の頭を手の平でポンと叩いたりもします。
「しばらく歩いて来ると落ち着くかもしれません」と先生に話して、部屋を出て歩くことにしました。
部屋から出ても、さっちゃんは僕の手も振り払おうとしながら、大きな声で何やら叫びまくります。
他のリハビリをしている方々や待合室で待っている方々も驚いて視線を向けます。
リハビリの大きな部屋から出て、病院の廊下をさっちゃんに引きずられるように先生と僕が一緒に歩きます。
さっちゃんは帰ろうとしても帰り道は分かりません。
でも、病院内をどこでも歩き回っていいものでもありません。
結局、数十メートルほど先から再びリハビリの部屋に戻って来ました。
(実際はこんなことを2回繰り返しました)
先生は今は使用していない(窓がなく換気が出来ないため)防音措置が取られている部屋に「入ろうか?」とさっちゃんを誘ってくれるんですが、
さっちゃんはそんなことは一切聞かずに、待合室の椅子に座ってしまいました。

とりあえず、ここで今日のリハビリは終了。
30分の時間が経過していました。
来週の予約を入れたりと、必要な手続きをします。
二人のザックは先生が持って来てくださいました。
手続きは終了しましたが、さっちゃんはまだ手を触れると爆発しそうなピリピリムード。
椅子にじっと座り続けているさっちゃんを僕はしばらく少し離れた位置から眺めていました。
時間の経過でさっちゃんの気分が少しでも変化するのを期待したのです。

何分ほど待ったのでしょうか?
そろそろいいかな? と、さっちゃんに「帰ろうか?」と手を掴むと、まだ手を振り払おうとします。
でも、先ほどまでの強さは失なわれています。
さっちゃんは立ち上がって、僕と一緒に階下の会計へと向かいました。
会計の待合室の椅子に座ってもらうのですが、僕が窓口へ行っている間にどこかへ行ってしまうのではと心配していました。
でも、じっと座って待っていてくれました。

病院内でも、病院を出て駅へと歩く途中でも、さっちゃんは僕と手をつなぐのを拒否することが多かったですね。
でも、だんだんと拒否する感情も弱まって来たんでしょうか? 駅近くではずっと手をつないでくれました。
駅のホームでもまだ少し拒絶感が残っていましたが、電車の中くらいからは普段のさっちゃんに戻っていたように思います。

この水曜日はさっちゃんにとって良くない意味の刺激が多く重なり過ぎたのでしょう。
2ヶ月以上電車にも乗っていませんでしたし、大きな病院へも行っていませんでした。
暑い中、駅まで歩き、suicaをタッチして改札口を通過し、知らない人のたくさんいるホームに降りる。
そんな何でもない普通のことでも、恐らくさっちゃんにとっては心を疲労させるマイナスの刺激だったんでしょうね。
病院という場所は普通の人間にとっても好きな場所ではありませんしね。
ただの付き添いですが、僕自身も病院へ行くとすごく疲れます。
病院の中でさっちゃんがどれほど嫌な気分になったかは想像が出来ませんね。

もちろん以前の慣れが失われていたからでもあるでしょうが、今回の結果は致し方なかったと思います。
それにしても、見事なまでに不穏! 不穏! 不穏! でしたね。
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さっちゃんは大好きだったコーヒーを飲まなくなりました

2020-06-08 23:45:18 | 食事・食器
僕がさっちゃんと出会ったころには、すでにさっちゃんはかなりのコーヒー好きでした。
その頃はまだコーヒー豆専門店で豆を挽いてもらって家で淹れていましたが、
しばらくすると、コーヒーミルを手に入れ、毎朝コーヒー豆を粉にしてから飲むようになります。

僕はと言うと、全然拘りのない人間でしたから、コーヒーだろうと、紅茶、緑茶、味噌汁、・・・・何だって構いませんでした。
さっちゃんと生活するようになってから、コーヒーのある生活に慣れ親しみ、好きにもなって来たのです。
もともとさっちゃんとの朝食はトースト、ベーコンエッグ、レタス、トマト、そしてコーヒーでした。
さっちゃんの認知症症状の進行具合で朝食の内容も変化して来ましたが、今でもコーヒーだけは毎朝淹れています。
それはコーヒーのある朝食がさっちゃんとの暮らしの核心だから。
パン食が変えられないように、ベーコンや玉子が変えられないように、コーヒーもさっちゃんとの朝食では変えられない核心だからです。

