新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

難しいものです

2014-03-29 09:47:14 | メンタルヘルス
妻が、起きてきた娘に、何やら話して聞かせています。

「うちはミルクだったけど、赤ちゃんは母乳で育てるのが一番良いんだよ。若いうちから、子どもを何人も産んだ方が、段々丈夫でいい子が産まれるようになるから、たくさん産んだ方がいい。うちは一人だけだけど」

話の前段も最近は異論がある話だし、後半部分はちょっと捨て置けません。

「そんな話、どこで聞いたの?」

「テレビとかで、よく言ってるじゃない」

内心、妻の思い込みだろうと考えているのですが、それは口にせず、

「母乳育児は、親の体内に蓄積した環境ホルモンや発ガン性物質を子どもに移してしまうから考えものっていう話もあるよ。それに、何回妊娠出産しようが、産まれる子どもの状態が段々よくなる訳ないじゃない。難産や未熟児の可能性は、その都度変わりはしないよ。産む側の慣れはあるだろうけど。」

僕の妹も、妊娠出産もその後の育児も、下の子の時の方が大変でした。そういうのも何度も目にしてるはずなんですが。

どうも、妻の頭の中に、常に大きな座を占めている、

「自分の人生は、全てにおいてうまくいってないが、他人の人生は、全てうまくいっている」

という気持ちと、

「子どもは複数いる方が、無条件で自分より優れている。自分は、一人しか産めなかったから駄目だ」

との思考の現れであるようです。

また始まった…と、聞き流せば良いのかもしれませんが、科学的に何の根拠もない妻の思い込みを、娘が信じてしまうのも困るし、この手の話は、妻の感情が落ち込む前兆でもあります。僕としては、聞き流せません。

いつも是正しようと色々話して、結局、妻に「自分はやっぱり間違ってるんだ」と思わせ、思いとは裏腹に、妻が落ち込む手伝いをしてしまいます。

もう14年近く一緒に暮らしていますが、いまだに適切な対応ができないでいます。