店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

休み

2005-08-10 22:31:02 | Weblog
 やっと休みになった。
 しかも仕事中カゼをひいて気管支がおかしくなり、前半はセキで苦しみながらの仕事だった。
 仕事がやっと休めることになって今日はえんえん寝て、起きて図書館に行った。
 いつもは3台ある検索コンピューターが、夏休みのガキどもで常に占拠されているせいか、項目を入力しても、重くてなかなか出てこなくて困った。
 リーマンらしいおじさんが、「化学なんちゃら」を検索していたが、おじさんのところも画面がストップしているので、おじさんも困惑顔だ。
 しかもガキどもは、自分が見終わった画面を元に戻さなかったり、検索が終わってもその場でしゃべってたりするので、非常にうざい。
 ちょっとだけ女王の教室のマヤ先生の気分がわかる気がしたし、入口でマヤ先生に例の夏でも黒服長袖で「監視」しててもらいたいほどだった。
 こんなときに来るんじゃなかったと思ったが・・・。

 検索コンピューターのデータを見ているうちに、とあることに気がついた。
 本来は統一されてるはずの本のデータが、すごくバラバラなのだ。
 同じ出版社のまったく同じ全集どうしなのに、書名のサブタイトルや内容が入力されているのといないのとがあったり、作者名の漢字が間違ったままなので同じ作家の項目が複数あったりするので、わかりづらい。
 どうせそこいらのヘボ派遣か、バイトが入力したんだろうと思うけど。
 無料で使えるものなので、こうしたことに誰も文句を言わず黙って使っているのだろうが、この町の人間はガマン強い。
 これも税金の一部なんだけどね。

エジプト王朝の呪い・2

2005-08-10 22:15:33 | 珍事件
 休みが終わったとたん、例のクレオパトラが隣の売り場にやってきた。
 相変わらず目がチカチカするような強烈な化粧で、アイシャドウのパレットを3日で使い切りそうな厚塗りである。
 それだけで黙っていたらまだしも、とある日においらのところにきて
「この仕事、前に私がついていた仕事よね、今回はあなたなの?」
 とかほざいて言った。
 要するに「おいらに仕事をとられた」
 と思ったらしく、しつこく売り場を離れずまだ店の人がどうのとか、前はどうとか言うので無視していた。
 こいつは知らないだろうが、実はこの仕事を前回初めて事務所に紹介したのは、店のにいちゃんと展示会で知り合って頼まれたおいらなのである。
 恩を着せるつもりはないのでそのことは黙っていたが、別にクレオパトラが優秀だから選ばれたわけでも何でもない。
 前回は一日だけの仕事だったから「荷造り大変だから誰でもいいから来てもらったほうがいいよ」
 とおいらが言ったので、たまたまクレオパトラが来ただけの話だ。
 それから一週間、うざいのでクレオパトラはシカトしていた。
 勤務中も、開店まで隣にいるおいらの同業者をつかまえてえんえん家庭の自慢話。
「息子が大学を出たのは私が働いたから」
 だの、亭主がリストラにあったけどまた再就職しただの、誰にも訊かれていないのにえんえんしゃべり続けているので、みんながあきれて逃げ出した。
 とうとう化粧の毒が脳に回ってしまったらしい。