新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

なんと気持ちのいい連中だろう

2015-01-17 08:45:49 | 映画
「ルパン三世 カリオストロの城」
監督 宮崎駿
主演 (声)山田康雄

(物語)国営カジノから大金を奪取したルパンと次元。愛車フィアットの中で大成功にウハウハの2人でしたが、ふとルパンの顔が曇ります。

「ゴート札だよ」

「幻の偽札と言われるあれか?」

かくしてゴート札の謎を求めて、「世界で一番小さな国連加盟国」カリオストロ公国へと乗り込んで行く2人。五ヱ門を呼び、銭形のとっつぁんもわざわざ呼び寄せ、先に全く無関係に潜入していた不二子も巻き込んで、この国の可憐な姫、クラリスと、ゴート札を巡る大活劇が始まるのでした。

   ◇    ◇ 

金曜ロードショー三週連続ルパン特集の開幕を告げる伝説の名作の登場であります。もう何十回も見てますけど、やっぱり見てしまう。今回も、家族揃って見ていました。

あー、面白かった(*^-')b。

今や世界的巨匠となった宮崎駿監督の劇場映画第一回監督作品で、今では名作の仲間入りしているこの作品ですが、実は公開当時の興行成績は、パッとしなかったんですね。ただ、僕ら当時のアニメファンには、強烈にヒットしたんです。既に「ルパン」第一シリーズや「ハイジ」「母を訪ねて三千里」などのアニメーターとして知られた存在ではあったけど、この作品と、だいたい同時期にやってた「未来少年コナン」の2作で、僕らにとってはアニメを語る時には欠かせないビッグネームになりました。

もうたまんないですね。あのアクション。崖を這い登り、森を疾走するフィアット。アニメでしかあり得ないマンガチックな演出なんだけど、ちゃんとサスが効いてるんですよ(笑)。そういうところをきちんと描いてるから、マンガなんだけどリアリティーが出る。あの動き、タイミング、全て手描きで、撮影も絵を一枚一枚手作業で撮ってた時代に、本当に凄いと思います。

処女作には、監督の全ての要素が現れると言いますが、宮崎監督の場合も同じことが言えると思います。監督の場合は、アクションとヒューマニズム、環境問題への関心の高さ、権力を振りかざす者への反発、それとユーモア、といったところでしょうか。

皆さん大抵一度は見ている作品だと思いますが、もし見ていない方がありましたら、是非ご覧ください。これが宮崎駿です。



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