新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

休日出勤

2015-01-17 19:44:59 | 日記
実は、今日は午後から外部研修受講のため、大分市内まで行っていました。前から受講したかった研修だったので、夕方まで勉強させてもらえて、ありがたかったです。

帰る途中にトキハわさだタウンに寄り、広島風お好み焼(夕方なので20%引)を3つ買って帰って夕食にしたところ、妻も娘も大喜び。最近お好み焼なんて全然食べてなかったものね。

明日は1日休みです。

ゆっくりしたいなあ。

一週間後には、小学校の廃品回収があるし…。




20年になるんですね…

2015-01-17 10:49:53 | 自分のこと
今日は阪神淡路大震災から20年なんですね。

ということは、僕が結核を患って入院してからも、丁度20年ということになります。

今でもはっきりと憶えています。

週末からの高熱が引かず、当時住んでいた竹田市のアパートの近所の小さな個人病院のドアをくぐりました。熱を計り、レントゲンを撮られて、診察を待っている間に待合室で見たテレビに、紅蓮の炎に包まれて燃え盛る神戸市長田区の光景が広がっていました。

これは大変なことになった。

あまりの事態に言葉もなく、ただ画面を見つめているところに診察室に呼び込まれ、院長が開口一番

「あんた、大変なことになっとるよ。すぐに入院せんといかん」

院長が指差した先には、右の肺が真っ白になったレントゲンが掲げてありました。

院長が病名を告げます。

「詳しく検査するまでもない。結核だ」

幸いなことに排菌していなかった(呼気に菌は検出されなかった)ので、隔離は免れましたが、翌朝迎えに来た親に連れられて地元の病院に転院、その二週間後には手術のために大分市内の国立病院へ再度転院と居所を移動しながら、トータル一ヶ月半の入院と、二週間の自宅療養を送る羽目になりました。

唯一、親に済まないことをしたと思っていることです。

毎年、この日が来る度に思い出します。




なんと気持ちのいい連中だろう

2015-01-17 08:45:49 | 映画
「ルパン三世 カリオストロの城」
監督 宮崎駿
主演 (声)山田康雄

(物語)国営カジノから大金を奪取したルパンと次元。愛車フィアットの中で大成功にウハウハの2人でしたが、ふとルパンの顔が曇ります。

「ゴート札だよ」

「幻の偽札と言われるあれか?」

かくしてゴート札の謎を求めて、「世界で一番小さな国連加盟国」カリオストロ公国へと乗り込んで行く2人。五ヱ門を呼び、銭形のとっつぁんもわざわざ呼び寄せ、先に全く無関係に潜入していた不二子も巻き込んで、この国の可憐な姫、クラリスと、ゴート札を巡る大活劇が始まるのでした。

   ◇    ◇ 

金曜ロードショー三週連続ルパン特集の開幕を告げる伝説の名作の登場であります。もう何十回も見てますけど、やっぱり見てしまう。今回も、家族揃って見ていました。

あー、面白かった(*^-')b。

今や世界的巨匠となった宮崎駿監督の劇場映画第一回監督作品で、今では名作の仲間入りしているこの作品ですが、実は公開当時の興行成績は、パッとしなかったんですね。ただ、僕ら当時のアニメファンには、強烈にヒットしたんです。既に「ルパン」第一シリーズや「ハイジ」「母を訪ねて三千里」などのアニメーターとして知られた存在ではあったけど、この作品と、だいたい同時期にやってた「未来少年コナン」の2作で、僕らにとってはアニメを語る時には欠かせないビッグネームになりました。

もうたまんないですね。あのアクション。崖を這い登り、森を疾走するフィアット。アニメでしかあり得ないマンガチックな演出なんだけど、ちゃんとサスが効いてるんですよ(笑)。そういうところをきちんと描いてるから、マンガなんだけどリアリティーが出る。あの動き、タイミング、全て手描きで、撮影も絵を一枚一枚手作業で撮ってた時代に、本当に凄いと思います。

処女作には、監督の全ての要素が現れると言いますが、宮崎監督の場合も同じことが言えると思います。監督の場合は、アクションとヒューマニズム、環境問題への関心の高さ、権力を振りかざす者への反発、それとユーモア、といったところでしょうか。

皆さん大抵一度は見ている作品だと思いますが、もし見ていない方がありましたら、是非ご覧ください。これが宮崎駿です。



時は移ろい

2015-01-16 21:24:05 | 自分のこと


仕事で近くに行ったので、ちょっと寄ってみました。

写真右奥の部分に、昔はアパートがあり、僕はそこに幼稚園から中2の秋までの8年間住んでいました。当時既に築二十年くらい、狭くて小汚ないアパートでした。

アパートの前は何もない広場になっていて、子ども達の格好の遊び場でした。丁度写真中央、画面まん中のあたりです。鬼ごっこ、野球、ドッチボール、かくれんぼ、ラジコン、凧上げ、縄跳び、竹馬の練習をしたり、ただ単に自転車を乗り回したり…。夏休みのラジオ体操も、毎朝ここでやっていました。

当時、奥の山は画面の左半分が禿げ山で、岩肌が露出していて危険なため立入禁止になっていたのですが、たまに無性に登りたくなって実行し、怒られたものでした。

今でも、たまにこの頃のことを夢に見ます。

今はアパートは跡形もなく、広場はきれいに舗装され、全部で一つの駐車場になっています。禿げ山も、木が覆い尽くしてしまいました。

僕にとっての故郷は、中2から高3までの4年間を過ごした、今も親が住んでいる家ではなく、今はもう存在しない、この場所にあったアパートなのです。




天は二物を与えたのですね

2015-01-15 22:05:02 | 読書


「にんげん蚤の市」
高峰秀子 著

先日、ジョイフルで夜中に読んでいた本です。やっと読み終わりました。

「二十四の瞳」や「浮雲」など、たくさんの名作映画でヒロインを演じた往年の名女優は、また名エッセイストでもありました。

ファンレターに書かれたキャパの報道写真に関する話から、土門拳さんと木村伊兵衛さんという二人の偉大な写真家とのエピソードへと展開する「デコちゃんレター」、宅配便の配達員との交流を描いた「小さな棘」、司馬遼太郎さんの思い出を綴った「菜の花」など、いずれも名品揃いの十編。

心地よい時間を過ごせること、請け合いです。