さっちゃんがあまりコーヒーを飲まなくなって、毎朝の挽く量が3カップから2カップになりました。
さらに最近になると、コーヒーカップに少しだけ注いでいてもさっちゃんは飲みません。
ですから最近は、コーヒーでなくて甘酒を飲んでもらっています。
甘酒は「飲む点滴」と呼ばれているほどですから、なかなか水分を取ってくれないさっちゃんには最適だと思っています。
さっちゃんは甘酒が好きなようで、よく飲んでくれます。
今朝は少し牛乳も混ぜてみたのですが、これも美味しかったですね。

さっちゃんはコーヒーを飲まなくなりましたけれど、コーヒー自体はやっぱり我が家の朝食の核心、言い換えれば、伝統のようなもの。
手間はかかりますけれど、ここは変えずにおこうと思います。

とにもかくにも、僕自身がさっちゃんによってコーヒー党に仕立て上げられてしまいましたから。
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さっちゃんが何も言うことを聞いてくれないので、買い物へは一緒に行かずに留守番してもらいました

2020-06-07 23:46:08 | 留守番
今日も僕の体調はいまいち、扁桃腺の弱くて鈍い痛みがひきません。
お昼には駆風解毒湯を飲みました。
駆風解毒湯は僕が知っている限りでは扁桃腺炎に効くたった一つの漢方薬です。
熱も夜計ると36.8度、平熱は36度を少し切ることが多い僕ですから、本当にちょっとの微熱ですね。

そんな僕の体調も影響したのだと思いますけれど、夕方5時前、さっちゃんと買い物に出かけようとした際に、ひと騒動。
出かける準備をさっちゃんにしてもらわなければなりません。
僕も準備でちょうど洗面所にいたんですが、さっちゃんが僕を見に来たので、ついでにさっちゃんの準備もすることに。
金曜日のデイサービスでさっちゃんは髪の毛を結ってもらったのですが、しっかりと結ってあるので、今日までそのままにしていたのです。
でも、さすがに少しずつほつれて来ていますから、結びを解いて、改めて髪を梳こうとしたのです。

ところが、さっちゃんは最初から何故だか洗面所から出ようといった態勢。
僕としては鏡の正面に立って欲しいのですが、そこからは僅か外れているのです。
さっちゃんの両肩を掴んでたった10cmほどなんですが、右に体を動かそうとしても嫌がります。
仕方なくその位置のまま三つ編みを留めている輪ゴムをハサミで切ろうとするんですが、じっとしていてくれません。
「じっとしててよ!」と両肩を掴むと、さっちゃんは尚更反抗して洗面所から出て行こうとします。
輪ゴムをひとつ切って、固く精密に編んである髪の毛を先っちょから丁寧にほどかなければなりません。
じっとしていてくれません!

「あ~あ! そうなんだ。分かった。さっちゃんは僕と一緒に買い物には行きたくないんだね!」
「勝手にしな! 僕一人で行ってくるから。じゃあ、さっちゃんは留守番ね!」

さっちゃんを洗面所から押し出し、布団の場所まで引っ張って行きました。
そして、僕は自分だけで買い物に行く準備を始めます。

ほぼ準備が終わると、僕はさっちゃんに言います。
「ねえ、一緒に買い物に行こうよ。だからちゃんと準備して」
そう言って、さっちゃんを再び洗面所へ。
もう一つの三つ編みの輪ゴムを切って、髪の毛をほぐそうとしました。
でも、さっちゃんはやっぱり逆らいます。
じっとしていてくれませんし、何やらブツブツと文句も言っています。

「☆♯★✠!!!」
何と叫んだか覚えていませんが、確実に隣りに住んでいる人にも聞こえるようなつんざくような大声を僕は発しました。
久し振りの大声です。
さらに続けて、
「あ~あ、もう分かった。さっちゃんが行く気ないんなら僕一人で行ってくるから」
「さっちゃんは僕が帰るまでここで一人で留守番しときな!」

