2021年は、日本のロックの発掘物が多々あったようだけど、
レコードコレクター誌の恒例のリイシューベスト10で
スピードグルー&シンキのライブ音源の発掘を知った時は驚きました。
ライブ音源なんて存在しないと思っていただけに、これは聴かなければと。
それも40分弱のある程度まとまったもので。
50年前の音源、よくぞ残っていてくれました。
スピードグルー&シンキは、
陳信輝(ギター)exパワーハウス、フードブレイン
ルイズルイス加部(ベース)exゴールデンカップス、フードブレイン
ジョーイ・スミス(ドラム)
のスリーピースバンドです。70年代初めにアルバム2種を発売して解散。
ブルース色の強い所謂ニューロックに分類されますが、
日本のバンドとは思えないセンスの良さをしています。
アルバムのアートワークもあか抜けていました。
そんな感じでマニア受けはしたでしょうけど、
一般的には受け入れられなかったようで、
売れ行きは芳しくなかったようですね。
しかしながら、海外では一部マニアに評価が高かったようで、
正式なものかはわかりませんが、海外でもプレスされていたようです。
(昔からオリジナルアナログ盤はレアでしたが、今では状態のいい帯付きなら
6桁価格も珍しくないかと)
フラワートラヴェリンバンド、トゥーマッチと並んで
日本が世界に誇っていいバンドだと自分では思っています。
SPEED, GLUE & SHINKI/MAAHNGAMYAUH - YouTube
調べ物をしていたら、このアルバムについての
陳信輝さんのインタヴューを見つけました。
流石に年をとったなぁと。
残念ながら加部さんは亡くなられていますが、
陳さんは元気そうでなによりです。