ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

仕事

2020-09-28 06:09:53 | Office
物理学において仕事とは、物体に加える力と変位量の内積です。
エネルギーともいう。

人にとって仕事とは、世の中や自分を変えることとも定義できる。

別に会社に行って働いて金を稼ぐことだけが仕事ではない。

物事を変えることも仕事だし、より大変なのは、物事を維持し続けることも仕事にもなる。

変わり続ける物事を、一定に保ち続けるのは大変です。

天災も人災もある。

そう定義すれば、家事も家庭生活を維持するための大事な仕事だし、育児も子供を育てるという意味で仕事。

病気を治療する病院も仕事だけれど、病気を治す病人も、自分を維持して正常な状態に変えるので仕事。

芸術も人に影響を与えるから仕事。

生きている間、何らかの仕事をし続けるわけですよ。

金を稼ぐだけが仕事ではない。

旅行や遊びも、自分の認識を変える仕事とも言える。

坂本龍馬や幕末の志士など、死んでもなお影響を与えている人もいるわけですが。


自宅警備員やニートも、何らかの消費エネルギーを伴うので仕事をしている。

めちゃくちゃ大変な仕事でもある。

社会や自分に変化をもたらしていないために、仕事をしているという実感が得にくい。

周りもその状態を良しとしないため、変えようとするし。


程度の差で、生きている限りエネルギーの移動はある。

人が死ぬと、大抵のことが許されてしまうのは、エネルギーの移動がなくなるという意味で、存在するエネルギーがゼロになる喪失でもある。

死んでしまったら、社会的物理的に変化させられないということで、もう何を言っても変わらないし。


コロナ禍でいわゆる一般的な仕事を失ったり、仕事が激減すると、生きている意味を自らに問うことになる。

それは大変な思考エネルギーを消費する。

それもまた仕事である。


自分を否定する究極が自殺でもある。

死にたいほど自分の存在に耐えられない。

生きていることの苦痛を感じ続けるから。

それはそれで責められないこと。

罪悪感も存在する。

自分で自分を許せない。


思考能力も落ちているので、柔軟な発想はしづらい。

自殺概念のある人に多くの情報を与えるのは、逆に追い詰めることになる。

ゆっくり落ち着ける時間と場所が必要。


何にしてもエネルギーは必要なんです。