と、叫びます。

僕は洗濯機の横に立て掛けてあった突っ張り棒を手にして、玄関から外に出ました。
さっちゃんも追いかけて来ます。
玄関を閉めると、さっちゃんが開けようとします。
僕は取っ手を押さえて、を掛けます。
さっちゃんはすぐには鍵を開けられませんから、中から取っ手をガチャガチャ動かしています。
すぐには開けられなくても、そのうち玄関のドアを確実に開けるでしょう。
僕は突っ張り棒を取っ手のすぐ下、取っ手に密着させて真横に固定しました。
これで取っ手は動きません。
さっちゃんが中で取っ手を動かしてるようですが、突っ張り棒のせいで動きません。
誰か他所の人が外からその突っ張り棒を外さない限り、さっちゃんの力では無理だと思います。

買い物には自転車で行きました。
ふたりで行くよりは時間は格段にかかりません。
ふたりなら1時間以上かかるのですが、40分もかからずに戻って来ました。
確信はしていても、この目でさっちゃんの姿を見るまではやはり心配です。
まずは突っ張り棒がそのままだったこと、これで最初の大きな心配が解消されます。
鍵を開け、部屋に入って、さっちゃんが向こうからやって来ます。
予想していた様子よりもずっと普通な感じ。
不安を抱えて過ごした雰囲気や僕を責める様子はまったくありませんでした。
ほっとしますね。

ただ、さっちゃんは左足に運動靴を履いていました。
右足はスリッパのまま。
右足の運動靴は玄関の棚の上に置いてありました。
片方のスリッパも玄関のケース棚の上でした。
運動靴を履いて、玄関から外に出ようとしたんでしょうね。

でも、さっちゃんが落ち着いていたので安心しました。
僕はさっちゃんをハグして、「今度はさっちゃんと一緒に買い物に行こうね」と言いました。
「よく一人で留守番してくれたね」とも。
時間はかかるし、面倒なことばかりですけど、さっちゃんと二人で買い物に行った方がずっと気が楽ですね。

今日はこのさっちゃんの留守番事件が最大の話題でしたね。
次点の話題と言えば、昨日からの続きの排便事情。
簡単に報告しておきます。

12:00~12:17。
トイレに入り続けたのですが、何も出ません。
音が聞こえなかったんです。
おしっこは午前中に1回(今日はその1回だけ)出てましたから。
「今回は空振りだな」と、念のためにトレぺで拭くと、当然ですが何も汚れません。
さっちゃんのパンツを膝まで上げて、さっちゃんに立ち上がってもらいます。
水を流そうと、ちょっとトイレの水溜まりに目をやると、水からちょっと濃い色の何かがのぞいています。  
僕は驚いて、腰を屈めて近づいて見ると、どうやら便。
トレぺを短い棒のようにまとめて、その物体を小突いてみると、それなりの長さのよく締まった硬めの便です。
するりと音もなく水の中に落ちていたんですね。
良かった! 良かった!
今回は前回や前々回のように苦しまずに出ましたね。
でも、17日目にしてあれだけの量で済むとは僕には到底思えません。
明日からも注意しておこうと思います。

そういう影響もあるのか、今日は朝食(ブランチ)も夕食も完食でした。
相変わらず、歯磨きもしてくれませんし、薬も5つのうち3つ、寝巻きにも着替えてくれませんでしたが・・・・
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僕は昨日の続きのような暮らしぶりで、結果的には平穏な一日でした

2020-06-06 23:54:37 | 生活の一場面
昨日は午前中に歯医者さんへ行って、右奥歯茎の麻酔が醒めるにつれて感じられる痛みにかまけて寝てばっかりの僕でした。
布団にずっといる僕にさっちゃんも喜んでいたのでしょう。
僕の隣りにさっちゃんも横になって平穏な一日が終わりました。

今日の僕は何故だか扁桃腺がほんの少し腫れている様子。
歯茎の腫れだか痛みが扁桃腺に飛び火することなんてあるとは思えませんがね。
ところで僕は小学生の時に扁桃腺除去手術をしているのです。
それなのに何故、扁桃腺が腫れるの? ってことですが、少し残っちゃってるようなんですね。
半世紀以上昔の手術ですから現代と比べればとても残酷な手術だったと思います。
例えて言えば、ギロチンの処刑台のような方法で切除するんです。
まあ、その話題は兎も角として、少し残っている扁桃腺が腫れて、僕の体調は、というより気分はあまりよくありません。

