「機動武闘伝Gガンダム」
監督 今川泰宏
主演(声)関智一
(物語)人類の大半がコロニーで生活する世界。人類は戦争を回避するために、各コロニーの代表を集めて4年に一度開催される、ガンダムファイトの勝者の属するコロニー国家を世界の支配者と定め、政治を行っていた。
第13回ガンダムファイトに参加するネオ・ジャパン代表のガンダムファイター、ドモン・カッシュには、心に秘めた思いがあった。デビルガンダムを奪って逃げ、逃亡の際に母を死なせ、父を永久冷凍睡眠の刑に追いやった兄キョウジの行方を探し求めること、そして、ガンダムファイトで優勝し、父の冷凍睡眠を解くこと。
様々な人間の野望と欲望が渦巻く中、今、ガンダムファイトの幕が開く!!
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連続してアニメの記事ですが、ダブルオーの次がこれって、両作品とも知ってる人が見たら、どう思うでしょうね。でも、見終わって、これほどすがすがしい気分になれる作品を、取り上げないではいられません。
宇宙世紀の物語ではない、アナザーガンダムの記念すべき第一作目。富野監督の手掛けたVガンダムの後番組で、それまでのガンダムの世界観とは全く違う、というより相容れない世界観に、ぶっ飛んだ覚えがあります。当時は仕事も忙しくて、初めの頃しか見なくて中断したままだったんですが、 今回、改めて全部見て、やっぱりぶっ飛んだ凄い世界に大いにハマり、大好きな作品となりました。
まず、監督が今川泰宏さん(「ジャイアント・ロボTHE ANIMATION」など)、チーフライターが五武冬史(ごぶふゆのり)さん(「戦闘メカ ザブングル」など)、キャラクター協力が島本和彦さん(「炎の転校生」など)って、この3人が絡んでて面白くない訳がない。拳と拳を合わせることでしか互いを理解することができない、熱き武闘家の世界。日本列島そのまんまのスペースコロニーが出てこようが、主人公たちが生身でビルからビルへ飛び移ろうが、そんなことは気にしない、いや、突っ込んだっていいんだけど、それ以上に物語を楽しまなきゃ損だと思わせてしまう迫力があります。ともかく熱いのです(#^^#)。
特に、この人大好き。
ドモンの師匠、東方不敗。名前からして凄いでしょう。「不敗」ですよ、「不敗」。実際、ものすごく強いし。たぶん、作中最強の人物。
作中に出て来るモビルスーツは、全部「○○ガンダム」という名前です。全部で何十体もあるけど、基本、オーダーメイド。コロニーの代表ですからね。
これはネオ・スウェーデン代表のノーベルガンダム。後半登場する第2のヒロイン、アレンビーの乗機ですが、ご覧のとおり、見た目が、ほぼセーラームーン(^^;)。見ている方も、もうどうしようって感じになります。でも、これが強いんだ、また。
最初に見るガンダムがこれだと、確実にガンダムというアニメを誤解すること間違いない怪作ですが、大傑作だと思います。物語に乗ってしまえば、感動の熱き涙に浸れること請け合い。熱い男の世界をどうぞ(=゚ω゚)ノ。