朝はそれなりの時刻に起きたんですが、トイレに行ったり歯を磨いたりして、テレビのニュース番組をつけて、布団の中で聞いていました。
ニュース番組が終わって、そろそろ朝ご飯でも作ろうかと思い作り始めたのですが、
起き出してきたさっちゃんの対応に追われて、朝ご飯が出来たのは11時ころだったでしょうか?
朝食を作っているころが、僕の気分は一日の中では一番きつかったですね。

さっちゃんは朝食をほぼ完食!
完食してもらうにあたっても、手取り足取り、いろんな手間がかかるのですが、今はそれはいいとして・・・・
僕の扁桃腺も食べることで少しは気分が普通に近づいて来たようです。

2、3本録画した番組を観て、やっぱり気分がすぐれない僕は布団でゴロリ。
さっちゃんも僕の隣りへ来て、ゴロリ。
昨日もそうでしたけれど、今日もさっちゃんは時々起き上がってダイニングを歩きます。
でもまたすぐに布団へ戻って来ていました。

そんな中、同じように起き上がったんですが、何か様子がこれまでと違う時がありました。
ちょっとした仕草から「トイレだな」と分かります。
今日2度目のトイレ。
(1度目は朝におしっこが出ました)
13:32~13:52。
さっちゃん自身がお腹を擦ったりしていますし、「これは大だな」と分かります。
前回の排便から16日目。
なかなか出てくる様子はなかったので、「いったんここで拭いて終わりにしよか」と僕は言います。
トレぺで拭いてあげようとすると、トレぺを通じて当たるものが・・・・
ウズラの卵大のしっかりと固めの便が頭をのぞかせていたんです。
(さっちゃん、ご免ね。リアル過ぎる表現で)
僕はそれをもぎ取るようにして、さらに何回かトレぺで拭いてあげました。

さっちゃんも僕も布団に戻ったのですが、それからも時々さっちゃんはトイレへ。
14:45~14:49。
15:55~16:05。

でも、この2回とも空振りでした。
最初の時にはさっちゃんも少し辛かったり出ないことに苛ついたりの様子があったのですが、この2回はそれは無し。
便座には座るんですが、便意は弱かったみたいですね。

それ以外は僕は布団でゴロリとしています。
布団で横になったまま新聞も読みました。
未読だった昨日の新聞も読みました。

夕方になって散歩に行こうかなと思いましたけれど、雷や雨が近づいているという予報もあって、今日は散歩中止。
久し振りの中止ですね。
体調や気分もいまいちですしね。
ニュース番組を観るためにトイレ以外では朝食以降久し振りに起きました。

そして、夕食の準備。
元々の予定では、今日はニラ玉とお味噌汁を作るつもりだったんですが、ニラ玉は明日に変更。
数日前に作って冷凍してあるおかずで済ますことにしました。
お味噌汁だけを作ります。

僕がテレビのニュース番組で起きて以降、さっちゃんがうるさくなってきました。
僕の手を取って、布団のところへ連れて行こうとするんです。
「行こうよ、行こうよ、なんでこっちに来てくれないの?」
そんな風に喋ってるように感じます。
僕が台所へ来てからは、狭い台所にさっちゃんもずっといるようになって、冷蔵庫を開けるたびにさっちゃんが邪魔になります。
そのたびに僕はわざと乱暴にさっちゃんを押したり突き放したりして、どいてもらいます。
それでもさっちゃんは懲りずに近くに来て、こんな風に喋ってるように思えます。
「晩ご飯なんていらないから、こっちに来てよ」

今晩のお味噌汁の具は、あげ、エノキ、玉ねぎ、じゃがいも、小松菜。
お味噌汁はあるものを何でも入れればいいので楽ですし、余りものの処分にも使えますよね。
冷凍してあったおかずは僕にしては珍しく和風の煮物でした。
さっちゃんは歯が弱いので、小さく刻んであって見た目は全然煮物には見えませんが。
さっちゃんは晩ご飯は半分は食べてくれました。

夕食後の20:21~20:26。
今日最後のトイレでした。
でも、これも空振り。

今日は最初をのぞくと、3回空振りでしたけれど、前回や前々回の時とは違って全然苦しむ様子はありませんでした。
このまま明日、無事に解決してくれればいいのですがね。

その後も何度か僕を布団に誘うさっちゃんでしたが、いつの間にか眠りに就いたようです。
途中、一度洗面所に連れて行って歯磨きしてもらおうとしましたが、軽く拒絶。
夜飲む薬も拒否され、寝巻きも着てくれていません。
でも、今日は平穏な一日でしたね。
昨日と同様、僕が布団の上にいることが多かったからだと思います。
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布団で横になっている僕の隣りにさっちゃんは来て、静かにおとなしくしています

2020-06-05 23:56:01 | 生活の一場面
今日金曜日は半日デイサービスの日。
僕は歯医者さんに行きました。
数年前、右顎の歯茎が酷く腫れたことがありました。
その時久し振りに訪れた近所の歯医者さんが、僕の歯の状況を分かりやすく説明してくれました。
それから僕はその歯医者さんに定期的に通うようになったのです。
歯の状況次第ですが、何も問題がなければ2ヶ月おき、もっと健康な歯になれば3ヶ月おきとか半年おきとかになります。
僕は良くてもまだ2ヶ月おきですね。
そして、時々問題が起これば1週おきくらいで通います。

今は問題発生中。
右下の8番目の奥歯(いわゆる親知らず)と7番目の奥歯との間に隙間があるんですね。
その隙間に食べかす等が溜まって化膿を引き起こしたりするわけです。
右奥の歯茎が腫れやすいのもこれが原因の一つかもしれません。
その隙間を埋めるという処置をしてくれることになりました。
それで今日、歯医者さんに行ったのですが、その親知らずを調べると思いのほか大変なようでした。

まあ、それは今後のことですけれど、処置の最初で歯茎に麻酔をするわけです。
麻酔自体はさほど痛くもないのですが、問題は帰宅してからのこと。
麻酔が醒めるにしたがって、右奥の歯茎がズンズンと痛重くなるわけです。
もっともっと痛かった経験もありますから、たいした痛さではないのですが、家事やらPC作業やらをする気分でもありません。
で、さっちゃんがデイサービスから帰ってくる前から布団で横になっていました。
途中で眠ってしまっても困るので、玄関の鍵は開けたままにしておきました。

さっちゃんが帰って来た時には玄関まで行きましたが、その後もずうっと布団に横になったまま。
そんな僕を見て、さっちゃんも布団に来て、横になります。
さっちゃんはそれほど眠たくないのでしょう、しょっちゅう起き上がってはダイニングへ行き、また戻って来たりします。
なかなか戻って来ないと、僕も少し心配になって起き上がって見に行かなければくてはなりません。
とりあえずトイレに連れて行ってみるのですが、数回ほど繰り返しましたがトイレだったことは一度もなし。

そんな僕をさっちゃんは擦ってくれたりします。
腕を背中を頭や顔だったりもします。
揉んでくれているのかどうかは分かりませんが、気持ちがいいです。
でも、ほんの一瞬でしかありません。
どれくらい前までだったでしょうか? 2年ほど前まででしょうか?
僕がうつぶせに寝ると、さっちゃんは背中、腰、脚と揉んでくれていました。
右脚ばっかり揉んでくれて、「左脚もね」とお願いしても、やっぱり右脚ばっかり揉んでたりしましたね。

何度かさっちゃんは僕に何やら言葉を掛けていました。
怒ったり文句を言ったりしているのではなさそうなんですが、何かを僕に要求している感じですね。
こんな場合、怒っていたりすると僕の背中や腹や腰やお尻を蹴っ飛ばしたりすることもあります。
でも、力が弱いので僕にとっては指圧をしてくれているくらいにしか感じず、気持ちいいほどです。
今日は怒ってるわけではありませんでしたから、蹴っ飛ばしたりはしませんが、僕の体を掴んで揺さぶります。
起こそうとしているのでしょうか?

結局、僕は夕方5時過ぎまで布団で横になっていました。
たいした痛さではありませんが、右顎も重い嫌な感じがあり続けています。
僕自身は「散歩には行きたくないな~ぁ」と思うんですが、さっちゃんのために出かけることに。
散歩から帰って来てからは僕は晩御飯の準備です。
この時からさっちゃんは少々うるさくなります。
食事の準備をしている僕のところに来て、僕を布団に誘うんです。

布団で僕が隣りに居てくれることが、さっちゃんにとっての安心や安らぎなのでしょうかね?
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